検索ボリュームだけ見てませんか?キーワード難易度の調査方法
投稿日:2018/01/11 (更新日:)
- キーワード難易度は調査した上で自分で考える
- キーワードプランナーは外せないツール
- キーワード難易度は検索結果のサイトの質に左右される
- 競合サイトのバックリンクを調査する
- 競合サイトのドメインを調査する
- キーワード難易度は総合的に導き出す
サイトを作成する際に、キーワード調査や競合サイトの調査をすると思いますが、どのように競合性や難易度を見極めていますか?
キーワード難易度、キーワードボリューム、競合サイトの質やドメインパワーなど多角的な視点で判断することが重要です。
ですが、数値やスコアだけで判断してしまうと危険です。
キーワード難易度は調査した上で自分で考える
実際に、SEO業者に言われた経験があるのですが、検索ボリュームの数値だけで難易度を決めているケースが多くあります。
例えば、検索ボリュームが
- 300~1000までをスモールワード:難易度が低い
- 3000~5000までをミドルワード:難易度は普通
- 10000以上をビックワード:難易度が高い
などと、説明された経験があります。
感想としては検索ボリューム数だけで、難易度を導き出されても、
「根拠は?」「それだけ?」と思ってしまいました。
確かにボリューム数が多いということは、ライバルが多いと考えることもできますがボリューム数だけで決めつけてしまうのは節操としか言いようがありません。
検索ボリュームはアクセス数の目安
検索ボリュームは難易度を判断するというよりは、上位表示された際のアクセス数の目安に利用します。
あくまで目安にしかなりませんが、目標のアクセス数を達成するためにはキーワードが持つ検索ボリュームを意識したコンテンツを作成し上位表示を目指します。
検索ボリュームが少ないキーワードでも上位表示が簡単にできるわけではないということを覚えておきましょう。
キーワード難易度は上位表示の難しさを総合して考える
キーワード難易度を決めるのは、最終的には自分の判断になります。
例えば、レッドオーシャンや競合がひしめくキーワードでサイトを作ろうと思ったとしても、あなた自身がその業界やジャンルに対して圧倒的な知識があり他サイトを凌駕できる自信や能力があるならば、難易度が高いという判断をしないかもしれないからです。
このように、サイト作成者により難易度や感じ方は異なると思いますが、
- 検索ボリューム
- キーワードが内包する意味
- 競合・上位サイトの内容・サイトの質
- 競合・上位サイトのドメインパワー
- 競合・上位サイトのドメイン傾向・特徴
- 競合・上位サイトSEO対策の傾向
上記を最低限、調べた上でようやく難易度がどれくらいかを考えることができるでしょう。
キーワードプランナーは外せないツール
キーワード調査ツールとしても幅広く利用されている、Googleの「キーワードプランナー」はやはり欠かすことのできないツールです。キーワード選定や難易度の調査には、利用することをオススメします。
検索ボリュームをまず調べましょう
選定したキーワードがどれぐらいの回数検索されているかを調べておきましょう。
ボリュームだけでキーワードの難易度も良し悪しも判断は出来ませんが、上位表示した際のアクセス数の概算を出しておくのもキーワード選定時に求められる要素です。
検索ボリュームが多いキーワードは需要が多く難しいと考えることもできますが、ボリュームが少なくてもサイトの質が高いサイトばかりで厳しいキーワードもあります。
検索ボリュームはあくまでボリューム数です。
難易度というよりは、概算に利用する程度やコンテンツ作成の参考にするという考え方のほうがいいでしょう。
競合性からも考察する
キーワードプランナーの競合性は、広告出稿に対する競合性になり、検索上位獲得やSEOに対する難易度とは異なりますが、参考にできます。
例えば、検索ボリュームは少ないのに競合性が高いキーワードは、競合サイトが強くSEOで上位が難しいからこそ広告の競合性も高くなっていると考えることもできるからです。
広告の競合性が高いということは、需要が高いジャンルやキーワードであるといえますし、SEOを行う上でも難易度が高くなると考えられます。
キーワード難易度は検索結果のサイトの質に左右される
キーワード難易度や選定の際に、一番重要になるのが競合サイトの質です。
どんなに、検索ボリュームが多かろうと少なかろうと競合サイトの質が高いものばかりだと戦いは厳しくなると考えていいでしょう。
個人的には、数値やスコアよりも、まず競合サイトのサイトの質やコンテンツ内容のレベルを確認します。
これはサイト運用を開始して、記事などを作成する際も狙っているキーワードで表示されるサイトのページや記事を参考にしてどの程度の質が必要か、載っていない情報で追加できるものはないかなどを考えるときにも参考になります。
ランクインしているサイトの規模を見る
例えば、ランクインしているサイトが大手サイトや有名サイトばかりであれば、難易度は高いといえます。
ランクインしているサイトのページ数やサイトとしてのボリュームがどれぐらいあるのかを見てみましょう。
サイト規模が大きくなければ、勝てないわけではありませんがランクインしているサイトのサイトとしてのボリュームが大きいものばかりであれば、ある程度の規模のサイトを構築しなければいけないかもしれません。
ランクインしているコンテンツに注目する
サイトの規模の大小に関わらず、コンテンツ内容の質が素晴らしく高いものばかりランクインしている状態は、キーワード難易度が高いと考えられます。
自分で書くにしても、オーダーするにしても内容の質で上回るのが困難であったり、製作時間を多く費やさなければ勝てないようなコンテンツであれば、キーワードボリュームなどに関わらず大変になります。
専門的知識や独自の経験や調査、データ的裏付けなどを持つコンテンツは強敵です。
逆に言えば、どんなにボリュームが大きいキーワードでも、コンテンツの内容や質が低いものが上位にいたり、自分自身で見て内容で上回れる自信があるなら難易度は低いということができます。
キーワードや文字数より、読んでどう感じるかが重要
たまにSEO業者などに、コンテンツの質をキーワードの含有率や文章量で、判断していると見受けられるような発言をしている方がいます。
はっきり言って、コンテンツを作成する時点では意識しないで内容を詰めていくことをオススメします。
他サイトのコンテンツも見るときも、基本的には内容で上回れるかということを考えて見てください。
読んだ後にどちらのコンテンツの方が面白くて満足できるかが重要です。
競合サイトのバックリンクを調査する
競合サイトのバックリンクを調査しておきましょう。
外部対策などを行っているのかどうかを判断するためです。
外部対策を行っているサイトばかりであれば、外部対策に関しても検討しなければいけなくなるかもしれないからです。
バックリンクの調査に使うツールは、自由ですが、
などの有名ツールであれば無難ですし、ある程度の調査が行えるでしょう。
サテライトサイトの存在を探っておく
リンク元のサイトを閲覧して、サテライトサイトではないかを調べておきましょう。
同時に、サテライトサイトであったとしても質を見ておきましょう。
あからさまなサテライトサイトや質の低いものであれば、外部対策をしなくても勝てる可能性が高いと言えます。
逆に、メディアとしても機能しているような質の高いサイトがサテライトサイトやリンク元サイトとして多い場合は、質の高いリンクの獲得が求められるでしょう。
競合サイトのドメインを調査する
競合サイトのドメインの傾向も調べておきましょう。
例えば、
は、調べておきましょう。
見ただけでわからない場合は、ウェイバックマシンなどを使用して過去のサイト内容や運用期間を確認しましょう。
ドメインエイジやサイトの運用期間を確認することで、競合サイトの実績を確認できますし、自分のサイトに中古ドメインを利用するかどうかの判断にも利用できます。
キーワード難易度は総合的に導き出す
キーワード難易度を導き出すことで、必要になるものが見えてきます。
- 中古ドメインが必要かどうか
- サテライトサイトが必要かどうか
- どのようなコンテンツが必要になるのか
など、を考えた上で自分の能力やスケジュール、予算なども含めて難易度を決めていきましょう。
どれか一点だけを見て決めるということは危険ですし、無責任であると言えるでしょう。
現実的に実現が可能かどうかも含めて、難易度を導き出さなければ計画すら立てられないからです。
業者を利用する際も、自分が納得できる根拠を示してもらったほうがいいでしょう。
難易度が高いからやらない、低いからやるということでもないですが、しっかりとした難易度を決めることはこれからの、道標になります。
様々な角度から調査して、総合的にキーワード難易度を出し適切なサイト運用や計画を立てるようにしましょう!