【SEO効果】価値のない被リンクと良質な被リンクの違い
投稿日:2017/04/17 (更新日:)
被リンクのSEO効果とマイナス効果の違いとはどこから生じるのでしょうか。
Googleの被リンクに対する評価方法が変更や改善されたことにより、コンテンツSEOを推す声が高まっています。
ですが、被リンクは未だに重要な評価対象です。
Googleが被リンクを評価対象にしている理由
Googleは検索順位決定における重要な要素として「コンテンツ」と「被リンク」をあげています。
なぜ、Googleは被リンクを評価対象にしているかをまず考えてみましょう。
Googleは、被リンクをサイトやページ間の投票と解釈しています。
投票内容の良し悪しをGoogleが判断し評価を下しているのです。
被リンクに、なぜ良し悪しがあるのか
被リンクになぜ良し悪しは生まれるのでしょうか。
良い被リンクはSEO効果を生み、悪い被リンクは悪影響やマイナス効果を生みます。
Googleは被リンクを評価する上で「質」を見ます。
被リンクの質は、リンク元のサイト自体の評価から導かれます。
被リンクをどこまで見ているのか
ペンギンアップデートやパンダアップデートにより、質の低いサイトや内容のページからの被リンク効果が一掃され、今ではマイナス要素しかありません。
これらのアップデートからわかるようにGoogleはリンク元サイトまでしっかりとチェックしています。
また、リンク元サイトへの被リンクまで評価対象に含めておりしっかりとしたサイトや自然で質を満たしているサイトからの被リンクでなければ効果は生まれません。
SEO効果がない被リンクとは
SEO効果がない被リンクとは、価値のないサイトからの被リンクです。
価値のないサイトとはユーザにとって価値のないサイトという意味です。
いくらドメインが高価なものであったとしても、サイト自体に価値がなければSEO効果がない被リンクになってしまいます。
スパムサイトからの被リンク
品質に関するガイドラインを遵守していないサイトやスパムサイトからの被リンクには効果がないでしょう。
品質に関するガイドラインを違反しているようなサイトはスパムの可能性が限りなく高く、このようなサイトからの被リンクはリスクが高いです。
スパムサイトは言うまでもなくユーザーの役に立たず価値のないサイトです。
スパムサイト、またはスパム手法を用いているサイトは存在価値すらないという判断を下される可能性は大きくあります。
ユーザーを無視した被リンク
SEO対策目的だけのサイトからの被リンクや価値のない誘導ページからの被リンクは効果がありません。
被リンクを貼るためだけに作成されたサイトも価値があるとは言えませんし、誘導ページは存在自体が品質に関するガイドラインを違反しています。
また、どちらのサイトもユーザーのためになるサイトではないからです。
被リンクにしてもサイト自体にしてもユーザーのためにならない行為はマイナス評価に直結します。
ユーザーに有益なサイトをGoogleは評価したいと考えているからです。
悪質な被リンクを見抜くには
悪質な被リンクがサイトに貼られている場合は、削除しなければサイトはダメージを受けます。
既になんらかの障害が発生している場合は、原因となる被リンクを特定してリンク否認したほうがいいでしょう。
悪質な被リンクを見抜くには、リンク元サイトを確認することが一番でしょう。
リンク元サイトを自分の眼で見てSEO効果を生むようなサイトであるのかどうか見極めましょう。
また、定期的にサイトの被リンクの増減などの動きを把握して不自然な動きがあれば注意してみましょう。
本来、被リンクのあるべき姿
良質な被リンクというものを考える前に、被リンクを貼るという行為を考えてみてください。
SEO目的を度外視した場合、なぜ被リンクがサイトに対し集まるのかを考えてくると本来あるべき被リンクの姿が見えてきます。
本来あるべき自然な被リンクこそGoogleが評価する被リンクになります。
SEOのことなど普通は考えて被リンクは貼られない
自然リンクであれば、サイトへのSEO効果を考えてリンクを貼るということはまずないでしょう。
ユーザーがサイトを閲覧し、なぜ被リンクを送ろうと考えたかの理由もユーザーにより異なります。
被リンクの設置の仕方などで、頭を悩ましている方はこのことを考え直してみるべきでしょう。
ユーザーが被リンクを貼る際に考えて行っている可能性は極めて低いからです。
ですが、これが自然リンクです。
貼ってくれたサイトの内容やジャンルにもよりますが、自然リンクはユーザーが何らかの理由を持って貼られただけの被リンクと言うことができます。
SEO価値もトラフィックも送っている被リンク
SEO価値がある被リンクと言うことは、質が担保されたサイトであるということが前提です。
また、トラフィックもそのリンクから生まれているということはしっかりしたコンテンツの中にユーザーが行動を起こす要素のあるリンクを落とし込んているサイトでしょう。
このようなサイトからの被リンクは効果的です。
関連性がありオリジナルなサイト
SEO価値もトラフィックも送っているサイトの内容が関連性も高く、オリジナルなサイトであれば良質な被リンクと言うことができるでしょう。
関連性もあり、サイトとしても価値を持つサイトからの被リンクこそ良質な被リンクです。
価値あるサイトからの価値ある被リンクこそ効果を生むからです。
サテライトサイト制作におけるマインドセット
サテライトサイトの制作に関する考え方は大きく変換していく必要があるでしょう。
これまでのサテライトサイトの捉え方のままでは効果も出ず無駄になるだけです。
サテライトサイトはダメだということではなく、良いサイトを作りサテライト機能の一部を持たせればいいだけの話です。
サテライトサイトの話になると「サテライトだから・・・」と不明確な理由で質の頭打ちを決めてしまう方がいますが、サテライトサイトとして利用するからこそ質を高めなければいけないのです。
「自演リンク=悪」ではない
自演リンクだから必ずしも悪でありマイナスであるわけではありません。
例えば、自分のサイトがふたつありどちらも質が高く関連性があればリンクするでしょう。
価値のあるサイト同士が被リンクを貼ることをGoogleは否定していません。
問題はサイトの質とやり方ということです。
被リンクを受ける側のサイトが問題のケース
リンク元サイトの質ばかりではなく、リンクを受けるサイト自体に問題がある場合があります。
自然リンクの場合はあまり考えられませんが、サイトがまだリリースしたばかりなのに被リンクが集まっている、サイトにコンテンツの用意が少ないのに被リンクが集まっているなどの被リンクを受け入れられる器が未完成のサイトに被リンクが集まってしまうと問題が生じます。
被リンク対策を行うタイミングを考えることやリリース直後に不自然な量の被リンクが増加していないかなどの確認を行いましょう。
サイトの質を意識しましょう
リンクを送るサイト、リンクを受けるサイトどちらにしてもサイトの質を意識してください。
自作自演の場合も自然リンクの場合もサイトの質を見ることでSEO効果やマイナスの影響を探ることができます。
ユーザーにとって価値があるサイトであるかどうかを念頭にサイト制作やSEO対策を行うようにしましょう。
被リンク効果はしっかりとしたサイトがあって生まれるということをもう一度意識して取り組みましょう。