中古ドメインの運用サブドメインを判定するには
投稿日:2017/03/22 (更新日:)
- サブドメインを知る必要とは
- 被リンクが多いドメインの運用はサブドメインの可能性が高い
- Majesticでサブドメインを調べる
- Ahrefsでサブドメインを調べる
- さらに細かくドメインを見る
- 301リダイレクトで過去の運用履歴を再現
- サブドメイン判定やリダイレクト転送をしなくても大丈夫?
中古ドメインをより効果的に過去のバックリンク資産を引き継いで活かすためには、過去の運用サブドメインを調べることが重要です。
過去のサブドメインの判定を誤ることなく中古ドメインを活用することが、SEO対策成功の秘訣のひとつとなります。
サブドメインを知る必要とは
中古ドメインを購入して使う際、サブドメインを気にせず使用しても一定の効果が得られるケースはありますが、過去に運用されていたサブドメインを知ることでより濃い効果>が見込めることがあります。
なぜなら、過去の運用資産を引き継ぐ中古ドメインを使用するので、可能な限り過去の状態を再現すれば、それだけ確実にスピーディーに引き継ぐことが可能になるからです。
再現すると言っても、過去のサイトをデザイン・コンテンツごと複製してしまうことは当然ながら非推奨です。
被リンクが多いドメインの運用はサブドメインの可能性が高い
過去に運用されていたサブドメインを知るために最も正確性が高い調査方法は、そのドメインが獲得した被リンク数を調べることです。
被リンク調査ツールにはいくつか外部調査ツールがありますが、AhrefsやMajesticSEO、Mozなどが代表的です。
更新頻度が高いAhrefs
各ツールごとに特色があるものの、被リンクの正確性という観点だけ見れば、Ahrefsが更新頻度が高く正確性が高いと考えられますが、各ツールごとに「被リンク」の定義も微妙に異なり、どれが最適かという明言は控えておきます。
ご自身で最も操作がしやすいと感じたツールを利用することをおすすめします。
wwwがサブドメインのものが多い
多くのドメインの場合、運用履歴は「www」が最も多く、次いでルートドメインの運用が多い傾向にあります。
それら以外のサブドメインはあまり多くはないですが、サブドメインの文字列を選ぶことができず使用する際にユーザビリティを損ねてしまうことなどから、理由が無い限り「www」もしくはルートドメインで運用されていた中古ドメインを選択することをおすすめします。
記事執筆時点でのアクセス中古ドメインでは、過去の運用サブドメイン判定で「www」もしくは、ルートドメインと判定されたドメインのみの販売となっています。
Majesticでサブドメインを調べる
被リンクの項目を選択して、サブドメインのURLにリンクが多く張られているかどうかを確認します。
サブドメインつきのURLに多くリンクが張られていることが確認できます。
Majesticのバックリンクページでは、参照元ページのURLの品質を判別することに優れています。
参照元ドメインまたはページのTFやCFをみたり、実際にアクセスしてページの品質をチェックすることで、かなり正確に被リンク評価を行うことができます。
Ahrefsでサブドメインを調べる
Ahrefsでも同様に、被リンクの項目を確認します。
こちらも同様に送られている被リンクがサブドメインへのURLかどうかを確認します。
Ahrefsのバックリンクページの最大の特徴は何といっても、その更新頻度の高さにあるといえます。
ただしMajesticのTFのような評価基準になるような指標は多くはないため、バックリンクの品質については目で見て判断したり、ほかのツールと併用して調べることで正確性の高い調査をすることが可能になります。
さらに細かくドメインを見る
多くの場合、バックリンクを多く獲得しているURLの形式を調べて多いものをサブドメイン判定の結果としてもよいのですが、もしルートドメインとwwwにそれぞれある程度被リンクがついていた場合、単純に数だけを見るのではなく被リンクの質も判断基準に入れてよいと考えれます。
単純に被リンク総数で判断してしまうと、極端な例で一本のドメインから無数のバックリンクを受けている可能性もあり、SEO目線で見ても好ましくないです。
リンク元ドメイン数も見る
被リンク総数を見るのではなく、被リンク参照元ドメイン(IP)数を見ることが重要です。 さらに数だけでなく被リンクの品質までも評価対象にするべきです。
被リンクの品質はTF(トラストフロー)に代表されるような各種ツールのスコアや、実際に参照元ページにアクセスして目で見ることで品質の判別ができると考えられます。
アクセス中古ドメインで販売中のドメインなら商品データに過去の運用サブドメインを表示して、これらを調べる手間を短縮することが可能です。
301リダイレクトで過去の運用履歴を再現
これまで述べてきたサブドメインの判定方法で過去の運用サブドメインが判定出来たら、その形式に合わせて、中古ドメインで作るサイトを構築していきます。
被リンクを受けSEO価値のある過去の運用URLを新しく作ったサイトのURLへ301リダイレクトする手法が用いられます。
効果的な運用を心掛ける
301リダイレクトは人によってはやらない人もいますが、この301(引っ越し)リダイレクト転送を行うことでより素早く中古ドメインのSEO効果を発揮できている傾向にあります。
転送スパムなどを働かずに正しく行えば、より中古ドメインのメリットを活かせます。
中古ドメインの過去の資産をより確実に活かすために作るサイトもサブドメインを再現して構築することが、よりナチュラルに過去の被リンク資産を引き継ぐことに繋がります。
サブドメイン判定やリダイレクト転送をしなくても大丈夫?
害を受けることはないと考えられます。
SEO効果についてもゼロになるということはないのですが、全URLに対してリダイレクト転送をしないまでもTOPページはやっておくことを推奨しています。
ただコラムでも重ねて述べているように、必ずしもプラスの資産だけを受け継ぐわけではなく中古ドメインの品質によってはマイナスの面も引き継ぐ可能性はあります。
サブドメイン判定を正しく調べることも重要な要素ですが、まずは引き継ぐべきドメインパワーをもったドメインかどうかをしっかりと選別する目を養うことが重要です。
当店の厳選された中古ドメインをご購入いただくことで上記の作業が大幅に軽減され、リスクも小さく抑えられるのでぜひご利用ください。