【被リンク】SNSのバックリンクにSEO効果はある?
投稿日:2016/12/19 (更新日:)
- SNSはSEO対策の主流になるのか
- Googleの見解
- SNSシェアやリンクのSEO効果を考える
- GoogleはSNSからのリンクをどう捉えているのか
- SNSからのバックリンクが生み出す効果とは
- SNSからのリンクやシェアを集めることを目的にしない
- 中古ドメインのSNSシェアも見ておくといい
TwitterやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーク)でシェアされているサイトが検索エンジンで上位表示されてきている傾向があります。
SNSからの被リンク(バックリンク)も普通のサイトからのバックリンクのようにSEO価値があるのでしょうか。
SNSの被リンク効果とSNSを活用したSEOについてまとめてみました。
SNSはSEO対策の主流になるのか
バックリンク対策や被リンク対策と言われる施策で行われる、サテライトサイトからリンクを集めるようにTwitterやFacebookなどのSNSからもサイトにリンクを貼ることができます。
このSNSでのシェアやリンクも通常のサイトからのバックリンクのように効果があるのでしょうか。
SNSからの被リンクはnofollow
ほとんどのSNSでのリンクはnofollow(ノーフォロー)となっているため、SEOの価値はあまりなく検索順位には影響しないと考えられてきました。
ですから、SEO対策を施す際にSNSを重要なものとして捉えることはこれまではあまりありませんでした。
Googleの見解
動画内でSNSシェアについて、直接的なSEO効果はないという趣旨の発言をしています。
マイナス要素がないならやるべき
スマートフォンの利用の拡大に伴いSNS利用者も増えており、今後何も影響がないとは言い切ることは出来ません。
むしろSNSの影響力は増している傾向が垣間見えます。
SNSシェアに直接的なSEO効果はない、というのは検索順位に関することに対してと考えられます。
検索順位に関係しなくてもSNSシェアやSNSからの被リンクはプラスの効果をもたらします。
SNSシェアやリンクのSEO効果を考える
Twitterの「リツイート」やFacebookの「いいね!」などSNSシェアが大量にあるサイトは検索エンジンで上位に表示される傾向が強くなっています。
これは単純にシェアリンクの数が反映されているというよりは、サイト自体が良い可能性の方が高いかもしれません。
被リンクはユーザーの支持と見る
大量にシェアされるほど話題性やユーザーにとって有用性や価値の高さがあるサイトやコンテンツは検索エンジンから評価されます。
ユーザーに支持されているということは価値が高いということです。
SNSでこのような反応があるのならば、SEO効果も高まるでしょう。
検索エンジンや順位に関らなくても、SNSからの流入が増えることで成果が上がったりユーザーが情報を知るキッカケになります。
ドメインの価値も上がる
SNSシェアが多いドメインは検索エンジンから価値が高いドメインであると判断される可能性も高まるかもしれません。
この観点から、SNSのシェアやリンクも検索順位に少なからず影響を及ぼしているということは言えるでしょう。
SEO対策は検索順位のことだけではありません。
SNSのシェアやリンクについて、SNSを利用して活用していくこと自体にも目を向ける必要があるでしょう。
GoogleはSNSからのリンクをどう捉えているのか
Googleのマット・カッツ氏は、
「TwitterやFacebookなどのSNSについても特別扱いしない」
と明言しています。
この発言からSNSからのリンクをどう評価しているのかを読み取るのは大変難しいことです。
特別扱いをしないのであればSNSからのリンクであっても通常のサイトからのリンクと同じように評価されると捉えることもできます。
nofollowリンクは評価されるのか
ところが、前述のようにTwitterやFacebookのシェアやリンクはnofollowとなっています。
nofollowとは、このリンクを辿らないで、と検索エンジンに指示する方法のひとつになります。
nofollowのリンクであればGoogleのクローラーがリンク先を辿ることはありませんが、nofollowであるリンクだと認識した上で評価している可能性もあるかもしれません。
今後、評価される可能性は高い
SNSからのリンクについても、ある程度の質を認めているものだと考えられます。
また、今後の評価指標として用いられていく可能性は非常に高いでしょう。
そのため、SNSからのバックリンクについても効果がないと考えることは避けたほうが良いでしょう。
直接的な反応が読み取れる
TwitterのリツイートやFacebookのいいね!などは、いわば人気投票でありユーザーからの人気が高ければGoogleも無視はしないでしょう。
ユーザーからの評価が高く、TwitterやFacebookでSNSシェアが大量にあるサイトが上位に表示されることは自然なことかもしれません。
また、良い反応なのか悪い反応なのかが直接的にわかる点は、サイト運用をしていく上で重要になるでしょう。
SNSからのバックリンクが生み出す効果とは
TwitterやFacebookなどのSNSはサイトの存在を知ってもらう大きなきっかけになりえます。
サイトの存在を知ってもらえれば、バックリンクが集まる可能性は高まります。
SNSを利用することにより、サイトの存在が広まり、良いと思ったユーザーからバックリンクが貰えるという副産物的な効果も期待できます。
情報の伝達手段として
検索結果以外からユーザーに情報を届けられる点は意識しておくべきです。
Twitterでサイトの記事内容をツイートすればそれを見た人がさらにリツイートして拡散してくれる可能性もあります。
また、TwitterなどのSNSを介した流入も考えられるからです。
Googleはユーザー行動も見ている
SNSで知名度が上がればサイトに訪れる人が増えて人気サイトになれば自然とバックリンクの数も増えてGoogleからの評価も高まることが期待できます。
Googleはユーザー行動も検索結果の評価対象に組み込んでいると言います。
検索結果で上位表示されていなかったサイトに多くのトラフィックが集まれば検索結果で上位表示される可能性は十分にあります。
SNSからのリンクやシェアを集めることを目的にしない
いわゆるSEO対策は手段であって目的ではありません。
SNSからのリンクやシェアをただ集めることだけに注力しても成果に結びつかなければ意味がないからです。
成果のために集めていることを忘れない
なぜ拡散されてリンクやシェアが集まるのか、ということを考える必要があります。
それには、ユーザーにとって面白いコンテンツや役に立つ情報があることが前提です。
その上で、SNSと連動させてコンテンツの内容を紹介していくことで高いSEO効果が期待できるようになります。
実際に面白いコンテンツ、役に立つコンテンツであればSNS上でシェアされて、それを元にブログやサイトにバックリンクを貼って記事を書く人も増えるかもしれません。
優良なコンテンツとSNSの積極的かつ適切な利用が効果的なSEOに繋がるでしょう。
サイトのコンテンツを充実させて、TwitterやFacebookなど複数のSNSを活用して上位表示に繋げましょう。
中古ドメインのSNSシェアも見ておくといい
そこまで重要視する必要はないですが、中古ドメインを選定する際にSNSからのシェア数やリンクを見ておくといいでしょう。
中古ドメインは被リンクを精査する、過去の運用を見るなどチェック項目は多くありますが、SNSに関する項目も意識しておきましょう。