エックスサーバーのメールがGmailの迷惑メールに振り分けられるときの対処法
投稿日:2022/05/19 (更新日:)
- エックスサーバーの独自ドメインメールアドレスがGmailの迷惑メールになる原因
- エックスサーバーの独自ドメインメールアドレスがGmailの迷惑メールに振り分けられるときの対処法
- 独自ドメインのメールアドレスをGmailに認証をしてもらい配信サービスの幅を広げよう
「エックスサーバーのメールがGmailの迷惑メールに振り分けられる」
以上のような問題を抱えている人も多くいるでしょう。
有益な情報を送信しても、受信先(Gmail)で迷惑メールに振り分けられてメールを見てもらえないのは、とても残念なことです。
今回は、ご自身が送信するエックスサーバーのメールが、受信先(Gmail)で迷惑メールに振り分けられないようにする方法を紹介します。
エックスサーバーの独自ドメインメールアドレスがGmailの迷惑メールになる原因を解消して、DM送信など配信サービスを拡充させましょう。
エックスサーバーの独自ドメインメールアドレスがGmailの迷惑メールになる原因
エックスサーバーの独自ドメインメールアドレスがGmailの迷惑メールになる原因は以下のようなものがあります。
- Gmailでなりすましメールだと認識されている
- Gmailに認証されていない
Gmailでは主に「なりすまし」と「フィッシング」に関する内容が迷惑メールに振り分けられるようになっています。
特定のドメインが「なりすまし」や「フィッシング」などとして処理をされると、そのドメインから送信されるメールは迷惑メールであると認識されてしまうのです。
Gmailでは、「なりすまし」や「フィッシング」の疑いがあるメールには警告が表示されるので、受信者にとっては安心できるセキュリティ体制といえます。
しかし、有益な情報を正しく配信している人にとっては、上記のように迷惑メールに振り分けられてしまうのは大問題です。
ご自身の有益な情報を受信先に届けたい人は、次章の対処法を実践しましょう。
エックスサーバーの独自ドメインメールアドレスがGmailの迷惑メールに振り分けられるときの対処法
エックスサーバーの独自ドメインメールアドレスがGmailの迷惑メールに振り分けられるときの対処法は以下の通りです。
- SPFレコードを設定する
- テストメールで対処できたかの確認をおこなう
それぞれくわしく見ていきましょう。
SPFレコードを設定する
SPFレコードを設定してGmailに認証してもらう方法について解説していきます。
ちなみに、SPFとは「Sender Policy Framework(センダー・ポリシー・フレームワーク)」の頭文字を略したもので、送信者のメールアドレスが他のドメイン名としてなりすましされているか確認をする技術です。
SPFレコードを設定する手順
- エックスサーバーの「サーバーパネル」にログイン
- 「DNSレコード設定」へ進み、独自ドメインを選択
- 「DNSレコード追加」のタブを選択し、DNSレコードを編集
1.エックスサーバーの「サーバーパネル」にログイン
エックスサーバーの「サーバーパネル」は、Xserverアカウントのトップページにある「サーバー管理」からログインできます。(「サーバーパネル」という文言が表示されていないので注意が必要です。)
また、Xserverアカウントのログイン画面の下部にある「各種ログインはこちら」より「サーバーパネル」を選択することでも、サーバーパネルへログインできます。
2.「DNSレコード設定」へ進み、独自ドメインを選択
サーバーパネルのドメイン項目の「DNSレコード設定」に進みます。
すると、登録されている独自ドメインが一覧で表示されるはずです。
Gmailで迷惑メールに振り分けられる独自ドメインの「選択する」というリンクをクリックしましょう。
3.「DNSレコード追加」のタブを選択し、DNSレコードを編集
該当の独自ドメインを選択すると、「使用前のご注意」「DNSレコード一覧」「DNSレコード追加」という3つのタブが表示されます。
「DNSレコード追加」のタブを開くと、ホスト名・種別・内容・優先度を入力できるようになっているはずです。
ホスト名・種別・内容・優先度を入力して「確認画面へ進む」へ進み、入力内容に誤りや訂正がないか確認後「追加する」をクリックするとSPFレコードの設定が完了します。
ホスト名・種別・内容・優先度の入力する内容を以下にまとめていますので、参考にしてみてください。
ホスト名 | 空欄でも良い |
---|---|
種別 | TXT(デフォルトはAの状態) |
内容 | v=spf1 +ip4:000.000.000.000 +a:svXXXX.xserver.jp +mx ~all |
優先度 | 0 |
※「000.000.000.000」はご自身のIPアドレスを入力
※「svXXXX.xserver.jp」はご自身のホスト名を入力
参考:Gmail ユーザーへのメールがブロックまたは迷惑メール扱いされないようにする
参考:DNSレコードの編集
テストメールで対処できたかの確認をおこなう
SPFレコードを設定した後は、テストメールで対処できたかの確認をおこなうことをおすすめします。
テストメールの手順
- エックスサーバーメールからGmaiへ送信
- Gmailの受信ボックスを開く
- 受信した件名をクリック→※その他をクリック
- 「メッセージのソースを表示」をクリック
- 受信したメッセージのヘッダ情報とSPFのチェック結果を確認
- 「PASS」の場合、SPFレコードの設定が有効
※場所がわかりづらいので注意。ナビゲーションにカーソルを当てると「その他」と表示されるはずです。
エックスサーバーのSPFレコード設定をしても、まだGmailで迷惑メールに振り分けられるという人もいるようですので、上記の手順で確認しましょう。
独自ドメインのメールアドレスをGmailに認証をしてもらい配信サービスの幅を広げよう
今回は、ご自身が送信するエックスサーバーのメールが、受信先(Gmail)で迷惑メールに振り分けられないようにする方法を紹介しました。
エックスサーバーの設定を苦手にしている人は多いです。
本記事を見ながら設定をすれば、確実にSPFレコードの設定と認証確認ができます。
ぜひ、参考にしてみてください。