SEOに効果的なキーワード選定を!サジェストツールの機能と特徴
投稿日:2019/05/24 (更新日:)
サイトのコンテンツを作る際に必ず考えなくてはいけないものの一つに「キーワード選定」があります。SEO対策をする上でも重要な項目の一つとなっております。
キーワード次第では競合が多く検索結果の上位表示ができなかったり、逆にユーザーのニーズがないキーワードを選定してしまうと、サイトの集客にも影響してきます。
今回はそんなキーワード選定をする上で役に立つ「サジェストツール」をご紹介致します。
サジェストとは
サジェストとは、直訳すると「提案」ですが、その名の通り検索エンジンでキーワードを入力した際に、次に続く入力頻度の多いキーワードを候補として表示(提案)してくれる機能のことです。
検索したい言葉が思いつかなくても候補が出てきたり、入力の手間が省けたり、入力ミスを修正してくれたりといったメリットのある便利な機能です。
Googleの検索窓ではこのように表示されます。
位置情報や言語によってサジェストは変わる
検索するキーワードにもよりますが、検索ユーザーの位置情報や言語によりサジェストが変わってきます。
例えば、「天気予報」と検索した際に、検索をかけた人の位置情報をもとにした候補がサジェストに表示されます。
検索履歴も表示される
過去に検索したキーワードもサジェストに表示されます。Googleでは以下の画像のように紫のテキストで表示され、右側にある「削除」をクリックすれば消すことも可能です。
サジェストがSEO対策に役立つ理由
サジェストがSEO対策にどのように役立つのでしょうか。
以下の理由が考えられます。
ユーザーニーズを分析する上でのヒントとなる
検索エンジンで多くの人が同じキーワードを検索すればするほど、需要のあるキーワードだと認識し、サジェストに表示されるようになります。
つまりサジェストとして候補に上がってくるキーワードは、ユーザーが求めている需要のあるキーワードだということが分かります。
キーワード選定に役立つ
サジェストはSEO対策で重要な項目の一つであるキーワード選定に役立ちます。
適当に考えたキーワードではユーザーの悩みを解決できるコンテンツを作ることは難しいでしょう。しかし、先述したようにユーザーニーズであるサジェストを調べれば、ユーザーが気になっているキーワードを知ることができたり、自分では思いつかないようなキーワードも出てくるかもしれません。
このように、ユーザーニーズに合ったキーワードを選定しサイト流入を増やすことができれば、SEO対策に効果的だと言えます。
しかし、サジェストだけでキーワードを決めるにはまだ情報が足りません。
検索ボリュームも調べましょう
サジェストがユーザーニーズであるのは確かですが、その情報だけでキーワードを決めてしまうのはおすすめできません。
選んだキーワードがどのくらい検索されているか「検索ボリューム(検索数)」を調べる必要があります。
検索ボリュームが多すぎるキーワードだと、競合が多く上位表示の難易度が上がり、サジェストも膨大にあるのでキーワード選定により多くの時間を要します。逆にボリュームが少すぎるキーワードだと、需要が少ないため集客による大きな成果は見込めません。
Google Adwordsのキーワードプランナーを使えば、作りたいコンテンツのキーワードがどの程度検索されているかがわかります。
使い方については以下の記事でご紹介しておりますので、ご参照ください。
ただし、キーワードプランナーは2016年ごろからGoogle AdWords広告を出稿していないアカウントでは詳細なデータを見ることができない仕様となっているため、利用自体はできますが、別のツールと併用するなりの工夫が求められます。
検索ボリュームを調べられる無料ツールに「Ubersuggest」というツールがありますが、次の章「サジェストツールの機能と特徴」にて他のツールとまとめてご紹介致します。
サジェストツールの機能と特徴
Googleやyahoo!の検索窓で表示されるサジェストは10個程度ですが、これらのサジェストはほんの一部です。ブラウザの検索窓以外にも、「サジェストツール」を使って多くのサジェストを調べることができます。
おすすめの無料サジェストツールの機能と特徴をいくつかご紹介いたします。
Ubersuggest
https://neilpatel.com/jp/ubersuggest
検索ボリュームや難易度なども表示してくれ、キーワードプランナーの代わりとなるようなツールだと話題となっています。
検索ボリュームの推移をグラフで確認することができ、難易度も数値で表示されます。また、「Googleサジェスト」の情報を元にサジェストも抽出され、一覧で確認できます。抽出結果はCSVファイルでダウンロードできます。
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
https://www.related-keywords.com/
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)は「Googleサジェスト」「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」の情報を元に一括で抽出されます。
サジェストの総数も表示されるので、検索ボリュームの参考にもになります。また、抽出結果をクリックすると実際に検索したときの検索結果ページを開くことができます。
KOUHO.JP
KOUHO.JPはGoogleサジェスト以外にも、「Amazonサジェスト」「楽天サジェスト」「Bingサジェスト」「はてな連想語」「Twitter共起語」でのキーワードを抽出できます。
キーワードの総数も同時に表示されます。
※現在、KOUHO.JPの「Googleサジェスト機能」は調整作業中のため停止しています。(2019年5月現在)
goodkyeyword
goodkyeywordは、デフォルトでは「Google/Bingサジェスト」となっておりますが、上部にある「マルチサジェスト」をクリックすると、「Google/Bingサジェスト」以外に「Amazon」「NAVER」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「YouTube(JP)」「ウィキペディア」のサジェストが抽出できます。
サジェスト結果の右側にある「G」(Google)や「B」(Bing)などのテキストをクリックすれば、それぞれのサイトの検索結果ページを開くことができます。
また、「Google/Bingサジェスト」で抽出したときのみ「Googleトレンド」の結果も表示されるので、検索ボリュームの変化を確認できます。
keysearch Beta
https://kitsune-room.com/tools/keysearch/
keysearch Betaは、これまでご紹介したツールとは毛色が異なり、サジェストをマインドマップ化してくれますので、違った角度からサジェストを調査することができます。
こちらもgoodkyeyword同様、Googleトレンドの結果が表示されます。
他にも様々なサジェストツールがあります
この他にもサジェストツールには以下のようなものがあります。
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OMUSUBI
https://omusubisuggest.appspot.com
keysearch Beta同様、マインドマップ化してくれます。
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Keyword Tool
instagramハッシュタグなども抽出できますが、無料だと利用が制限されます。
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グーグルサジェストキーワード一括DLツール
抽出結果をCSVファイルで一括ダウンロードできます。同様にYahoo!、Bing、Amazon、YouTubeのツールがそれぞれあり、リンク先から飛ぶことができます。
この他にもまだツールはありますが、自分に合った使いやすいツールを使用すると良いでしょう。
サジェストツールを有効活用しましょう
サジェストのキーワードを使って記事を書いても、必ずしも良いコンテンツが作れるとは限りません。しかし、サジェストツールはキーワードを選定する上で大きな手助けとなります。
サジェストはあくまでもユーザーの悩みを見つけるためのヒントであるということを理解し、これらのツールを有効活用してユーザーの悩みを解決できるような需要のあるコンテンツを作り、上位表示を目指しましょう。