検索順位の動きからサイト・コンテンツのポテンシャルを見抜く!
投稿日:2018/03/20 (更新日:)
検索順位は日々動いています。
タイミングによっては大きな動きを見せる場合もあります。
Googleのアルゴリズムや順位の動きを完全に追うことはできませんが、サイト運用をしていく経験から順位の動きが参考になることは多くあります。
新しくリリースした記事や改修した記事の動きや、日々の順位の動向によりある程度のコンテンツのポテンシャルを自分なりに感じ、サイト運用に活用しましょう。
検索順位の動きを把握する
特定のキーワードで上位表示を狙って作成する記事やコンテンツがある場合は、キーワードに対しての順位の動向を把握しておきましょう。
作成して公開後は最低1ヶ月から3ヶ月ぐらいは、順位が安定しない場合があります。
順位が安定するまでは、大きな修正やバックリンクを自演するなどは控えて、コンテンツや記事だけでどの程度の順位がつくかを見ておいたほうがいいでしょう。
順位安定の目安
順位安定の目安として2週間ぐらいの期間順位の動きがプラスマイナス5位以内で推移していくようになったら、評価が決まってきたと考えられます。
実際は、急な動きとかもありますし、毎日10位前後は動くような状態もなくはないので、キーワードにより基準は柔軟に考えたほうがいいでしょう。
ですが、大きく見ても10位前後の上限まで落ち着かないで変化しているのであれば、安定してはいないといえるでしょう。
順位がつかない、変化が大きい場合
公開した記事が、いつまで経っても順位がつかない、100位以上などの下位にいる、順位の振れ幅が激しい場合は躊躇せず改善しても問題ないでしょう。
目安として1ヶ月は様子を見てもいいでしょうが、圏外などの場合はこれ以上悪くなりようがないと割り切って思い切った手直しも必要です。
検索順位を目安にポテンシャルを測る
検索順位の動きを気持ちや思い入れとは別に目安にしなければいけません。
SEOや上位表示ということを考えた場合の答えは検索順位になるからです。
検索順位の動き方から、ページやコンテンツのポテンシャルをどのように目安にしているかを紹介します。
基本的に10位前後にいる場合
順位が安定した時に、10位前後にいる場合はポテンシャルが相当高いといえるでしょう。
10位以内、5位以内と少しずつ上昇していくようであれば評価が高い傾向があるとも言えます。
改修をする際は、慎重に行い上位のサイトをよく観察し、上回れるような改修を心掛けましょう。
逆に徐々に順位を落としているようであれば20位を目安にして、それ以降も下がるようであれば思い切った改善をした方がいいかもしれません。
20位~30位前後にいる場合
20位~30位前後で順位が安定してる場合は、伸びしろがある状態ということができます。
うまく改善することができれば、上位を目指せる可能性を秘めています。
ですが、良くも悪くも順位評価で動きが大きくなりやすい位置であるとも言えますので、徐々に評価が下がっている場合には注意が必要です。
40位~70位前後にいる場合
40位~70位ぐらいにいるという状態は、順位をつけられている最低ラインには存在しているという感覚でいいでしょう。
思い切った改善や記事自体に見切りをつけるのもアリな順位です。
この位置にいて改修をして順位が上昇しないまま推移している記事は、伸びしろがないとも言えます。
それ以降、100位~圏外にいる場合
公開して1ヶ月以上も経過しているのに、100位以上や圏外(100位以上を圏外とします)にいる場合は、ほとんどの場合に質が悪いコンテンツや記事であるということが言えます。
100位から圏外は、存在していないページと言ってもいいぐらいに人の目に触れる可能性は低い位置になります。
ポテンシャルを考えるより、50位以内にランクインさせることをまず目標に改善を行ったほうがいいでしょう。
アルゴリズム変更などで順位が動いた時の経過を見る
アルゴリズム変更やGoogleアップデートにより検索順位が大きく変化する場合があります。
この場合の順位の動きからコンテンツの評価やポテンシャルを考えるヒントになる場合があります。
大幅に変化した後に、どのような位置で安定したかによって変わってきます。
下位・圏外から大きく順位を上げて、その後また戻る
急に圏外から、10位以内などの順位がつくことがあります。
この場合、そのまま10位前後に落ち着く場合もありますが、すぐまた圏外に戻されて上昇する気配がない場合は交通事故のような上位獲得です。
ですから、偶然上位になった程度に考えておいて改善をしたほうがいいでしょう。
中位から10位圏内に上がり、また戻る
20~30位ぐらいの位置から、10位圏内に一気に上がってまた同じ位置に戻る記事やコンテンツは、10位以内に入れる可能性が高いか競合サイトとの差があまりないと考えられます。
この場合は、順位が戻って落ち着いたら上位獲得のための作業を行っていいでしょう。
圏外に飛ばされて戻って来ない
既に圏外などは除き、どの位置にいようと大きく順位を落とし圏外に行ったきりで戻って来ないページやコンテンツの修正は大変です。
仮に上位にいた実績があったとしても、急に順位が急落して帰ってこない場合は根本的に質が良くないか不適切なSEO対策をしていた結果が招いたことかもしれないからです。
不適切なSEO対策はしない方がいいですが、知らずに行っていたり結果が出ていたからやってしまっていたという場合に、順位の急落の要因となりえます。
圏外に一時的に飛ばされて、上位に戻るような動きもありますが基本的に上位ページが大きく動くということは何らかの問題がサイトに生じていると考えましょう。
検索順位が安定しないサイトは注意
リリース直後や3ヶ月程度のサイトであれば多少は仕方がない部分もありますが、長く運用しているサイトの順位が安定しないのは問題です。
また、ランクインしている順位の振れ幅が日毎に10位以上あるような状態では、分析もできません。
原因は、サイトのSEO対策などに起因することが多いです。
一時の考えや順位の動きだけを見て不適切なSEO対策を行ったり、被リンク対策などで順位を操作しようとした結果、不安定な状態にしてしまっていたりします。
また、長い期間運用しているサイトがこのような状態になると原因の特定が難しくなります。
アップデートに影響されないサイト作りを
Googleのアップデートごとに大きく順位が動くようなサイトは良くありません。
毎回、上昇するのであれば適切な運用が出来ているといえますが、アップデート毎に評価を落としているサイトは根本的な部分で質が良くないと考えられます。
SEO業者の中でもアップデートで順位を落とした際に変動の影響だから仕方がないといったりしますが、その後に順位が戻らない、戻せないのであれば変動の影響ではなくサイト自体の問題です。
サイトの質を根本的に見直して、上位が獲得できるようなコンテンツやアップデートに左右されない質の高いサイトにできるコンテンツ制作を心掛けましょう!