サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)とは
投稿日:2017/03/19 (更新日:)
Search Console(サーチコンソール)とは、Googleが提供するWebマスター向けの管理ツールになります。
2015年の5月頃まで、ウェブマスターツールと呼ばれていました。
サーチコンソールは、サイト運用、SEO対策、中古ドメインの確認においても有用なツールになります。
サーチコンソールで管理する
サーチコンソールはGoogleが提供するサイトの管理サービスです。
登録や利用が必須というわけではありませんが、利用することで様々なサイトに関するデータや情報をGoogleから受け取ることができます。
サーチコンソールの利点
- Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視できます。
- Google がコンテンツにアクセスできることを確認する
- クロール対象の新しいコンテンツを送信し、検索結果に表示したくないコンテンツを削除する
- 人目を引く検索結果を提供するコンテンツを作成し、監視する
- 検索パフォーマンスへの影響を最小限に抑えながらサイトを維持する
- マルウェアやスパムの問題を監視し、解決することでサイトを常に正常な状態に維持する
- Google 検索や世界中のユーザーからサイトがどのように見えているかを知ることができます
- 自分のサイトがどのようなクエリで検索結果に表示されているか?
- クエリの中で、特に自分のサイトへのトラフィックを増やしているものがあるか?
- 商品の価格、会社の連絡先情報、イベントがリッチ検索結果で強調されているか?
- どのサイトが自分のウェブサイトにリンクしているか?
- モバイルサイトがモバイルで検索するユーザーに対して適切に表示されているか?
サーチコンソールを利用することで内部の視点からのサイトパフォーマンスと外部からどのようにサイトが見られているかを確認することができ、サイト運用やSEO対策に活かすことができます。
サーチコンソールの利用
サーチコンソールは、Googleアカウントを持っていれば誰でも利用することが可能です。
自身のサイトを登録することで、SEOに関する情報やサイトをより良くしていくための情報を提供してもらえます。
サーチコンソールはウェブサイトに関わるすべてのユーザーに向けて提供されています。
- 作業を委託する事業主
- たとえ Search Console の使用方法を知らなくても、基本機能はすぐに覚えられます。
Search Console でウェブサイトを設定してくれるウェブマスターやマーケティング担当者を雇う場合でも、その担当者と連携して、ウェブサイトのすべてのレポートにアクセスして管理できます。
また、検索結果でのサイトのパフォーマンスを把握しておくと、サイトに関してビジネス上の重要な決定を下せるようになります。- SEO 専門家またはマーケティング担当者
- オンライン マーケティングの担当者は、Search Console を使用すると、ウェブサイト トラフィックを監視し、ランキングを最適化し、検索結果でのサイトの表示に関して十分な情報を得たうえで意思決定ができるようになります。
Search Console の情報を活用してウェブサイトの技術的な決定に影響を与えることも、アナリティクス、Google トレンド、AdWords などの Google ツールと組み合わせて詳細なマーケティング分析を行うこともできます。- サイト管理者
- サイト管理者はサイトが適切に運営されているかをチェックします。
Search Console なら、サーバーエラー、サイトの読み込みエラー、ハッキングやマルウェアなどのセキュリティの問題を簡単に監視し、場合によっては解決できます。
また、検索パフォーマンスに関連してサイトのメンテナンスや調整をスムーズに行うことができます。- ウェブ デベロッパー
- サイトの実際のマークアップやコードを作成している場合は、Search Console を使用すると、構造化データでのエラーなど、マークアップに関する一般的な問題を監視し、解決できます。
- アプリ デベロッパー
- アプリの所有者である場合、モバイル ユーザーが Google 検索を使用してどのようにアプリを見つけたかを確認できます。
Search Console によって、アプリとウェブサイトの世界をシームレスに統合しやすくなります。
無料で使える
多機能なサーチコンソールは無料で利用することが可能です。
サイトを運用していく上でサーチコンソールを活用することは重要です。
サーチコンソールでわかること
サーチコンソールでは様々なことが分析できます。
また、分析以外の機能も多くあります。
ダッシュボード以下の5項目の説明をします。
メッセージ
サーチコンソールにサイトを登録するとGoogleからメッセージが届きます。
また、サイトに関する問題などの連絡が来ることもあります。
検索での見え方
検索結果でサイトがどのような見え方をしているか確認や問題点の発見や改善に利用できます。
- 構造化データ
- リッチカード
- データハイライター
- HTMLの改善
- Accelerated Mobile Pages
上記の項目が個別に確認できます。
検索トラフィック
検索トラフィックの中には様々な機能の項目が入っています。
検索の流入に関する分析や被リンク、内部リンクに関する分析、手動ペナルティの確認など多くの重要な機能が備わっています。
- 検索アナリティクス
- サイトへのリンク
- 内部リンク
- 手動による対策
- インターナショナルターゲティング
- モバイルユーザビリティ
上記の項目が個別に確認できます。
Googleインデックス
インデックス状況などの確認ができます。
- インデックスステータス
- ブロックされたリソース
- URLの削除
上記の項目が個別に確認できます。
クロール
クロールの状況や状態、またはクロールの依頼やサイトマップの送信などが行えます。
- クロールエラー
- クロールの統計情報
- Fetch as Google
- robots.txt テスター
- サイトマップ
- URLパラメーター
上記の項目が個別に確認できます。
適切なSEOやサイト運用ができているか
Googleが提供しているツールですので、サーチコンソールから何らかの問題が警告されるようなサイトの状態は危険であるという判断ができます。
サーチコンソールの利用はサイトの運営者として最低限やるべきことのひとつと言ってもいいでしょう。
分析や今後の指針にも利用できる
改善できるポイントや問題点を教えてくれるので、分析にも今後の方向性を定めることにも利用できます。
また、サイトへの流入キーワードや被リンクの分析ツールという側面もあり非常に有用であると言えます。
中古ドメインの確認にも最適
ペナルティがあるかどうかも勿論ですが、被リンクの分析にも用いることができるので中古ドメインの分析にも利用できます。
サイト構築後は勿論、ドメインのみの状態でもサーチコンソールに登録することは可能なのでぜひ利用してみましょう。