競合調査で決める!オールドドメインの最適なスペックの考え方
投稿日:2017/12/15 (更新日:)
オールドドメイン(中古ドメイン)の取得を考える理由は、人それぞれあると思います。
ですが、オールドドメインであれば何でもいいわけではありませんし、オールドドメインを使っていればサイトはどうでもいいというわけではありません。
当店では、パワーランクを用いてオールドドメインを分類していますが、利用目的や競合の強弱により選ぶドメインも変わってきます。
以下で解説することはメインサイト利用でもサテライト利用でも本質的には通用することです。
オールドドメイン取得の前に競合調査が必要な理由
オールドドメインを取得する際の基準や選ぶ理由として、
などが考えられます。
上記のどれかの要素だけで判断して、オールドドメインを取得するのは安心できる販売店を利用しているのみになります。
また、販売店を利用していたとしても予算の範囲などもあり単純にスコアや価格だけでを見て購入できない場合も考えられます。
スコアが高いドメインの方がオススメではありますが
「アクセス中古ドメイン」の場合、パワーランクを用いてスコアや用途に応じて分類しています。
- プラチナ:最高品質、高い効果が期待できる商品
- ゴールド:メインサイト向けの商品
- シルバー:幅広い用途に適した商品
- ブロンズ:サテライトサイト・サブサイト向けの商品
上記を例にして、商品購入の際に目的と照らし合わせて参考にしていきたいと考えています。
ですが、競合、ライバルの強さや状況に応じて選び方も変わってくることもあります。
競合に応じて選ぶランクを柔軟に決めよう
ドメインパワーが高いものがいい場合やメインサイトに利用して効果を高めたいと考えている場合は、ゴールドランクかシルバーランクの中でもスコアが高いものをオススメします。
数は少ないですが、プラチナランクは高いパワーを持っていてスコアやパワーランクから見ても多くあるものではないので、利用することでSEO効果を高められるでしょう。
ですが調べた結果、
- 競合が新規ドメインばかりである
- サイトの質もそれほど高くないものが上位
- コンテンツ勝負で勝てそう
などと判断した場合、中古ドメインを利用しようと考えたとしてもそこまで価格もランクも高いものを選ばないでも済むかもしれません。
競合サイトの特徴や傾向を把握しておく
競合のドメインをしっかりと調査するには、調査ツールを導入しないとできない場合もありますが、導入している方ばかりではないでしょう。
無料のツールも多くありますが有料のツール(Ahrefs・MOZ・Majestic)などの有名で信頼性の高いツールでも複数利用しなければスコアはなどはわかりません。
また、スコアだけ見て競合を判断してしまうのもよくありません。
スコアなどを加味しないで競合サイトの強さを判断するには、最低限上位表示されているサイトの1位から10位までのサイトとしての特徴や傾向を、自分の眼で見ていくことをオススメします。
サイトのランクインページを見る
狙っているキーワードで検索した結果の競合サイトのランクインURLとページ内容を見てみましょう。
例としましては、
- TOPページがランクインしているのか
- 記事ページやカテゴリーページがランクインしているのか
- サイトの規模
- ページの内容や質
上記を確認して、自分なりの難易度を導き出しましょう。
TOPページばかりランクインしている場合は、TOPに力を入れたりある程度のサイトの規模が必要になるかもしれません。
記事ページやカテゴリーページがランクインしている場合、1記事に力を入れてランクインしているページより質が高いものを用意すれば、上位表示できる確率が高いといえます。
サイトの規模は、大きなサイトがランクインしているのか、数記事しかない小さいサイトがランクインしているのかを見ておきましょう。
ページの内容や質、客観的な評価をしてみてランクインしているページの内容や質を判断してそれを上回ることが難しいかどうかを判断します。
競合が使用しているドメインが新規か中古かは調べておく
ドメインのスコアなどを調査することができなくても、競合サイトのドメインが新規ドメインなのか中古ドメインなのかは調べることができます。
文字列だけで判断せずに無料で利用できるウェイバックマシンを利用して、競合ドメインの運用履歴を見てください。
サイト内容が大きく変わっていたりした場合は、中古ドメインである可能性が高いといえます。
また、同時にドメインエイジも確認できるのでオールドドメイン取得の際の参考のひとつとして利用できます。
競合に応じてアクセス中古ドメインのパワーランクから選ぶ
当店のパワーランクから、競合の強さに応じてのオールドドメインの選び方をご紹介します。
当店でお買い物する際の、参考にしてください。
競合が確実に強い時は、プラチナ・ゴールドランクから!
上位表示されている競合サイトが、
- 大手サイトもいる
- 中古ドメインを利用している
- SEO対策をしている
- サイトの規模も大きい
- コンテンツも強い
- ドメインエイジが長い
上記に当てはまるようなサイトばかりであれば、当店のプラチナ・ゴールドランクのオールドドメインの利用をオススメします。
この場合の競合サイトは、中古ドメインの利用、SEO対策の実施、コンテンツの強化、継続したサイト運用を行っていると考えられますので、ランクの高い商品を購入してその他の部分も力を入れてサイト運用をしていく必要があります。
競合サイトが強めの時は、ゴールドランク!
上位表示されている競合サイトが、メインのメディアとして利用されているサイトが多くいる場合はゴールドランクがオススメです。
- 中古・新規ドメインが混在している
- 質の高いサイトが多い
- TOP以外のURLもランクインしている
- コンテンツ勝負の面もある
ゴールドランクは、メインサイトの利用に一番オススメのランクで人気も高い商品です。
ゴールドランククラスのドメインであれば、上位表示されている競合のドメインをスコアの面では同等か上回っているケースが多くなります。
先にドメインで差をつけておいて、サイトの質を高めていくことで勝機が増します。
競合サイトが普通ぐらいの時は、シルバーランク!
上位表示されている競合サイトが普通ぐらいの時の例としては、
比較的、簡素な作りのサイトや上位にランクインしているサイトの傾向にバラつきが多い場合は、シルバーランクの商品で勝負できるでしょう。
シルバーランクはサブメディアとして利用する際にも効果的ですし。競合性が普通から弱めの場合にもシルバーランクを利用すると差をつけやすくなります。
競合サイトが弱い時は、ブロンズランク!
競合サイトが弱い場合といいますと、
- パッと見で勝てそう
- サイトの規模が小さい
- 新規ドメインや日本語ドメインばかり
- ペラサイトもいる
- コンテンツもそこそこぐらい
このような状況であれば、狙い目の市場を発見したとも言えますね。
この場合、敢えてゴールドランクを利用して他を寄せ付けないサイトを作ってしまうのも手ですが、ブロンズランクで様子見をしつつサイトの質を高めれば勝てる確率は高いでしょう。
競合がいない未開拓なジャンルなどは、新規ドメインでも可
オールドドメインを取り扱っているので新規ドメインをオススメするのもなんですが、競合不在、新規に開拓したジャンルやブランドを押し出したい場合は、それに適した文字列などで新規ドメインを取得し運用していってもいいと考えています。
もちろん、中古ドメインの利用も問題ありませんし効果的に働く面もあります。
ですが、中古ドメインを選ぶ際の重要な点は目的に一致しているかどうかという面も大事になりますので、文字列にこだわりたい時やブランドイメージを浸透させたいなどの考えの場合は適した文字列の新規ドメインの利用がいいでしょう。
取得したオールドドメインはサイトとともに育ちます
オールドドメインは取得して終わりではありません。
目的に合ったドメインも、SEO効果を持ったドメインもサイトの質が悪ければ力を発揮できないどころか急速に力は失われてしまうからです。
競合を調査して適したドメインを手に入れてもサイトとして競合を上回る努力をしなければドメインも効力を発揮できません。
サイトの質が高まることでドメインの価値も高まることに繋がります。
ドメインの価値の具体例として、MajesticSEOのトラストフロー(TF)がありますが、TF30のドメインを半年間運用してTF60まで上昇させたことがあります。
TFで価値の全てが決まるわけではありませんが、TFの伸びに応じてアクセス数も上昇していきました。
ドメインの価値に見合ったサイト作り
スコアが高いドメインを手に入れても、内容の薄いサイトや質の低いサイト、スパム的なサイトで利用すればドメインの価値に見合ったサイトとは言えません。
また、そのような利用をしていても効果は持続しませんし、ドメインの価値を落としてしまっているといっても過言ではありません。
ドメインの価値を高めるのはサイトの質
例えば、取得したドメインがブロンズランクであっても素晴らしいサイトを作成し運用を続けていけばゴールドランクに匹敵する価値を待つドメインに変貌している可能性もあります。
良くも悪くもドメインはサイトの質や価値に左右される面があるからです。
サイト運用を通してオールドドメインの効果を発揮させるためにもオールドドメインの価値を増すためにもサイト自体を高める努力が必要です。
手に入れたオールドドメインを長く効果的に利用していくことを考えてサイト運用を行いましょう。