Majesticを使って競合ドメインを一気に調査する方法
投稿日:2017/12/12 (更新日:)
- Compare Domains・ドメインの比較
- Summary・ドメイン概要の比較
- Backlink History・バックリンクの履歴を比較
- Compare Domains・その他の機能
- アクセス中古ドメインの商品を選ぶときに競合と比べる
Majestic(マジェスティック)はSite Explorer以外にも多くの機能を持ったツールです。
機能のひとつである「Compare Domains」を利用してドメインデータを比較し競合調査やドメイン選定に活用してみましょう。
Compare Domains・ドメインの比較
Majesticの機能はToolsを見ると多くあることがわかります。
今回はドメイン選定にも利用できる「Compare Domains」を紹介していきます。
上記画像が、Compare Domains(ドメインの比較)のTOP画面になります。
画面に5つ入力するフォームがあり、
- ルートドメイン
- サブドメイン
- URL
を入力して比較することができます。
また、最大で10件を調べることが可能になっています。
Summary・ドメイン概要の比較
Summary画面を開くと、「example.com」がサンプルとして入っていました。
表示されている項目は、
- Target Type:ルートドメイン、サブドメイン、URLの判定
- Trust Flow:トラストフロー
- Citation Flow:サイテーションフロー
- Referring domains:リンク元ドメイン数
- External Backlinks:バックリンク数
- Majestic Million (Domain):マジェスティックミリオンのランキング
- Indexed URLs:インデックスされているURL数
- Class C subnets:クラスCのIP分散
- Referring IP addresses:参照IPアドレス
- Educational Referring Domains:教育機関のリンク元ドメイン数
- Educational External Backlinks:教育機関からのバックリンク数
- Governmental Referring Domains:政府機関のリンク元ドメイン数
- Governmental External Backlinks:政府機関からのバックリンク数
上記項目が、一覧で確認できます。
複数のドメインやURLを入力することで、データを比較して調査することが可能です。
複数のドメイン・URLを入力してみる
サンプルとして入っていた「example.com」はルートドメインになりますので、サブドメイン、URLを追加して入力してデータを出してみます。
入力したものは、
- example.com
- www.example.com
- https://example.com
- https://www.example.com
になります。
例えば、キーワードに対しての1位~10位までの競合サイトを入力して比較してみてもいいですし、中古ドメインの場合は運用URLごとに比較してメインの運用を決める参考にも利用できるのではないでしょうか。
Backlink History・バックリンクの履歴を比較
入力した、ドメイン・URLのバックリンクの動きをグラフで確認できます。
グラフにマウスをポイントすると、データを見ることができます。
データは、
- Daily:毎日
- Cumulative:累積的
- Normalized:正規化
で切り替えることができます。
またグラフも、
- Line:折れ線グラフ
- Column:棒グラフ
と表示を切り替えられます。
グラフで見ることにより、急激な変化が起きていないかを発見しやすくなります。
SEOでも中古ドメイン選定においても急激なリンクに関する動きがある場合は、何か起きたのではないかと注意することが必要です。
参照ドメイン履歴も比較できる
リンクと同様に参照ドメイン(リンク元ドメイン)の動きもグラフで確認することができます。
リンク数だけでなく、リンク元ドメイン数の動きも重要になりますので、同時に確認するといいでしょう。
Compare Domains・その他の機能
Compare Domainsの残りの機能は、
- Flow Metrics History
- Topics
- Clique Hunter
になります。
最低限、中古ドメインの選定や競合調査には「Summary」と「Backlink History」を見ておくようにすればいいでしょう。
ですが、残りの機能も見ていきましょう。
Flow Metrics History
Flow Metrics History(フローメトリクスヒストリー)は、Majesticの独自指標で重要な意味を持つ、TF(トラストフロー)とCF(サイテーションフロー)からドメインの強さや安定性を比較することができます。
TFとCFはSummaryでも確認できますので、注視するといいでしょう。
Topics
Topics(トピックス)では、Majesticの指標のTopical Trust Flow(トピカルトラストフロー)を入力したドメインやURLから確認することができます。
トピカルトラストフローは、Majesticがカテゴリ化したジャンルへの影響度を確認することができる指標になります。
また、こちらでもTFとCFが確認可能になっています。
Clique Hunter
Clique Hunter(クリークハンター・クリックハンター)は、入力したドメインやURLに対して、共通したリンク先ドメインがあるかを発見することができます。
リンクの質の差を発見するのに利用できます。
アクセス中古ドメインの商品を選ぶときに競合と比べる
例えば、「アクセス中古ドメイン」で商品を選ぶ際に、Majesticのデータを商品ページから確認することができます。
狙っているキーワードに対して、競合サイトを1位~10位までを洗い出しておきMajesticの「Compare Domains」を利用してデータを比較することで購入する商品をより絞り込む頃ができます。
競合サイトの平均TF・CFを導き出したり、どのような特徴のあるドメインがランクインしているかを調べることで、適切な商品を選ぶことができます。
中古ドメインのスコアだけで、サイトの優劣が決まるわけではありませんが、より適切な中古ドメインを選び競合より優れたサイトを作成・運用することで成功する確率が高まります。
質の高い中古ドメインを手に入れてからがスタート
中古ドメインの特性上、確実にこのドメインが良い、このドメインでサイトを運用すれば成功する、競合に勝てると言い切ることは難しくなります。
ドメインの査定点や各ツールのスコア通りに、検索順位が並んでいるわけではないからです。
ですが、競合サイトでも中古ドメインを利用している場合もありますし、中古ドメインを利用した上で成功しているサイトも多くあります。
最後に差をつける要素が、ドメインパワーの差になる場合もあります。
ドメインで差をつけるためにも、質が高く、効果的な中古ドメインの利用をオススメしています!