【パスカル】コンテンツSEOで重要なシグナルの比較分析ツール
投稿日:2017/10/12 (更新日:)
コンテンツSEO、コンテンツマーケティングを行う際に欠かせない分析や調査を行えるツール「パスカル」をご紹介します。
パスカルは株式会社オロパスが開発・販売しているWebマーケティングツールです。
内部対策やコンテンツの改善・修正・問題点を発見するのに適したコンテンツ分析ツールといえるツールです。
パスカルをコンテンツSEO・競合調査に活用
コンテンツSEOやコンテンツマーケティングを行う際に、自身のサイトのコンテンツの質を高めるなどの施策を考えますが、コンテンツの質を客観的に判断する指標が必要になります。
パスカルは検索上位に表示されているサイトのページ情報を取得し自身のサイトのページと比較することで質を客観的に確認することができます。
競合調査も同様で、ライバルサイトや競合のページを分析することで自身のサイトやページとの客観的な差を把握することができます。
客観的なコンテンツのデータが見られる
パスカルでは指定したキーワードに対してGoogleの検索上位に表示されている、
- 1~5位
- 1~10位
- 1~20位
- 1~30位
- 1~50位
の範囲でランキングされているページのデータから比較します。
分析の順位範囲はパスカルのプランにより異なります。
実際にランキングされているページということは言い換えれば、Googleに評価されているページということができます。
主観を排除して実際に上位表示されているページのデータと比較や分析することは、コンテンツを改善していくことでとても重要な要素です。
実際にランキングされているページを見るだけではわからないデータや印象に左右されないスコアから比較できるので改善するポイントが明確に浮き彫りになります。
文章の面白さなどでの比較ではない
コンテンツや記事の内容の濃さや面白さは、重要な要素ですしユーザーはこの部分が優れていなければ訪れたり読んだりはしてくれないでしょう。
パスカルでは、記事の内容の良し悪しを判断しているわけではありません。
コンテンツに含まれているGoogleの評価要素を上位表示されているコンテンツたちの傾向から導き出し、修正点や評価されるために行わなければならないコンテンツに足りない要素を探し出すために向いたツールです。
この要素を踏まえた上で、内容を他のページより上回れるように工夫したり、ユーザーの欲求や興味関心を持てる内容の記事やコンテンツを作成していくことで上位表示が実現できるでしょう
Pascal・パスカルの機能とは
パスカルの機能は、大きく4つに分けることができます。
- ランキング
- サイト名、キーワード、URLを登録し順位を取得します。
- 競合分析
- キーワードを入力し上位30位までのサイトやページの分析が行えます。
- SEO作業
- キーワードとURLを入力しコンテンツの分析を行い改善点などの把握ができます。
- キーワード選定
- アクセス解析データなどを基にキーワード選定が行えます。
どの項目も自力で調査・分析を行うと時間がかかる作業になりますが、パスカルを利用するとサイトの分析などを1分程度で 簡単に行うことが可能になります。
パスカルの公式ページからお申し込みができます。
パスカルの料金プラン
パスカルには、料金プランがありプランによって機能などに差があります。
プランは3つあり、
- ライト
- 簡易的な機能のみを実装したエントリーモデル
- プロ
- すべての機能が入った最適のモデル
- アナリスト
- 競合サイトの分析対象が上位50件まで行える上級モデル
が用意されています。
ライト:月額3.5万円 | プロ:月額5万円 | アナリスト:月額7万円 |
---|---|---|
分析対象検索上位10件 | 分析対象検索上位30件 | 分析対象検索上位50件 |
分析ドメイン無制限 | 分析ドメイン無制限 | 分析ドメイン無制限 |
分析対象2要素 | 分析対象5要素 | 分析対象5要素 |
連携機能なし | アナリティクス連携 | アナリティクス連携 |
連携機能なし | サーチコンソール連携 | サーチコンソール連携 |
レポート機能なし | レポート機能あり | レポート機能あり |
登録キーワード数100 | 登録キーワード数200 | 登録キーワード数450 |
アカウント数:1 | アカウント数:2 | アカウント数:3 |
サポート:メール | サポート:電話とメール | サポート:電話とメール |
当然、プランにより価格は異なります(価格は税別になります)し、分析可能なサイト数の上限が異なります。
分析対象要素は、
- ライト
- コンテンツ、タグの2要素
- プロ・アナリスト
- コンテンツ、タグ、インデックス、ソーシャル、ドメインの5要素
になります。
ライトプランには、連携機能とレポート機能が付随していません。
登録キーワード数はランキング取得が可能なキーワード数の登録の上限になります。
詳しいことは、申し込み前に問い合わせをすることをオススメします。
契約までの流れは、
- 申し込み
- アカウント発行
- 利用開始
と、なっています。
パスカルには無料体験版がある
パスカルには無料体験版が用意されているので先に試してみるといいかもしれません。
無料体験版の仕様はプロプランと同等になっています。
ランキング機能・順位取得とページ監視
パスカルにキーワードとキーワードに対応するドメインやURLを登録することで、順位の確認とページの状態の監視が行えます。
ランキング機能は、GoogleとYahooの順位を取得でき、順位変動も確認できます。
ページ監視機能は、ページ更新による内部構造の問題やリンクに関する問題を見つけることができます。
- リダイレクト
- 301、302リダイレクトのチェック
- 404エラー
- 404エラーのチェック
- 500エラー
- 500番台のエラーチェック
- タイトル
- 登録URLのタイトルのキーワードのチェック
上記項目を自動監視してくれます。
競合分析・競合サイトをリアルタイムに分析
プランにより異なりますが、検索上位の1~50位までにランキングされているサイトやページのSEO要素と検索順位の相関性を求めてコンテンツの分析が行えます。
キーワードを入力し自身のサイトやページのURLを入力することで、キーワードに対する検索結果のサイトやページと比較分析を行うこともできます。
自身のコンテンツとどのような差があるのか、または自身のコンテンツがどのような要素を満たしているかを確認することができます。
SEO作業・改善箇所が発見できる
キーワードに対応する検索上位に持って行きたい自身のサイトやページのURLを入力することで、SEOに有効な改善箇所を示してくれます。
入力したキーワードで上位表示されているサイトやページのデータをリアルタイムで取得し統計分析を行っています。
SEO分析項目は、HTML記述やタグの分析の他にも、
- コンテンツ傾向
- サイト外へのリンクトピック
- サイト外リンクの設置個所
- 内部リンク
- コピーコンテンツ分析
などの内部要素を網羅した分析が行えます。
キーワード選定・自動で選定ができる
Googleアナリティクス、サーチコンソールと連携してSEOに最適なキーワードを自動で表示してくれます。
連携したツールの情報から流入キーワードや集客効果が高いキーワードを自動選定することができます
パスカルを利用することで、知識や時間がかかるキーワード選定の作業の簡略化ができるでしょう。
パスカルで共起語の分析
パスカルを利用すれば、コンテンツ作成の際にも競合調査をする際にも参考になるキーワードの分析や使い方の傾向や関連語、共起語を調べることができます。
指定したキーワードに対して、上位を獲得しているコンテンツ・ページが共通して使用しているキーワードを見つけることができます。
自身のコンテンツ・ページを作成する際の参考にも利用できますし、自身のコンテンツ・ページで使用していない場合は、改善点の候補として考えることができます。
共起語も分析することができます。
共起語とは、キーワードに対し関連が深いまたは、想起される言葉のことです。
関連キーワードやサジェストとも共通する要素ということができます。
共起語が含まれている割合や使用されているキーワードを分析することで、評価されているページ内の傾向やユーザーが求めている情報がなんであるのかということを判断できます。
ユーザーが求めているトピックを探れる
ユーザーが求めている情報をキーワードベースで洗い出し、コンテンツに含めるべきトピックを導き出します。
また自身のコンテンツ内に、ユーザーが求めている傾向が強い情報がどの程度入っているかなどの割合や使用頻度も測定できます。
パスカルはSEO・コンテンツ改善に効果的
パスカルは客観的なデータをリアルタイムで取得し比較できるので、感覚に頼らない対策が行えます。
競合調査にも効果的です。
キーワードに対する競合のURLを入力することで細かい分析が行えます。
どの点が優れているのかを把握するには最適なツールでしょう。
実際、Googleの評価はコンテンツの質を重視している傾向はサイト運用を通して実感しております。
コンテンツの分析や、作成、調査等の手間を劇的に改善できるパスカルはオススメのツールです。
パスカルはこれからのサイトや中位にいるサイトに効果的
パスカルの利用は、これからサイトやコンテンツを作っていく場合や、ある程度サイト運用をしていて20~30位などの中位に留まっている場合、効果的に利用できるでしょう。
実際に、上位を獲得しているページも現状の把握や問題点の発見等に利用できます。
ですが、利用した上で感じたことは、改善や分析に強いツールだと感じましたので、コンテンツSEOがうまく行っていない方やこれからコンテンツを作成しようと考えている方に最適なツールといえます。
また、新規サイトを作成する際にも事前調査としてキーワード選定や競合調査を行うことで有効なサイト運用やSEO対策を行えるでしょう!