Ahrefsを使って競合調査!
投稿日:2017/04/03 (更新日:)
- SEOとしても競合調査の必要
- Ahrefs・Site Explorerで競合分析
- まずは被リンクの分析(Backlinks)
- Ahrefs・Site Explorer Organic search
- Ahrefs・キーワードの分析からやるべきこと
- Pages・ページ
- Outgoing links・発リンク
- Paid search・有料検索広告
- 【Domain Comparison】Ahrefsの便利な機能
- 中古ドメインの分析にも便利
Ahrefs(エイチレフス)は被リンクやコンテンツ、キーワードとサイトや様々なSEOに関することを調査できるツールです。
中古ドメインの調査の際も、もちろん使えます。
ドメインやURLがわかっているだけで様々な情報を見ることができるからです。
このようなことからAhrefsは、競合調査や分析にも利用可能なツールです。
SEOとしても競合調査の必要
競合調査は、サイト運用後も運用前もどちらとも必要な調査です。
ライバルとなるサイトを知ることでこちら側の戦略や舵取りも変わっていくからです。
現状の把握
競合の分析を進めていくと、自身のサイトの現状が見えてきます。
外的要因、内的要因の両方がわかるでしょう。
競合と比較することで、自身のサイトに足りない箇所や優れている箇所、改善の必要性がある箇所などを見つけることができます。
差別化のヒントに
競合にあって自身にないものを補っただけでは、勝つことができないでしょう。
よそにないもの、よそとは違うカラー、よそとは違うサービスや情報を提供することで差別化が図れます。
差別化することでブランド力が上がります。
ニーズを読む
自身のサイトやサービスより多くのユーザーから利用されている競合を調査することでユーザーのニーズがわかります。
ニーズがない部分をいくら改善したり差別化を測ったところで成果に繋げるのは難しいので、ユーザーのニーズを把握したうえで優位性を見出していきましょう。
Ahrefs・Site Explorerで競合分析
AhrefsのSite Explorer(サイトエクスプローラー)は、主に被リンク分析を行えます。
サイトエクスプローラーの機能を使って、競合サイトの
- 被リンクの詳細
- 自然流入キーワードの詳細
- 被リンクが多いページやコンテンツ
- 発リンク
- 有料検索広告
上記を分析することで、競合や自身のサイトを把握していきます。
まずは被リンクの分析(Backlinks)
ダッシュボードに表示される被リンク数、リンク元ドメイン数を見ることで大雑把な比較をすることはできます。
他にそこまでの違いがないのに、あまりにも大きく数字に差が起きていれば改善点のひとつと言えるかもしれません。
ですが、被リンクは詳細に確認したほうがいいでしょう。
被リンクの見るべきポイント
被リンク数とリンク元ドメイン数を確認することは最低限行ったほうがいいでしょう。
被リンクの数があればいいわけではありませんが、順位が高いサイトで被リンクの数が多ければ質が高い被リンクが多いという考え方もできます。
また、リンク元ドメイン数やリンク元IPの分散も見ておくべきでしょう。
あくまで数値は、競合サイトの状況と自身のサイトの状況を照らし合わせて客観的に比較して判断する必要があります。
改善を焦って、身の丈に合わない方法や手段を迂闊に選ばないようにしましょう。
アンカーテキストも見ておこう(Anchors)
競合サイトは、狙っているキーワードも類似してくるでしょう。
ですから、アンカーテキストを確認することは重要です。
サテライトサイトと思われるサイトを発見した場合、そこからどのようなアンカーテキストで被リンクが貼られているかわかれば大きなヒントになるでしょう。
サテライトの発見と分析
Site Explorer(サイトエクスプローラー)で被リンクを分析しサイトを辿って行けば、競合サイトが利用しているサテライトを発見できるかもしれません。
自身で行っているサテライトを利用した被リンク対策のやり方を測ることにもなります。
上位競合のサテライトが全て効果的であるということは言えませんが、いろいろと改善点を探った中で自身が利用しているサテライトの質が原因であるとなる可能性もあるでしょう。
逆の効果を下げてしまっているサテライトサイトも数多くあります、自身のサテライトがそうならないようにしましょうリンク先のサイトを調査する
サテライトの発見と同様に、リンク元のサイトを目視で確認することは重要です。
例えば、人気サイトや有名サイトから被リンクを受けている競合であれば簡単に勝つことはできないかもしれません。
Ahrefs・Site Explorer Organic search
サイトエクスプローラーの機能のひとつにOrganic Keywords(オーガニックキーワーズ)という機能があります。
オーガニックキーワード、いわゆる自然検索でどのような言葉、キーワードで流入があったのかを見ることができます。
AhrefsにはKeywords Explorerというキーワードに特化した機能もあり、併せて利用することをオススメします。
流入キーワードを分析する
Organic Keywordsを開くと流入があったキーワードが一覧で見ることができます。
自分のサイトへの流入キーワードを調べることで、ユーザーの意図を予測し狙っているキーワードからの流入が少なければ改善を考える要因やコンテンツ追加へのヒントにも繋げることができます。
競合サイトも同様に分析することで、どのようなキーワードから流入が多いのかを把握できます。
自分が狙っているキーワードと同じである場合は競合に勝つために様々な努力をしなければなりません。
キーワードに関する情報もわかる
流入キーワードに付随する情報も確認することができます。
自身のサイトの状況把握や今後の指針や競合サイトの状況把握にも利用することができます。
Volume・ボリューム
キーワードのボリュームが表示されています。
ここで表示されているボリュームは、推定月間検索ボリュームになります。
つまり、このキーワードは月に何回検索されていたかという目安にできます。
Keyword Difficulty・キーワード・ディフィカルティ
キーワード難易度のことになります。
キーワードが検索結果の1ページ目にランクインする難易度を1~100の数値で表しています。
Cost per click・コスト・パー・クリック
クリック単価のことになります。
Googleアドワーズ広告に掲載されていた場合の、キーワードのクリック単価が表示されます。
Traffic・トラフィック
いわゆる予測トラフィックです。
オーガニック検索で、該当ページに到達するトラフィックの見積もりです。
毎月の検索ボリュームと該当キーワードでのサイトの位置に基づいて計算されています。
Position・ポジション
検索順位のことです。
キーワードのオーガニック検索結果でサイトやページがランクインしている位置、ポジションを表示しています。
URL
ランクインURLになります。
キーワードのオーガニック検索結果に対してランクインしているURLになります。
Ahrefs・キーワードの分析からやるべきこと
サイトリリース前なのか後なのかでやるべきことは変わってきますが、キーワードを調べることで直結することはコンテンツに関することになるでしょう。
ロングテールを行う場合も同様です。
いかに検索で流入してきたユーザーを満足させ、成果に繋げるかということが重要だからです。
強みと弱みの把握
狙っているキーワードでに対して競合が自身のサイトより上位にいる場合は、上位の競合を凌駕する対応が必要です。
コンテンツの増強なのか被リンク対策なのか、その他の要因であるのかは分析しないとわかりませんが、なんらかの要因で劣っていると判断されていると考えておいたほうがいいでしょう。
逆に競合サイトより上位表示ができているキーワードのページは強みであると捉えることができます。
より良くする努力や自身や競合の他のページと比較してみて評価されている点はどこであるのか分析してみるといいでしょう。
差がないと判断した場合
キーワードの分析からコンテンツに関して問題がない場合、またはコンテンツを見直し増強を図っても好転しない場合は、その他の要因であると考えることで活路が見えます。
キーワードを分析することでキーワードに関すること以外が要因であると絞り込むこともできるからです。
このような場合はその他のSEO対策、中古ドメインの利用や外部対策を強化するなどの方向に舵を取る必要があるかもしれません。
Pages・ページ
対象となるウェブサイトのページの被リンク数やソーシャルシェア数の詳細を素早く把握することができる機能になります。
The Best Pages by Backlinks
被リンクを多く受けているページが一覧で見ることができる機能です。
被リンクの総数に基づいてサイトのページをランク付けしてくれています。
すべてが当てはまるとは限りませんが、様々な改善を試みても競合に勝てない場合は被リンクの数の違いなどの差も加味されているかもしれません。
各ページの被リンクの把握にも便利
被リンクが付いているページの一覧が見れますので、どのページにどれぐらいの被リンクがついているかがわかりやすくなっています。
急激に被リンクが減ったり増えたりしていないかなども意識してみると良いでしょう。
Best by links' growth
直近の30日間、7日間、1日間、に区切り増えた被リンクの数を確認できます。
The Best Pages by Shares
5つの主要なソーシャルネットワークでの獲得したシェア数が確認できます。
- Google+
上記のサービスになります。
Outgoing links・発リンク
発リンクを見ることができます。
サイトがどのような発リンクをしているのか、どこに発リンクを送っているのかが確認できます。
Linked Domains
サイトからリンクしているウェブサイトを一覧で確認できます。
Anchors
サイト上にある内部と外部すべてのリンクのアンカーテキストとリンク先を一覧で確認できます。
発リンクや内部リンクの確認
競合や自身のサイトを問わず、発リンクや内部リンクを把握しておくことは重要です。
中には壊れたリンク(Broken linksで確認できる)も含まれていることもあり調べることで修正することは無駄ではないからです。
発リンクや内部リンクもSEOに影響しますPaid search・有料検索広告
有料検索広告のキーワードの調査が可能です。
例えば、競合が広告に力を入れていたとしても自分たちは広告に力を入れられない場合も考えられますので、様々な調査をしたあとに検討するといいでしょう。
【Domain Comparison】Ahrefsの便利な機能
Ahrefsの機能に、Domain Comparison(ドメインコンパリゾン)というものがあり、競合調査に向いている機能だと感じました。
Comparisonとは比較という意味になります。
ドメインの比較を行うことができる機能になります。
5つのドメインを比較できる
最大で5つのドメインを比較できます。
競合調査にも、自身のサイトとの比較にも利用できます。
ドメインを入力するだけでデータを見ることができます。
被リンクとソーシャルシェアを主に比較
SNSシェアやトップレベルドメインでの被リンクの割合、教育機関や政府機関からの被リンクの数も比較できます。
もちろん、IP数、リンク元ドメイン数や被リンク総数も一覧で確認できます。
グラフでも確認できる
視覚的にもわかりやすいグラフでの確認が可能です。
NofollowとDofollowなどの被リンクに関する割合などが確認できます。
被リンクの推移の確認
被リンクの増減がグラフでわかりやすく確認できます。
競合の動きや競合に比べたときの自身のサイトの動きを比較することができます。
中古ドメインの分析にも便利
中古ドメインは被リンクを精査する必要がありますが、ドメインコンパリゾンを利用することで5つのドメインを比較できるので便利です。
被リンク以外にも確認しなければいけない項目は多々ありますし、被リンクも質を見ていかなければいけませんが、全体の大まかな特徴や篩にかける機能としては有用だと感じています。
競合に勝つために中古ドメインのご利用を
競合を調査し様々な施策を試した後でも、施策を行う前でも中古ドメインを利用することは競合に勝つための施策のひとつと言えます。
質の高い中古ドメインの力を利用することでSEO効果が高まり、順位を好転できるからです。
アクセス中古ドメインは品質を重視しSEO効果がある中古ドメインをご用意しています。
競合サイトやサイトの力を高めるためにも、中古ドメインの利用をお考え下さい。
是非、当店の利用をご検討ください。