中古ドメインを個人で探す時に気を付けておきたい12個のポイント
投稿日:2017/02/27 (更新日:)
- 1.過去のサイトが半端な自演リンク対策されていなかったか
- 2.中古ドメインのバックリンク数に惑わされないように
- 3.中国語・ロシア語・アラビア語でサイト運用されていなかったか
- 4.サテライトサイトとして運用されていなかったか
- 5.日本語で運用されていたサイトではなかったか
- 6.特定のジャンルのサイトで運用されていなかったか
- 7.偽ブランドのサイトで運用されていなかったか
- 8.パーキングだった期間が長すぎていなかったか
- 9.ドメイン名の文字数が多かったり単語ではない文字列で構成されていないか
- 10.特定のドメイン名が含まれていないか
- 11.中古ドメインに対するツールのスコアを鵜呑みにしないこと
- 12.中古ドメインに価値があるように見せている可能性がある
- 中古ドメイン販売店もすべてクリアしているわけではない
中古ドメインを個人で探す時に、ある程度の基準を持っておくと効率的に選定することができます。
今回は、個人で中古ドメインを探す時に注意しておきたいポイントを12個ご紹介していきます。
尚、今からご紹介していく12個のポイントの例が、全てダメなドメインというわけではありません。
なるべくリスクを減らした中古ドメインの選び方として参考にしてください。
1.過去のサイトが半端な自演リンク対策されていなかったか
中古ドメインを選定する大きな要素に被リンクの品質のチェックがあります。
被リンクの数を見るよりは、まず質を見ましょう。
どのようなサイトから被リンクを貼られているのか、リンク元ドメイン数とのバランスも考慮したほうがいいでしょう。
実際に、MajesticSEO、SEOMoz、Ahrefsなどのツールを利用してバックリンクを精査することが必要です。
数値も目安にはなりますが、最後はリンク元のサイトを自分の目で見て判断することをオススメします。
半端な自作自演が与える影響
半端な自作自演を行っていたサイトのドメインには少なからずマイナスの影響があると考えておいたほうがいいでしょう。
考えられるのは質の悪い被リンクを多く持ってしまっているドメインであるということです。
同時に、サイト自体が過去にペナルティを受けている可能性も高まります。
営利目的のサイトだった場合
営利目的のサイトは自作自演を行っていた可能性が高いサイトと言えます。
また、何らかの理由で手放されたドメインでもある中古ドメインの場合、うまく行っていたECサイトがドメインを手放すとは考えられません。
このような観点からもリスクがあるかも?と考えておくことは大事です。
リンク集ばかりからの被リンク
リンク集からのリンクばかりだと偽装の可能性が高まります。
リンク集からのリンクが悪いというわけではないですが、バランスを見るべきです。
また掲示板や自動のリンク集には注意が必要です。
2.中古ドメインのバックリンク数に惑わされないように
バックリンク(被リンク)が多い中古ドメインだから良いとは限りません。
逆に言えば、バックリンクが多いだけで高く売ろうとしている業者も存在します。
質の高いリンクばかりが多くの割合を占めているのなら問題はありませんが、そんな都合のいいドメインが容易に見つかるはずもありません。
数を見ることも大事ですが、リンクの質とリンク元ドメインのバランスなども考慮してドメインを見ていきましょう。
自然リンクであるか否か
購入した中古ドメインのバックリンク(被リンク)が、少し時間を経過したら大量に減っていた場合があります。
原因はいろいろ考えられますが、このようなドメインは、自作自演を行っていたなどの自然リンクではないバックリンクを大量に抱えていた可能性が高いです。
自然リンクであれば、急激に減少するということはあまり考えられません。
このようなことから被リンクの数より質を注視したほうがいいと言っているのです。
3.中国語・ロシア語・アラビア語でサイト運用されていなかったか
元々が中国語やロシア語、アラビア語のサイトの中古ドメイン、アンカーテキストや被リンクに多く含まれている中古ドメインは、警戒を強く持ちましょう。
その情報だけで判断してしまうのもよくありませんが、大きく篩にかけたいならば思い切って中国語やロシア語のものを捨ててしまうのもひとつの手です。
言語に精通している方は別ですが、実際にサイトや被リンク元を見てもよくわからない場合が多いのが最大の理由と言えます。
精査する能力がある場合はその限りではありません。
当然のことですが、中国やロシア、アラビアで運用されていたドメインが全て悪質なドメインやスパムであるということはないからです。
篩にかけるためにと割り切るのはいいでしょうが、最初から良くないものであると決めつけないようにしましょう。
WayBack Machineでの確認は重要
被リンクを調査して、ドメインの過去の傾向をある程度把握することは可能ですが、どのような見た目のサイトでどのような運用履歴を送って来たのかWayBack Machine(ウェイバックマシン)で確認することはとても重要です。
また、ドメインエイジも確認できますし、ドメインの空白期間を見ることも大事です。
4.サテライトサイトとして運用されていなかったか
過去に、サテライトサイトとして運用されていなかったか確認をした方がいいでしょう。
サテライトサイトは本来、被リンク対策だけのために存在するわけではありません。
メインサイトに被リンクを送るだけのために作られたような、ページを読んでも誰も得しない低品質コンテンツがあるサテライトサイトは、サイトとしての価値が段々と失っていきます。
全てのサテライトサイトが質の低いコンテンツとは言い切れませんが、被リンク対策だけのためにあるサテライトサイトは、実在しています。
5.日本語で運用されていたサイトではなかったか
過去に日本語で運用されていたサイトは、中古ドメインを探す時に、注意した方がいいでしょう。
意外に思われるかもしれませんが、中古ドメイン市場に出回っている、日本語サイトで運用歴のあるドメインは、品質が悪いことが多い傾向にあります。
なので、過去に日本語で運用歴のあるサイトには、注意した方がいいでしょう。
6.特定のジャンルのサイトで運用されていなかったか
過去に、出会い系、ギャンブル、アダルト、宗教、人種などのサイト運用歴があるかどうか確認をした方がいいでしょう。
何故なら、上記で挙げたジャンルのサイトは過去にスパムサイトだった可能性が大きいためです。
過去にスパムサイトだった場合や手動ペナルティを持っている場合、解除してまで使うのは大変ですし、そもそも解除されるとは限りません。
上記で挙げたジャンルの全てのサイトが、過去にスパムサイトだったとは言い切れませんが、リスクがあることを覚えておいた方がいいでしょう。
7.偽ブランドのサイトで運用されていなかったか
実在するブランドサイトのデザインを模倣して、本物のブランドサイトだと偽ったサイトには注意しましょう。
偽のブランドサイトで運用されていたサイトの中で、多いジャンルなのが、靴や鞄、時計などのECサイトです。
また、ドメイン名に「.info」や「.net」などが使われていたら、偽ブランドのサイトを運用していた確率が高い傾向にあるので、注意しましょう。
8.パーキングだった期間が長すぎていなかったか
パーキングだった期間が長いドメインというのは以下が考えられます。
- 引き取り手がいなかった
- ドメイン取得をしてから放置したまま
など、なんらかの良くないことに使われていた可能性を疑いましょう。
9.ドメイン名の文字数が多かったり単語ではない文字列で構成されていないか
ドメイン名の文字数があまりにも多かったり、単語として成り立っていない文字列で構成されている中古ドメインは、警戒をした方がいいでしょう。
レジストラによっては、ドメインの文字数に上限を設けている所があります。
例えば、レジストラの「お名前.com」では、「.com」のドメインは、ローマ字で3文字から63文字まで決まっています。
また、単語として成り立っていないドメインも、なんらかの意図で、単語として成り立たせなかった可能性もあるので、注意した方がいいでしょう。
10.特定のドメイン名が含まれていないか
特定のドメイン名が含まれているサイトは警戒した方がいいでしょう。
ドメイン名に「cheap」が含まれていたら、偽のブランドサイトを運用していて、安く商品を購入することができると謳っているサイトの確率が高い傾向にあります。
また、ドメイン名に「xun」や「sheng」など中国語の発音「ピンイン」が含まれているのは、中国語で運用されていたサイトの可能性が高いです。
過去に中国語で運用されていたサイトは、スパムサイトだった確率が高い傾向があるので、リスクを軽減するなら、ドメイン名に中国語の発音が含まれているドメインを選ばない方がいいのかもしれません。
11.中古ドメインに対するツールのスコアを鵜呑みにしないこと
ツールを駆使して様々なデータを見ることは大切ですが、ツールが導き出すスコアを鵜呑みにしてはいけません。
参考にするのはいいですが、スコアだけを見て過信してしまうと痛い目にあいます。
実際にペナルティドメインであってもスコアだけ見ると良く見えてしまうものがたくさんあります。
しっかりと分析をしたうえで、どちらか選ばなければいけない!みたいな場合にスコアの高い方を選ぶぐらいの気持ちでいたほうがいいかもしれません。
ツールごとに評価法が異なる
ツールにより取得するデータ数も異なりますし、評価指標も異なります。
ドメインによって、このツールでは高い、このツールでは低いということもあります。
そのようなドメインは疑ったほうがいいですし、ツールを利用するにしてもひとつのツールに頼り切らないほうが無難でしょう。
12.中古ドメインに価値があるように見せている可能性がある
ツールのスコアや廃止されているGoogleページランク、バックリンク数など数値やスコアが高ければ一般的に良いとされているものを、粒立ててそこばかりを目立たせ良いドメインであると思わせようとしている可能性があります。
それは手放したときに、高く売ろうとした前の持ち主かもしれませんし、売ろうとしている業者かもしれません。
自分なりの価値基準を持つ
ツールのスコアもバックリンク数も、ドメインの価値を判断するひとつの材料にすぎません。
同じものがひとつとしてないものがドメインになります。
最終的には、しっかりとした目的と自分の価値基準で選定しなければなりません。
中古ドメイン販売店もすべてクリアしているわけではない
中古ドメインの効果ばかり謳っていたり、スコアやバックリンク数ばかりを喧伝する業者も存在します。
中古ドメインを利用するうえで、一番大切なことはドメインの品質です。
ペナルティドメインも数値やスコアが良いものも多くありますし、品質や値段が高いドメインであっても使い方や目的が適切でなければ効果がない場合もあるからです。
ドメインは品質で選ぶべき
アクセス中古ドメインで取り扱う中古ドメインは、品質を重要視しています。
今回紹介した12個のポイントに該当するような中古ドメインを、アクセス中古ドメインでは仕入れないようにしています。
また、中古ドメイン1つ1つに対して、手作業による目視チェックを行っています。
そして、中古ドメインを正しく効果的に利用して頂くための情報やSEO対策に関する情報なども提供しています。
是非、購入のご利用とサイト運用、SEO対策にお役立てください。