【被リンクだけじゃない】中古ドメインの発リンクにも要注意!
投稿日:2017/02/13 (更新日:)
中古ドメイン・オールドドメインの選定を行う際、販売専門サイトで買うにしろ、海外マーケットで買うにしろ、「被リンク」の査定・評価に比重を置くべきだとコラム内でも重ねて書いてきました。
中古ドメインを査定する際、もっとも重要なことはやはり被リンクであることは変わりないですが、かなり中古ドメインに慣れている方でも見落としそうな評価ポイントのひとつに「発リンク」があります。
発リンクに注意ってどういう意味?
中古ドメインを購入後に被リンク目的のサテライトサイト等を作った時にリンクを送るときに支援どころか攻撃に近いマイナスの施策を働いている可能性があります。
購入した中古ドメインのサテライトサイトから通常1本程度のリンクを送ることになると思われますが、それが最悪の場合、数千本のリンクを送った状態に近くなることがあります。
ちょっとわかりにくいですね。
実際にあった発リンクの例
中古ドメインで作ったサテライトから数千ものリンクを送る羽目になるのは、こういう場合です。
中古ドメインになる前の過去サイトが
- http://www.●●●.com/?=パラメータ01
- http://www.●●●.com/?=パラメータ02
- http://www.●●●.com/?=パラメータ03
- …などと存在するGETパラメータ
のようにパラメータで多くのリンクを生成していた場合、あなたが知らずにサテライトサイトを作ってhttp://www.●●●.comからリンクを1本送ったら場合によっては元のパラメータの数だけリンクを送っていることになります。
良いことではない
サテライトの中古ドメインのパラメータ付きURLにGoogleインデックスが入っていない場合でもGoogleのクローラは発リンクを辿って巡回してきます。
そしてクローラ(クローラー)が行きつく先があなたの大事なメインサイトだとしたら、少なくともプラスの効果は期待できませんよね。
とはいっても、私の個人的な予想ではそのような発リンクが働いたとしても、おそらく検索エンジンからは「1本のリンク」と認識されるとは思いますが、気になる事例もありましたので紹介します。
発リンクに問題があるリンクを止めたら検索順位が回復
私が担当するサイトの順位に伸び悩んでいたときに、いろいろな施策でも解決できず、やはりサテライトからのリンクの質を疑いました。
Majesticという被リンク調査ツールでメインサイトの被リンクをチェックしていたところ、1本しか発リンクをした記憶がないのに約2600本ほどの被リンクが存在すると認識されていました。
これは中古ドメインで構築したサテライトサイトで、やはりGETパラメータのせいでした。
害があるかは不明だが
しかしながら、この時点でもGETパラメータからの数千本のリンクは正直、無害か僅かな害だと考えていました。
なにしろ存在しないページからのリンクになるのでGoogle検索エンジンも、評価しないだろうと考えていたのです。
リスクの芽は摘んでおくべき
ですが、自動生成のコピーコンテンツからの大量のスパムリンクと見ることもでき、気持ちの悪いリンクであることに変わりはないので、リンク削除をしたところ、長らく何をやっても戻らなかった順位が問題のリンクを貼る前の順位に戻ったのです。
これが100%被リンクのせいだったか断言することは今はまだできませんが、わかり次第、コラム記事にして報告しようと思います。
対処方法
このようなリンク生成スパムを発見したら、そのサテライトサイトからのリンクを削除することが現状ではベストだと思いますが、せっかく作ったサテライトの労力を無駄にできない場合はGETパラメータ付きのURLは404等にする、もしくは被リンクをもらったサイトでリンクを否認する作業が必要になります。
不自然な自動生成ページだらけの中古ドメインは買わないこと
「不自然な発リンク」という手動ペナルティがあるようにGoogleは被リンクだけでなく発リンクも評価しています。
中古ドメイン購入の際にはドメインパワーを測るべく被リンク調査は当然することになりますが、同時に、過去サイトがどのようなサイトだったのかウェイバックマシン等で目視でチェックしましょう。
この目視チェックのスキル、かけた時間によって大幅に不自然な発リンクの中古ドメインは回避できると考えられます。
チェックするポイント
- 意味不明な理解できないサイトだったら買わない
- リンク集は買わない
- 似たページが大量に存在してたら買わない
簡単に言えばこれらの点をチェックするだけでもスパムのようなサイトのドメインは買わずに済む場合があります。
選定に時間を割けない方は
もっと細かく言えば見るべき点はまだまだありますが、多くのSEO事業者、アフィリエイターさんは、そんなに時間をかけられるとは考えにくいです。
ですから、信頼できる中古ドメイン販売サイトで購入することを推奨します。
たくさんのドメインを必要としている方は、中古ドメインの購入や選定に失敗しないためにアクセス中古ドメインをご利用いただければと思います。