中古ドメイン利用前にwwwあり・なしを確認しないとSEOのメリット減
投稿日:2021/07/14 (更新日:)
実際に中古ドメインでサイト運用するとなった場合、SEOの観点から最初にサブドメインの有無を確認し、過去の運用状況に合わせてサブドメインの設定をする必要があります。
このコラム記事では、中古ドメインを利用する前にサブドメイン(www)のあり・なしを確認する理由を解説しています。
なぜサブドメインのあり・なしを確認する必要があるのか?
中古ドメインを入手する際、「aaa.com」のようにサブドメインなしの状態で購入や契約をすることが多いと思いますので、サブドメインの存在を忘れがちです。
サブドメインというのは、「aaa.com」の場合では、例えば「www.aaa.com」や「bbb.aaa.com」のことを言いますが、実際に中古ドメインを利用する際は、サブドメインを過去の運用状況に合わせないと、SEO効果が最大限得られない可能性があります。
なぜなら、Googleでは「aaa.com」「www.aaa.com」「bbb.aaa.com」を、それぞれ別のドメインとして区別するからです。
Googleでは「wwwあり」と「wwwなし」では別ドメインとして区別される
中古ドメインを利用するにあたって、サブドメインの有無を確認すると「wwwあり」か「wwwなし」が大半ですので、「bbb.aaa.com」というような「www」以外のサブドメインについては割愛しますが、Googleでは「wwwあり」と「wwwなし」では、別のドメインとして区別され、SEOにおける観点でも評価が別となります。
Googleの「Search Console ヘルプ」にある「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」の「サイトの階層を整理する」でも以下のように記載されています。
Google では www を含むバージョンと www を含まないバージョン(例: www.example.com、または単に example.com)を区別します。
もし、「www.aaa.com」でWebサイトを運用しており、「aaa.com」ではなく、「www.aaa.com」に対して被リンクを受けていた場合は、「aaa.com」よりも「www.aaa.com」の方が、SEOの観点では高い評価となるため、中古ドメインとして「aaa.com」を入手した際は、「www.aaa.com」に設定して運用しなければ、SEOの効果を最大限享受できないことになります。
このようなことから、事前に、中古ドメインの過去の運用状況を調べ、サブドメインありかなしを確認した上で、ドメインの設定をする必要があるのです。
SEO上の評価を数値で検証する
当店(アクセス中古ドメイン)を運営する株式会社アクセスジャパンでは、自社で開発した「ドメイン査定ツール」という社内用のSEOツールがあります。
ドメイン査定ツールでは、そのドメインに対する被リンク数や被リンクの質をはじめ、ドメイン年数等、数多くのデータを収集、弊社独自のアルゴリズムで算出し、ドメインにおけるSEOの強さを数値化します。
弊社ではその数値を「パワーランク」と名付けました。
以下は、当店で運用しているドメインのパワーランクです。
社外秘のため、データの詳細は公開できないのですが、2021年7月14日現在、パワーランクは以下となっています。
- 「communityserver.org」:76.3
- 「www.communityserver.org」:67.0
上記のように、「communityserver.org」の方が、「www.communityserver.org」よりもパワーランクが 9.3 高く、SEOに有利と判断できます。
なお、ドメイン査定ツールは無料SEOツール「パワーランクチェックツール」としてサービスを提供しております。
中古ドメインのサブドメインあり・なしを調べる方法
当店(アクセス中古ドメイン)で販売している中古ドメインの販売ページに「過去の運営URL」を掲載しているので、こちらをご確認いただければ、以下のようにサブドメインの有無を簡単に調べることができます。
その他、入手した中古ドメインが過去に「wwwあり(www以外のサブドメイン含む)」または「wwwなし」のどちらで運用していたかを調べる方法については、下記コラム記事に解説しています。