コンテンツSEOは文字数・文章量ではなく情報量と質が重要!
投稿日:2018/02/16 (更新日:)
コンテンツSEOを考える上で、コンテンツとSEOを一緒に考えていては高品質なコンテンツを作成することはできないでしょう。
SEOに効果があるからコンテンツを作成するのではなく、良質なコンテンツを作成してSEO効果を生み出すのがコンテンツSEOになると考えています。
コンテンツSEOは意外と感覚が大事
サイト分析や運用をする上で、データ分析などデータが重要になっている面はありますが、個人的な経験から、コンテンツSEOに関しては記事を書く人の感覚が重要になっていると感じます。
実際に記事を書いている経験からですが、上位表示されている記事に内容で勝っているなと感じた場合、後に上位表示されていく経験があります。
また、逆にまけているなと感じている記事は順位を抜かせない場合はあります。
すべてのケースで当てはまるわけではありませんが、記事を書いてコンテンツを制作している経験からそう感じることは多くなってきています。
実際に、他のサイトやページでランクインをしているものを自分で読んで得た感想や感覚をコンテンツSEOにフィードバックすることが大事です。
質の良いコンテンツをどう捉えている?
コンテンツSEOで効果を上げるためには、「質の良いコンテンツ」が当然必要になります。
では、質の良いコンテンツに必要なものは何かを考える必要があります。
コンテンツSEOを理解していない業者などは、
- 文字数・文章量
- キーワードの出現率
- 共起語を含める
- SEOキーワードを入れる
など、内容と関係ない部分でしか判断していない傾向があります。
また、上記のどの要素も、キーワードを決めて記事を書いているのならば自然に満たしているような部分ばかりです。
実際に、SEO業者にコンテンツについて話をしたことがありますが、
- 「キーワードが使用されていて何文字以上の記事が何記事あるからSEO的に問題ない」
- 「共起語、関連キーワードを追加すれば価値が高まる」
というようなことを言われた経験があります。
キーワードも文字数も考えなければいけない要素ではありますが、それだけでコンテンツの質が高いと考えているなら、コンテンツSEOは成功しないでしょう。
当たり前に思うようなことでも、文字数、キーワード数だけにこだわっているSEO業者が意外と多くいます。
文字数が多くても・・・
文字数、文章量とだけ言ってコンテンツSEOを考えるのは危険です。
文字数、文章量は、
- 少ない=ダメ
- 多い=良い
というような単純なものではないからです。
コンテンツの質を文字数が多ければいいと考えているのは、分厚い本の方が質が高い本であると考えているのと一緒です。
冷静に考えれば、そうではないとわかることなのにコンテンツSEOに関しては単に文字数、文章量が多い方が良いと考えるのはおかしいでしょう。
ただ単に多く書けばいいという考えで量産されたコンテンツがウェブを汚染しています。
キーワードや共起語を含めても・・・
コンテンツ内にキーワードや共起語を多く含めるという考え方も、コンテンツの質を考えるうえではズレています。
キーワードや共起語も多ければいいということではないからです。
必要な内容、必要な使い方に応じて言葉というものは使われるので、特定のフレーズを増やしたところで付随した情報量が増えていなければ意味がありません。
キーワードを連呼するような文章であれば、読みにくいですし共起語も含めたいだけで文章を作成するのであれば薄い内容になってしまいます。
また、コンテンツや文章の質をキーワードや共起語の多さで判断しているユーザーは多くは存在しないでしょう。
情報の質と量でコンテンツSEOを考える
コンテンツは情報の質と量のバランスから考えるべきです。
例えば、情報が多く必要な内容が増えれば文字数は必然的に増えます。
ですが、文章が長すぎても読み手は疲れてしまったりするのでバランスを考えて分けたりする構成や編集も必要になってきます。
なぜなら、必ずしも文字数が多い、長文であることが情報量が多いということにはならないからです。
情報が少ないのにダラダラと長くなるのであれば、短くまとめる構成を考えたほうがいいでしょう。
また、記事数も多ければいいというわけではありません。
多く記事があってもユーザーに役に立ってないような記事や無意味な記事はサイト内に存在する必要はない場合もあるからです。
有益な情報がないとダメ
当たり前の情報が必要ないわけではありませんが、他サイトのコンテンツにも記載されているような情報しか載っていないのであれば、有益な情報であると言えません。
独自情報やより深い情報を盛り込む必要があるからです。
自分に知識がない分野でサイトを構築することを否定はしませんが、やはり専門家や知識が豊富な方のサイトの方が評価される傾向になるのは自然であると感じます。
情報に正確性・信憑性はあるか
ただ単に情報を記載すればいいということでもありません。
根拠の明示や引用元の表記などは必須ですし独自データであればデータの算出方法なども明記すべきでしょう。
また、個人的見解や私見であればそうとわかるように、しっかりとユーザーに分かりやすく注釈などの説明が必要です。
誤解を与えない工夫や情報発信をする責任を考慮したコンテンツの作成が求められます。
法律を遵守した常識的な表現か
取り扱う内容によっては法律に抵触した表現ではないか、常識から逸脱した表現ではないかを強く意識したほうがいいでしょう。
ネットでも、何でも書いていいということはありません。
アフィリエイトを行う時にも商材や広告主に不審な点や表現がないか確認しましょう。
また、ブログや日記など個人的な記述でも個人情報や誹謗中傷など、不快感を与えるような内容は慎むべきです。
適切に運用・更新しているか
情報発信を行うコンテンツが、適切なタイミングで更新されているかどうかも重要です。
情報は常に変化していますので、よほど普遍的なものでない限り更新や改修、コンテンツの追加などは必要になってきます。
何記事あれば良い、何文字以上あれば良いというわけでなく、必要性があるならば更新をするという運用が必要になります。
目的を持ってコンテンツを作る
サイトの全部のコンテンツがSEO目的で作成するわけではないでしょう。
もちろん、キーワードで上位表示されるに越したことはありませんが、既存ユーザーの為のコンテンツやSEOに関係なくてもサイトとして必要なコンテンツもあります。
また、コンテンツSEOは多くのトラフィックを得るためだけに行うわけではありません。
サイトの目的やコンテンツひとつひとつに役割を持たして作成する必要があります。
サイトによってコンテンツの役割は異なる
100記事以上、2000文字以上、などと定型的にコンテンツを考えないほうがいいでしょう。
実際に、サイトのスタイルによって必要な記事数や記事が担う役割も異なるからです。
役に立っていない記事は削除する必要もある場合もありますし、効果を発揮している記事があればそれを参考にして作成するなど工夫もできます。
コンテンツを作成し運用していく中で、どの記事が効果的でどの記事が効果がないかなどデータが取れます。
また、トラフィックは稼げていなくても成果を定期的にあげている記事もあるかもしれません。
コンテンツ毎の特徴を把握していくこともコンテンツSEOに必要な要素です。
コンテンツの価値を客観的に考える
コンテンツの質を考えるのは難しいですが、定期的にユーザーが訪れているかどうかでコンテンツの価値を考える参考にできます。
また、狙っているキーワードでの検索順位の結果もコンテンツの価値を測る指標になります。
まずは、自分自身で作成した際に読む価値があるか、読んだユーザーはサイトに対してポジティブな印象を持ってくれるかということを考えて作成しましょう。
その上で、ユーザーが訪れるようになっているか、検索エンジンからもコンテンツが評価されているかを客観的な評価として考えていきましょう。
コンテンツSEOはドメイン・被リンクの質にも繋がる
コンテンツSEOを出来ていないSEO業者は、おそらく被リンクの効果も発揮できないでしょう。
なぜなら、ひとつひとつのコンテンツの集合体がサイトであり、コンテンツに価値がないサイトはサイト自体にも価値がないからです。
例え、高価な中古ドメインを利用していたとしても、価値が失われてしまいます。
そして、価値がないサイトしか作成できないということは、効果がない被リンクしか生み出せないということです。
サイトの価値、ドメイン・バックリンクの質を高める手段としてもコンテンツSEOが重要になるのです。
コンテンツは内容が一番
コンテンツで最も重要なのは内容です。
文字数、キーワードを考える前に内容を突き詰めたほうがいいでしょう。
なぜ、基本的な内容が重要であると考えないSEO業者が存在するのか理解できません。
ユーザーに訴求するにも検索エンジンに評価されるにもサイト・コンテンツ内容になります。
コンテンツ内容が、
- 正確である
- 責任をしっかり持っている
- 誤解を与えない表現
- 法律や常識を守っている
ということが前提になり、なおかつ、
- 独自性がある
- 他サイトより内容が濃い
- 読みやすい・使いやすい
- 利便性がある
- 適切なSEO対策がしてある
上記の様にユーザーにも検索エンジンにも評価してもらえる工夫が求められます。