「ドメインパワー」がある状態とは?
投稿日:2017/10/03 (更新日:)
中古ドメイン・オールドドメインの話題で最近耳にする「ドメインパワー」とはいったい何でしょうか?
ドメインがどのような状態になることをドメインパワーがある状態というのか、明確な定義もなく曖昧な用語のように思います。
本日はそんなドメインパワーについての見解を解説します。
ドメインパワーとは:一般的によく聞く意味
簡潔に言えばドメイン名が育ってSEO価値を持ち、検索順位が付きやすくなったり、ahrefs(エイチレフス)・Majestic(マジェスティック)・MOZ(モズ)等の外部ツールでハイスコアを出すような状態のことだと思われます。
ドメインパワーのイメージ例
- MajesticのTF(トラストフロー)が高い(40以上など)
- MOZのDA(ドメインオーソリティ)が高い(50以上など)
- 運用履歴が長い(4年以上など)
- 被リンク(バックリンクが多い)
- インデックス済みページ数が多い
- Googleのクロール頻度が高い
など
これらはドメインのパワーやSEO評価を決定するうえで参考になりますが、本質的にはサイトのコンテンツの評価したり、外部要因を評価したり総合的な「ドメイン」の強さであると考えます。
ドメインパワーという言葉の意味を一度整理したいと思います。
ドメインパワーがある状態とは?
私の場合、「ドメインパワーがある状態」というのをこのように捉えています。
すぐに検索エンジンにインデックスされる状態
そして、ドメインパワーが高ければ高いほどインデックスされる順位も上位になると考えています。
極論になってしまいますが、ドメインパワーが高ければある程度「クズ記事」「それほど品質が良くないコンテンツ」を投入しても、それなりの順位がつくということです。
ドメインパワーが高い状態で、コンテンツを充実させれば検索エンジンで上位を獲る且つ長く安定的である状態になります。
良質なナチュラルリンクもついているのなら、さらに安定的に順位を継続もしくはさらに上昇させるでしょう。 ドメインをこのような状態に持っていけば、定期的な少しの更新でも良好な検索順位を維持できると考えます。
では、このドメインパワーを手に入れるためにどうすれば良いのでしょうか?
ドメインを育ててドメインパワーを得る
ドメインを育てる方法があります。 具体的なやり方としては、
- 長い年月をかける
- 更新・追加頻度を多く
- リンクを獲得する
- キチンとした内部SEO施策
- コンテンツの品質向上・独自性・専門性
- コンテンツのページ数も多く
など、一般的なSEO対策のような作業が必要です。 ドメインパワーを養うということはコストも努力も欠かせません。
ドメインパワー構築においては努力が必要なくなることは絶対に無いと考えていますが、短縮は可能です。 それが「中古ドメイン(オールドドメイン)」です。
中古ドメインでドメインを育てる時間短縮
中古ドメインを利用すればドメインを一から育てた場合と比較して、ドメインパワーがつくまでの時間を短縮することが出来ます。
要因としてドメインエイジが長い事、被リンクをすでに獲得していることが挙げられます。 当然、早く育つということはサイトの成果もそれだけ早く出やすくなるということです。
しかしながら、中古ドメインだからと言ってコンテンツを手抜きして良いわけではありません。 あくまでもドメインが育つのを加速させるだけなので、一定の努力は必ず必要です。
ドメインパワーがついても・・・
先ほども言ったように、本当の意味でドメインパワーがつくと、極論ですが低品質記事を入れてもある程度の順位がつくことがあります。
それもごく一定期間の話です。
味をしめて、低品質コンテンツを投入して楽をしているとアルゴリズムアップデートで必ず痛い目にあうでしょう。
ドメインパワーを得ようと思い日々の作業をするよりも、頑張った結果として得られるものがドメインパワーであると思い意識しすぎないで作業に取り組むことが大切です。 中古ドメインの利用も有効ですが、努力はする必要があります。