インターネット広告(ウェブ広告、ネット広告)とは
投稿日:2017/06/29 (更新日:)
インターネット広告(ウェブ広告、ネット広告)とは、インターネット上のウェブサイトやEメールなどを利用して行う広告の総称です。
また、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末に表示される広告も含まれる場合もあります。
インターネットを利用した広告には種類があり、表示形式や課金システム、配信方法や広告の種類により効果や特徴も異なります。
インターネット広告のメリット・デメリット
インターネットの利用者数は、増加傾向にあります。
スマートファンやタブレット端末の普及によりPC以外からも容易にアクセスできることが要因にあげられるでしょう。
従来の広告と比較して、一般的にインターネット広告にはどのようなメリットやデメリットがあるのか紹介していきます。
ネット広告の主なメリット
インターネット広告には、種類がありますので全ての種類で共通する効果やメリットがあると言い切ることは難しいですが、以下のようなメリットがあると言われています。
- ターゲットの設定が可能
- 従来の広告と比較して細かいターゲット設定が可能です。
- ユーザーがアクションを起こしやすい
- 広告を見てからのアクションの起こしやすさが従来の広告に比較してハードルが低くなっています。
- 費用対効果を把握しやすい
- 従来の広告と比較して、ユーザーの行動解析や成果に繋がった件数などを分析しやすい特徴があります。
- 広告の配信期間の設定が柔軟
- 広告配信期間を広告主の都合で設定できます。
また、広告内容の切り替えなども対応しやすくなっています。 - 広告掲載までの期間が短い
- 広告の掲載までが短期間で行えます。
従来の広告と比較して、このようなメリットが一般的にあると言われており広告を運用する際に理解しておくといいでしょう。
ネット広告の主なデメリット
インターネット広告にもデメリットが存在します。
デメリットを理解してネット広告を運用するか否かを検討することも必要です。
- 競合と比較されやすい
- 広告内容や紹介している商品やサービスを他社や競合と比較されやすくなります。
- 運用に知識が必要
- ネット広告は掲載して終わりというわけではなく運用が必要になります。
運用する際には、知識が必要になり手間もかかります。
インターネット広告は、運用前に目標や目的を明確に設定し運用中に効果測定や改善することが求められますので、しっかりとした知識や準備が必要になります。
インターネット広告の効果
インターネット広告の効果を理解しておきましょう。
広告を運用する際には、発生した効果を検証することが求められます。
- インプレッション効果
- 広告の露出回数から生じた効果です。
ユーザーが広告を目にすることで、認知度の向上や好感度の変容などのその後の行動に影響を及ばす効果になります。 - トラフィック効果
- ユーザーが広告をクリックしたことで生じた効果です。
ユーザーが広告を目にし実際にクリックし広告からサイトやランディングページに誘導する効果になります。 - レスポンス効果
- 広告を見たユーザーが実際にアクションを起こすことで生じる効果です。
目標や目的として設定した成果に達成したことの効果になります。
設定する目標や目的により効果測定や目指すべき効果は異なりますが、インターネット広告では主にこれらの効果をしっかりと把握し測定することが重要です。
インターネット広告の主な特徴と種類
インターネット広告には種類があり特徴も異なります。
代表的なインターネット広告の特徴と種類を紹介します。
ネット広告の主な特徴
ネット広告の特徴は、インターネットというメディアの特徴に大きく関連しています。
インターネットメディアの特徴として、
- 即応性
- 双方向性
- 効果の可視化
が、あげられます。
インターネットメディアの特徴は、インターネット広告にも当てはまります。
即応性は広告を見て直接的に行動できること、双方向性はサービス元とユーザー間でやり取りが可能なこと、効果の可視化は広告からの成果を測定できることなどが当てはまります。
ネット広告の主な種類
ひと口にインターネット広告と言っても、表示形式だけでも多くの種類があります。
- ディスプレイ広告
- ホームページ内に画像などを設置する広告です。
- リスティング広告
- 検索エンジンの検索結果に、検索キーワードと連動して設置される広告です。
- 記事広告
- サイトに記事形式で作成される広告になります。
- ネイティブ広告
- メディアやサイト内のコンテンツの中になじむように設置された広告です。
- 動画広告
- YouTubeなどの動画投稿サイトで動画の再生前や再生途中に流れる広告です。
- メールマガジン
- 会員向けにメールマガジンを広告として送付します。
- リターゲティング広告
- サイトに訪れたことのあるユーザーに対し、継続的に配信する広告です。
- ソーシャルメディア広告
- TwitterやFacebookで行う広告を指す場合が多いです。
他にも種類はありますが、上記が一般的なインターネット広告として広く知られ利用されています。
また、SEO対策もある種の広告やプロモーションということができるでしょう。
インターネット広告の料金システム
インターネット広告の料金について紹介します。
広告の種類により発生する料金の条件が異なります。
一般的に用いられている料金体系は以下になります。
- インプレッション保証型広告
- 広告が設定した数や一定数の表示数に達成することで発生する料金体系です。
広告が見られることに価値を置いたプロモーションに適しています。 - クリック保証型広告
- 一定のクリック数の達成に応じて発生する料金体系です。
クリック回数に応じて費用が発生するクリック課金型広告も広義的に含まれることがあります。 - 成果報酬型広告
- 商品やサービスの購入などの成果に応じて発生する料金体系です。
アフィリエイト広告とも呼ばれています。
インターネット広告を利用する際は、種類の検討と料金体系の検討をしっかりと行う必要があります。
行おうとしているプロモーションに適切な方法を選択することが重要です。
インターネット広告は拡大している
インターネットは生活に欠かせないメディアになり幅広い年齢層の方に多く利用されています。
企業などの広告費の割合もインターネット広告市場に予算を大きく割いている傾向にあります。
2016年に大手広告代理店である電通は、日本におけるインターネット広告の媒体費が1兆円を超えたと発表しています。
企業に限らずインターネットを利用しサイト運用を行っている方もネット広告を利用する場合がありますので、しっかりとインターネット広告を理解して活用できるようにしましょう。