検索クエリでSEO対策!検索クエリの種類や確認方法を解説!
投稿日:2022/12/20 (更新日:)
- 検索クエリとは?
- 検索クエリの種類はどれだけある?
- 検索クエリを用いる場面は?
- 検索クエリの活用方法
- 検索クエリの調べ方
- Google検索クエリの表示規制の動向
- 検索クエリを理解して上手く活用することで新たなビジネスチャンスを生み出す!
サイト運営をするにあたり、SEO対策をするのですが、この対策に必要なのが検索クエリを意識してマーケティングを行うことが必要になります。
しかし、検索クエリを理解している人が少なく、キーワードなどの類似している言葉などがあり混同する人も多いです。
検索クエリはSEO対策との関係が深いので、正しくちゃんと理解しておきたいサイト運営者や経営者は多いはずです。
そこで今回は、検索クエリの種類から確認方法までを踏まえて解説していきます。
検索クエリとは?
検索クエリとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索窓に、ユーザーが調べものなので入力したフレーズのことを指します。
例えば、ユーザーが『SEOの仕組みについて知りたい』と思ったときにGoogleなどで『SEO しくみ』などで検索すれば、これが検索クエリになります。
ちなみに、検索クエリのクエリは『質問・疑問』などの意味を持ち、ユーザーが検索窓に入力することはいわゆる質問・疑問なんです。検索クエリにはユーザーの検索する目的が反映されやすいので、ユーザーについて深く理解することができます。
ユーザーが検索エンジンにどんな情報を求めているのかを掴む・理解することができれば、良質な記事のコンテンツの作成ができるようになるので検索クエリはSEO対策するうえでも重要になってきます。
キーワードとの違い
検索クエリとキーワードはよく混同しがちですが、実は意味合いが少し違います。
検索クエリは、検索するユーザーが使う単語やフレーズになります。
一方で、キーワードは、サイトや広告運用者などが広告を貼る時などに使う単語やフレーズになります。
扱う人によって、言葉の定義が変わってくるということです。
キーワードを扱う、マーケティング担当者などは、検索ユーザーの単語などから検索クエリを分析して、そこからキーワードを選定していきます。 しかし、検索クエリは誤字脱字や表記揺れなども含まれてしまうので、表現などの幅も広くなることもあります。
検索クエリの種類はどれだけある?
検索クエリには大きく以下の4つの種類に分類されます。
- Knowクエリ
- Doクエリ
- Goクエリ
- Buyクエリ
ひと昔前までは、検索クエリの種類は、『トランザクショナルクエリ』『ナビゲーショナルクエリ』『インフォメーショナルクエリ』『ビジットインパーソンクエリ』4の種類に分類されています。
しかし、現在においては、『Doクエリ』『Knowクエリ』『Goクエリ』『Buyクエリ』が主流になっています。
次の項目で詳しく解説していきます。
1.Knowクエリ
Knowクエリは、『○○を知りたい』こういった検索意図が反映された情報取得性のキーワードになっております。
このキーワードを上手く活用することで、ユーザーの知りたい情報や、その意味や定義、しくみなどを明確に説明することにより悩みの解決や知識を深めることが重要です。
【Knouwクエリの例】
- ○○とは
- ○○方法
- ○○できない
- ○○大きさ
このKnowクエリ関連の検索キーワードの場合は、ユーザーはその検索キーワードに対する答えを探しています。
そのため検索キーワードに対する答えが含まれた記事であるのかといったことや間違った情報ではなく、正しい情報を丁寧に説明できているのか。ということを意識することが大切になってきます。
またKnowクエリ関連の検索キーワードは資料請求や商品購入などをコンバージョンに設定している企業には、遠いキーワードになってしまいますが、キーワードの数が多いので検索エンジンからの接触を増やすことでブランディングに役立つというメリットもあります。
2.Doクエリ
Doクエリは、『〇〇をしたい・やってみたい』という検索意図などが含まれる行動系のキーワードになっております。
何かをやりたいときや行動するときなどに、検索されるキーワードなので、ユーザーのやりたいことの方法や解決策などを提示する必要があります。
【Doクエリの例】
- 〇〇作り方
- 〇〇ダウンロード
- 〇〇登録
このようなDoクエリの検索インテントを持って検索するユーザーは、その後、なにかしらの行動を起こすことを前提としているので、企業側は高いコンバージョンを期待できます。 しかし、その分、広告を出している競合も多いので、SEOで上位に表示するのが難しいキーワードでもあります。
3.Goクエリ
Goクエリは、ユーザーがある特定のサイトや場所などに『~行きたい』という意図があるとされる検索キーワードのことを指します。『インスタグラム ログイン』のように特定のサイト名が入った検索キーワードがこれに該当します。
【Goクエリの例】
- Twitter ログイン
- YouTube
行きたい場所の検索クエリであれば、ユーザーが確実に目的地にたどり着けるようなコンテンツが求められます。特定のサイトであればTOPページが表示されるように対策します。
さらに、行きたい場所の検索クエリでは、Googleのローカル検索に対応するローカルSEOやGoogleマイビジネスについても理解しておくようにしましょう。
4.Buyクエリ
Buyクエリは、『○○を買いたい』という検索意図が含まれる購買系キーワードになります。
何かを買いたいという意図がかなり明確なので、クエリの○○に入る部分は、商品の名前やECサイトなどが入るのが多いです。
また、BuyクエリはDoクエリの中にも含まれますが、『モノを買いたい』という特定に絞ったクエリになります。
Buyクエリは、商品・サービスの購入を検討したくて検索するので、収益性を求めるページで対策することをおすすめします。
【Buyクエリの例】
- ○○おすすめ
- ○○通販
- ○○購入
- ○○比較
検索クエリを用いる場面は?
検索クエリが用いられるケースは以下の2つになります。
- リスティング広告で流入状況分析
- 自然検索において流入状況を分析
この2つをしっかりと理解して分析することでユーザーの流入を上げることができます! 次の項目で詳しく解説していきます。
リスティング広告で流入状況分析
リスティング広告において、検索クエリのチェックを定期的に行うことは必須です。
検索クエリを知ることによって、自分の会社がターゲットにしているユーザーに対して、広告がちゃんと届いてるかリサーチすることができるようになります。
また、これまで気づかなかった層からのアプローチや新しいキーワードの発見などもできるようになります。 ユーザーは、問題解決をするために検索エンジンを活用して調べたりします。
例えば、ECサイトなどで『美容院 コスパ』というキーワードが検索されていれば、ユーザーはあまりお金をかけずに美容院に行きたいと捉えることができます。
検索クエリからユーザーの悩みや問題解決を把握することができると同時に、『こういう商品が欲しい』というニーズをリサーチすることが可能になります。
考慮するべきこととして、ユーザーは毎回、悩み解決や問題解決のためだけに検索しているわけではないので、ある程度キーワードを絞って、除外することも重要です。
自然検索において流入状況を分析
自然検索とは、広告の表示などを含まない一般的な検索のことを言います。
先ほど説明したリスティング広告は、クリック課金であるのに対して、自然検索で表示されるものはたとえクリックされたとしても料金かからないのが特徴です。
また、ユーザーがWebサイトに訪れたときにデータが生成されるので、自然検索からの流入状況を分析することでSEO対策につながる戦略を立てることができます。Googleアナリティクスやアクセス解析ツールを使う事で、確認することができるので取り入れるようにしてください。
検索クエリの活用方法
検索クエリには、以下のような活用ほうほうが存在します。
- 新しいキーワードを探す
- 除外キーワードの設定をする
- 広告の文章を改善する
- コンバージョンに繋がったキーワードの追加
- ユーザーニーズの追加
検索クエリはSEOの他にリスティング広告の運用にも役にたつのと、リスティング広告においても検索クエリを確認することはとても重要なことでもあります。
なぜなら、検索クエリと登録したキーワードが一致しないとターゲットになるユーザーに対して最適な広告配信ができないからです。効果的な広告配信を常に行うためにもこれから実践すべき活用方法を紹介していきます。
新しいキーワードを探す
検索クエリを確認することで、新たなキーワードを発見することができます。ここでのポイントとして、コンバージョンに繋がった検索クエリを確認することが重要です。ですので、キーワードに追加していないものがあれば随時追加するようにしましょう。
また、検索クエリの中には想定外の検索クエリがコンバージョンになることも多々あり、このような予想外のコンバージョンに導く検索クエリは広告配信においてコンバージョン率を高くすることが可能になります。
除外キーワードの設定をする
除外キーワードとは、ターゲットとなるユーザーとは関係のないキーワードを排除することを言います。意図しないキーワードでの無駄な広告表示とクリックを防止することが可能です。
また、広告配信はコストがとてもかかってしまうため、成果につながらないキーワードには無駄な投資となってしまいます。
たとえば、キッチン用品を販売する通販や店舗であれば、『○○キッチン用品 おすすめ』は適切なキーワードといえるのですが、『洗剤 買い方』というキーワードは少し、ターゲットユーザーの検索意図とズレがありますよね。
このように無意味なキーワードは、無駄なコストを払うことになってしまうので、ちゃんと投資効果のあるキーワードを厳選して対策することが大事です。
広告の文章を改善する
検索クエリを確認すると広告文やランディングページの改善に役立ちます。広告文での訴求内容と検索クエリのズレがないように確認することはとても重要です。
ここでのポイントとして、表示回数やクリック数、コンバージョン数が高い検索クエリを見つけたら、広告文に取り入れるようにしてください。検索のトレンドは日々移り変わるほど、変化の流れが速いので、最低でも月に1回は、検索クエリを確認して改善することをおすすめします。
ユーザーの検索意図をくみ取った広告文は、訴求力がとても高いので、ユーザーに響いたり・届いたりする情報を伝えることができるようになるでしょう。
コンバージョンに繋がったキーワードの追加
キーワードにもよるところがありますが、検索クエリは新しいキーワードの出現がよくあります。また、予想外の検索クエリからコンバージョンに繋がることも多々あるので、新しいキーワードや成果が上がっているものは、その都度追加するといった地道な作業をすることが必要になってきます。
ユーザーニーズの把握
ユーザーニーズの把握はとても大事になってきます。
例えば、検索クエリで『沖縄 ジム』という検索ワードの場合、リスティング広告であれば、『沖縄ジム』や『沖縄ジム おすすめ』などと検索キーワードへの追加をすることができます。
また、SEOの対策であれば、以下のようなコンテンツ作成もできます。
- 【2022年最新】沖縄で人気のジム3選
- 【厳選】おすすめのパーソナルジム3選
こういったコンテンツ作成をすることで、よりニーズを把握した記事の制作に繋がります。さらに意図したキーワードが全く成果につながっていない場合、コンテンツの内容とキーワードの関連がないものになっているという仮説を立てることもできて、考察にも繋がります。
その場合は、もう一度ターゲット層に向けた、コンテンツになっているのかを見直すことが必要になってきます。
検索クエリの調べ方
検索クエリを調べるときに利用するツールについて紹介していきます。
<利用するツールは大きく分けて3つあり、この3つを理解しておくことでより効率よく調べることが可能です。- リスティング広告(Google)
- リスティング広告(Yahoo!)
- SEO対策の場合
1.リスティング広告(Google)
ここではまず3つの方法があり、1つ目はGoogle広告の管理画面になります。Google広告の管理画面から『キーワード』→『検索語句』として表示されている箇所をクリックして確認することができます。
ですので、あらかじめGoogle広告に登録しておきましょう。
2つ目は、Googleキーワードプランナーです。
キーワードと関連性の高い、キーワードのリストを作成したり、出した広告のキーワードのボリュームなどを把握することができるようになります。SEO対策を行ううえでこの『キーワードプランナー』はとても重要になってきます。
キーワードプランナーログインしたら、『キーワード検索』などをクリックすることで、作業ができるようになります。
3つ目にGoogleアナリティクスです。
アクセス解析を行うのに便利なツールで、サーチコンソールと連携して行うことで、幅広い広告や自然検索の両方の確認が可能になります。
ログインしたら、左のメニューから、集客→サーチコンソール→検索クエリの順番にクリックしていきます。
クリックしたら、『検索クエリ一覧』『クリック数』『クリック率』『平均掲載順位』『検索クエリの総数』の確認ができるようになります。
リスティング広告(Yahoo!)
Yahoo!の管理画面から、広告でのクリックされた検索クエリを把握することができます。
やり方の手順として、『キーワード』→『検索クエリ』の順番でクリックしていくと確認が可能です。
Yahoo!広告は、ここ数年であまり使われる機会が少なくなっており、現代ではGoogle広告を使うことが主流になっております。40代~50代をターゲットにする場合はYahoo!広告がおすすめです。
SEO対策の場合
SEO対策の場合は、主に2つツールがあるので、そちらを使って調べると効率がいいです。
1つ目は、Googleサーチコンソールです。
ウエブサイトの状態を分析することによって、表示結果や問題点などが把握することができるツールになります。自社のウエブサイトのパフォーマンス維持や向上には欠かせないツールの一つです。
表示回数、クリック数、掲載順位まで幅広く確認することができるので、ぜひ理解しておくべきツールです。
2つ目は、Googleアナリティクスです。リスティング広告の場合と同じで、管理画面から進むことにより、クリック数や自身のサイトの検索順位などをグラフや表などで確認することができます。
Google検索クエリの表示規制の動向
検索クエリに関わらず、Googleは頻繁にアップデートがされてアルゴリズムの変化があります。そのため常に最新の情報を取り入れて、ときには記事の追加や修正などをする必要があります。
規制による変化
2020年の9月からのアップデートによって『検索クエリは、より多くのユーザーがインターネット上で検索した語句のみ』という発表がありました。
ユーザーを守るためや保護の観点から行われたと考えられますが、その結果、これまでと同じように、検索クエリを使用した選定や絞り込みが難しくなってしまいました。
これまでは、検索クエリから把握できていたものを、日々の分析から除外キーワードの登録でアカウントなどを改善していましたが、今回のアップデートにより、不必要なキーワードが把握が難しくなり、余分な語句にお金を払うという状況になることが考えられます。
これらを踏まえて、よりユーザーが知りたいであろう情報を収集して、記事の執筆などをするスキルが求められるようになってきます。
検索クエリを理解して上手く活用することで新たなビジネスチャンスを生み出す!
検索クエリは、SEOや広告配信のときにとても重要で役に立ちます。
ユーザーの検索意図やニーズを把握することができるため分析は必須といえます。
また企業にとっても検索クエリを理解して活用することは、サイト改善だけでなく新たなビジネスチャンスを生み出すきっかけにも繋がることでしょう。
購買意欲の高いユーザーに対しては、積極的に自社の商品などをアピールして訴求していくことで、より売り上げを高く伸ばすことができるはずです。
ぜひこの記事を参考にしてみて今日から取り組んでみてください。
その他のSEO対策を知りたい・学びたい方はこちらもチェック!
SEOや検索クエリ、リライト、デジタルマーケティングと言っても分野が幅広くて独学で学ぶのはどうしても難しいことがあります。
本を読んだりしても書いてあることが難しくて理解できないまま行動に移してしまい、結果的にまったくコンバージョンできないということになりかねません。
そこでおすすめしたいのが、弊社のサイト『アクセス中古ドメイン』で、SEO対策・アフィリエイトなどに役立つ情報を数多く提供したり、SEO対策に最適な中古ドメインの選び方・販売などを行っております。独学で学ぶには限界を感じている人は、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
きっと皆さんのお役に立てること間違いなしですよ。