【保存版】被リンクSEO対策でやるべき手順
投稿日:2017/02/20 (更新日:)
被リンクSEO対策で失敗する可能性を大幅に下げる方法・手順を紹介します。
被リンクの獲得と言っても、本コラムでは手法としての自演リンクの手法について紹介しますので、ナチュラルリンク獲得の方法については、ほぼ触れません。
あくまでブラックハット気味にやるならこうするべき、というのを紹介します。
対策したいサイト・ページの決定
被リンク対策をしたいページ、狙う検索ワードの決定をします。
ここでは3C分析の中で特に検索ワードの競合調査を最低でも上位10件をするようにしましょう。
主に競合サイトでチェックする箇所
など、細かいところまで言えば書ききれませんが、この作業は丁寧に時間をかけてやるべきでしょう。
自分のサイトの状態を考慮しよう
自分のサイトとライバルのサイトを見比べて、コンテンツの品質(文字数や専門性を総合的に)はどうか、勝機があるのか見極める必要があります。
ユーザー目線から見てもクローラーから見ても劣っているサイトだと感じる場合は被リンク対策を見直すことや、コンテンツの修正を優先して行うか、対策ワードをよりニッチに設定するなど、対応が必要です。
ただ被リンクを貼ればいいというわけではない
何も考えずに被リンクを貼って効果が出るのであれば楽ですが、あなたのサイトが被リンクを獲得するのにふさわしいサイトか?ということを自問自答してみることが大切です。
どれだけ質の良い被リンクを貼っても土台となるサイトの品質を無視して考えるのは間違っています。
被リンク対策スケジュールを決める
一般的に、被リンクというのは大きく2パターンの増減の仕方があります。
テレビなどで紹介されたりして一時的に被リンクが激増した場合、話題となっているときは上位表示されますが、Googleから見て話題が去った後には上位表示する意味がないため、順位は下がります。
これはペナルティを受けているということではなく、フレッシュネスアルゴリズムによるものです。
自然リンクの場合
もうひとつは長く運用して自然発生したリンクです。
これらは自然に獲得したリンクなので不規則に増減します。
対策をするうえでも可能な限りこの自然リンクに近づける必要があり、これこそ長期にわたって上位表示をするための秘訣です。
リンクを貼るときは規則性と数に注意しながらスケジュールを立てることが重要です。
サテライトのバリエーション
すべてのサテライトサイトがWordpressだけ、無料ブログだけというのは不自然であるので、サイトの種類も分散させる必要があります。
IPについてもナチュラルである場合は分散していることが普通なので、IP分散サーバー等の導入も検討します。
バランスを見ながら行う
この段階で忘れがちなのは、自然に獲得したリンクに見せるという意味で対策ページのみへの被リンクではなく、下層ページへのリンクも行うべきであるということです。
対策したいページの評価と、サイト全体の評価のバランスも考えてスケジュールを設定する必要があります。
一般的には、ロングテールへの対策は競合が少ないうえ、売り上げに直結しやすいというメリットもあります。
サテライトサイトを作り始める
サテライトサイト構築に入る前に、用意するべきものを挙げます。
作りながら用意するのではなく計画的に必要なものを集めるようにしてください。
ドメイン名
予算:600~1.5万円/本(年間)
サテライトサイトを作る上で必要になるのがサイトのドメイン名です。
長期的に高品質のサテライトサイトを構築したい場合は新規ドメインでもよいのですが、サテライトサイトの数によっては現実的にサイトを育てる、ということが難しい場合がほとんどです。
そこで取り入れられている手法が「中古ドメイン」の活用です。
中古ドメインを賢く利用
中古ドメインであれば、ペナルティのリスクなどマイナス面を取り上げられることも多いですが、品質の良い中古ドメインを正しく使えば、短期的に価値のあるリンクを送ることが出来ます。
但し、中古ドメインの選定にはそれなりの時間が必要だったり、リスクが高まる側面はあるので、信頼できる中古ドメイン販売サイトで購入することを推奨します。
中古ドメインは海外オークションやドロップキャッチで自分で入手する手法も取れますが、中古ドメインを査定する時間や外部ツールの費用などが膨大になる場合もある上に、取得してサーチコンソールに入れたとたん、手動ペナルティだったなんてことは多くあります。
当店、アクセス中古ドメインであれば、ペナルティ無しのSEO目線で選定された中古ドメインの販売をしております。
レンタルサーバー
予算:2000~円/年(1サイト)
ドメインが用意出来たらレンタルサーバーの準備をしますが、先述したようにIP分散まで考えたサーバー選びをする必要があります。
「IP分散サーバー」「レンタルサーバー」等で検索すると安価でも高性能なサーバーが見つかるので、探してみてください。
123Server
http://www.123server.jp/
IP分散サーバーの「123SERVER」等が良く知られており、安価で利用することが出来ます。
コンテンツ
予算:0~文字単価1円程度
ここまで用意出来たらサテライトサイトで公開するコンテンツ記事が必要になります。
これは、可能であれば自分でわかりやすい記事を書くことが理想ですが、外部のライターに依頼するという方法もあります。
この場合、文字単価が約1円から5円ほどでオーダー可能になっていることが多いです。
しかしながら、オーダーとはいってもコンテンツの内容の決定や含めるワードの決定、ライターさんにお願いするオーダーシートづくりなど、結構労力を使ってしまうケースもあるので、コンテンツの専門性、難易度によっては自分で作るべきケースもあります。
サグーワークス
https://works.sagooo.com/
いくつかライティングサービスがある中で、サグーワークスの品質が私の場合、合っていました。
ライターさんと発注者の間に入ってくれるサグーのディレクターが親身になってくれているので好感が持てました。 オーダーフォーマットの自由さ、ちょっとしたワガママにも答えてくれるので、また利用したいと思いました。
もっと自サイト仕様でオーダーしたい場合は、クラウドソーシングでライターさんと直接やり取りをして、仕事をお願いするケースもあります。
こうして、ドメイン名、サーバー、コンテンツが揃ったら、サテライトサイトを作っていきます。
なお、無料ブログやまとめサイトなどのサテライトサイト構築は少し手順が異なる場合があります。
サテライトサイト構築
サテライトサイト構築についてはHTMLでコーディングしていく場合やWordpress等のCMSを利用して、構築していく場合、無料ブログ、まとめサイト、ECサイト等、いくつかあります。
デザイン
かつてはサテライトサイトのデザインに凝ることは無意味だったこともありますが、「価値のあるリンク」の要件にユーザービリティの良さ、デザインの良さも関係してきていると考えるべきでしょう。
複数あるサテライトサイトが全てWordpressのデフォルトテーマで作られているとナチュラルとは到底思えませんし、ペナルティのリスクが高まります。
一目見て「サテライト」とわかるようなデザインだと効果が薄れてきますし、今後さらなるクローラーの発達によって淘汰されていく可能性が高いです。
クローラー目線でも人間目線でも、読みたくなるようなサイト作りを心がけましょう。
baserCMS
http://basercms.net/
Wordpressばかりだから他のCMSは無いの?という方におすすめしたいのが国内発の「baserCMS」です。
最初は少しの学習コストがかかりますが、ほかのCMSに比べると簡単に扱うことが出来るためオススメしています。
baserCMSのサテライトサイトは事例があまりなく、どこにでもありふれたWordpressで作ることに抵抗があれば検討してみても良いかもしれません。
SEOに有効なプラグインやデザインテーマの種類はWordpressが最も豊富なので、初心者の方はサテライトサイトをWordpress中心で組み立てていくことをお勧めします。
マークアップ
HTMLサイトであろうとCMSサイトであろうとマークアップをクローラーに最適化させる作業も手を抜くべきではありません。
デザインもコンテンツも優秀でも、クローラーは人間と全く同じ目でサイトを評価できないため、HTMLの記述を正しくする必要があります。
タグの意味を正しく理解し、極力少ないコード量でクローラーフレンドリーなサイトを構築してください。
アンカーテキスト
サテライトサイトからリンクを送る際、アンカーテキストは都合よく対策したいワードだけを入れがちですが、これも自然とは言えません。
対策したいワードや類似ワードとは別に「URL」「詳しくはこちら」など自然に見せるための手法を使ってください。
このアンカーテキスト分散の手法を怠るとGoogleから自演リンクと認識される危険性があります。
また、裏技的には「公式」等を含める等の手法もあります。 あなたのサイトに合わせて研究していく必要があります。
また、アンカーを設置する位置ですが、基本的にはドメインパワーの最も強いTOPページから貼ることが多いですが、やはりこれも自然に見せる工夫として、時にはサイドバーから、下層ページからなど、ナチュラルになるよう設計していくことが求められます。
自然リンクも集まるサテライト
自然リンクを獲得できるようなサイト作りをしたほうが手っ取り早いとのご指摘は全く正しいでしょう。
今後さらに自演リンクが困難になっていくことでしょうが、被リンクが無いとGoogleが正しく順位付けできないのも事実です。
ただ、被リンク対策を行うには自然、自演の被リンクを問わずサイトの質に関しては手を向かないほうがいいということです。
商材や競合の動向も影響する
コンプレックス商材などは自然リンクの獲得が困難なケースもあります。また、自然リンクを獲得しても、競合が強力な被リンク対策を実施している場合も、対応をしないといけないケースもあります。
被リンクが集まる理由を考える
被リンク評価はサイトの人気投票ともいえる評価方法です。
だからこそ、価値のないサテライトサイトは淘汰され、品質の高いサテライトサイトだけが効果を発揮してゆき、今後さらに古い手法のサテライトサイトを使っているサイトの順位は下落していく可能性が高いため、ある意味チャンスともいえます。
ブラックハットだけ、ホワイトハットだけに固執せず、3C分析をしたうえで、サイトのSEO対策の方針を決定するべきだと考えます。
自分のサイトのコンテンツに自信があっても、まだGoogleは平等にコンテンツの質を理解することが出来ないので外部の対策にも目を向ける必要があります。