Googleガイドライン(ウェブマスター向けガイドライン)とは
投稿日:2017/04/21 (更新日:)
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)はGoogleがウェブマスター、サイト運営者に向けて公開し遵守することを推奨しているガイドラインになり、「Googleガイドライン」とも呼ばれています。
Googleに正しくサイトを評価してもらうには、何が適切でどのような行為が不適切なのかをよく理解しておく必要があります。
どのような内容なのか
ウェブマスター向けガイドラインは、大きく3つに分類できます。
- 一般的なガイドライン
- 品質に関するガイドライン
- コンテンツに関するガイドライン
この3つのガイドラインをよく読み理解し実践することが求められます。
一般的なガイドライン
一般的なガイドラインは、Googleにサイト認識やインデックスをしてもらう際にスムーズに行えるように遵守しておきたいガイドラインになります。
記述されている内容を説明します。
Google がページを検出できるよう手助けする
- サイトやページをリンクからアクセスできるか確認をしておく
- サイトマップを用意する
- 1ページ内のリンク数を妥当な数に抑える
- ウェブサーバーが「If-Modified-Since」HTTPヘッダーに適切に対応しているかの確認
- 「robots.txt 」ファイルを使用して、クロールの割り当てを管理する
Google がページを理解できるよう手助けする
- 情報が豊富で便利なサイトの作成とコンテンツの正確な記述
- 検索キーワードを効果的に含める
- タイトルタグとAlt属性を正確なものにする
- コンセプトに適したデザインとページ階層
訪問者がページを利用しやすいよう手助けする
- 重要なコンテンツやリンクの表示は画像ではなくテキストを用いる
- リンク切れがないか確認する
- 読み込みや表示速度の確認
- モバイルフレンドリーテストツールを使用しモバイル端末での動作をテストする
- 各種ブラウザで正しく表示されているかを確認する
- HTTPSを使用しサイトの接続を保護する
などの、ウェブサイトを運用しておくうえで準備しておきたいことが記載されています。
全文は「一般的なガイドライン」を参照ください。
品質に関するガイドライン
品質に関するガイドラインでは、サイト運用やSEO対策を行うべきでするべきではない偽装行為や不正行為について説明してくれています。
引用元:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
ここに記載されていない不正行為についても、Google で対応策を実施することがあります。
また、このページに記載されていない行為が許可されているとは限りません。
抜け道を探すことに時間をかけるより、ガイドラインを遵守することでユーザーの利便性が向上し、検索結果の上位に表示されるようになります。
品質に関するガイドラインの記述にもある通り、記載がない行為でもGoogleは対応することを明言しています。
禁則事項をすべて明言しているわけではありませんが、記載されている内容や記載がなくてもユーザーのためにならない行為はするべきではないでしょう。
基本方針
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。
ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。
その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。
同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
基本方針にサイト運用やSEO対策を行う上で重要な心構えと基本姿勢が記載されています。
ユーザーを第一に考え、不正な手段を用いないでサイトの価値を高めることが求められています。
具体的なガイドライン
下記が使用すべきではない行為として記載されている内容になります。
- コンテンツの自動生成
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- コンテンツの無断複製
- 十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- リッチ スニペット マークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
望ましい行動の習慣も記載されています。
- サイトがハッキングされていないかどうかを監視し、ハッキングされたコンテンツを見つけたときはすぐに削除する
- サイトにユーザー生成スパムが掲載されないようにし、見つけたら削除する
コンテンツに関するガイドライン
コンテンツの内容に関することよりは、設定やモバイルフレンドリー対応などの機能やデザインについてや内部構造に関する内容になっています。
引用元:コンテンツに関するガイドライン
- AJAX: サイトの拡張
- アクセシビリティに対応した AJAX サイトの設計
- AJAX: よくある質問
- 詳細な記事
- 「詳細な記事」機能に表示される記事
- 画像と動画
- Flash とその他のリッチメディア ファイル
- 画像
- 動画のベスト プラクティス
- 国際化
- 多地域、多言語のサイト
- 言語や地域の URL に hreflang を使用する
- サイトマップを使用して代替言語ページを指定する
- Googlebot による地域認識クロール
- モバイル
- フィーチャー フォンでのモバイル表示
- 検索されたモバイルページを軽量化して読み込みを高速化する
- モバイル フレンドリー ページを開発するためのリソース
- 不正なモバイル リダイレクトを検出して除去する
- コンテンツに関するその他の考察
- Google がサポートしているメタタグ
- シンプルな URL 構造を維持する
- 正規 URL を使用する
- 特定のリンクに対して rel="nofollow" を使用する
- コンテンツをページ指定する
- 子供向け取り扱いのタグのサイト
コンテンツを作成したら上記のガイドラインを参考にしたサイト設計や対応を心掛けましょう。
Googleガイドラインを理解しましょう
サイト運用に携わっている、または運用している方はGoogleガイドラインをよく読んでおきましょう。
疑問に思っていることの解答が、よく読むと書いている場合が多くあります。
また、品質に関するガイドラインに記載されている手法を無意識のうちに行わないようにどのような行為をGoogleが良くないと考えているのかをしっかりと把握しておきましょう。
サーチコンソールヘルプを活用しよう
Googleガイドラインはサーチコンソールのヘルプ内にあります。
サーチコンソールのヘルプには手動対策についてやGoogleペナルティに関する記述もあり、再審査リクエストの方法まで詳しく載っています。
正しい手順や考え方を理解し適切なサイト運用をしましょう。
また、問題が起きた際も慌てずにGoogleガイドラインを読み対処しましょう。