検索順位から被リンク用サイト・サテライトの効果とリスクを見極める!
投稿日:2018/02/27 (更新日:)
昨年末の医療・健康アップデートから端を発して、今後は日本でもより拡大していくYMYLに関するサイトへの影響は当然、予想されます。
今後はよりコンテンツの質、情報の質が重要になるキッカケとも言えるアップデートと感じました。
ですが、依然として被リンクにも注意が必要です。
なぜなら、特に自演リンクの場合、効果を出すよりマイナス評価になってしまうことが多くあるからです。
被リンクで順位を上げるより下げることのが簡単
被リンクは評価要素として重要であるのでしょうが、重要の部分が順位の向上より下降に対して重要になっていると感じます。
特に、自演リンクは相当しっかりと作成・運用しているサイトでない限り常にリスクが高いSEO対策になります。
被リンクの量で上位表示を実現していた時代の手法を未だに行っているSEO業者も存在しますが、コストもリスクも高めている上にマイナス評価のアシストにしかならないでしょう。
被リンク数で順位はコントロールできない
被リンクとSEO、検索エンジンに対するアプローチとして何個貼れば何位上がるというような単純なものではないということを理解できていない場合があります。
これも量で成果が出ていた時代の考えに縛られているからでしょう。
例えば、現状30位前後のサイトに対して順位だけを見てあと何個リンクを貼れば15位前後になるだろうと考えるのは根拠もなければ危険です。
被リンクの数だけで順位の動向をコントロールできるわけがありません。
このような提案をしてくるSEO業者は危険ですし、サイトの運用者も被リンクを貼ることで順位操作をしようと考えるのは控えたほうがいいでしょう。
被リンクで効果を生むのは難しくなっている
効果がある被リンクをポンポンと生み出すことができるとは考えられなくなりました。
量の時代は、ただ被リンクを集めればよかっただけで効果が出たので簡単に効果がある被リンクを獲得できました。
ですが、現在は被リンクに効果を持たすには質が高いサイトが必要になります。
質が高いサイトを簡単に作り出すことはできません。
ましてや多く作ることは至難の業です。
被リンクの効果を見るには、リンク元のサイトの価値や質を見ていく必要があります。
検索順位から被リンクの効果を測る目安は?
被リンクの厄介なところは、適切な効果を測ることができない面にあります。
例えば、SEO業者の粗悪な被リンク対策でも、ある程度サイトが既に評価されていればマイナスの影響が小さい場合もありますし、被リンクのマイナス要素を上回るコンテンツを作成していることであからさまな影響がわからない面があります。
また、何もしなくても常に順位というものは10位前後は変動する場合が多くあります。
SEO業者は都合よく上がったら成果、下がったらアルゴリズム変更や変動の影響と言ったりして誤魔化していますので注意が必要です。
検索順位を指標として使う
客観的な評価として、Googleの検索順位ほどわかりやすいものはないでしょう。
被リンク対策もGoogleの検索エンジンに対するSEO対策にしかなりえないので、被リンク対策用のサイト自体がGoogleにどのような評価をされているかが重要です。
被リンク用サイト・サテライトが対策キーワードでどのような順位にいるのかで被リンクの効果の可能性やリスクを探るヒントになるでしょう。
- 10位以内:高い確率で効果が期待できる
- 10~30位:リスクの可能性は低く効果も期待できる
- 40~60位:様子見が無難・リスクと効果の可能性が半々
- 60~80位:サイト改善が必要・リスクの可能性の方が高め
- 80位~100位:時期尚早・サイトの質を向上させる
- 100位~圏外:評価が低い状態・リスクが高くマイナスにしかならない可能性が大
上記はあくまで例ですが、被リンク用のサイト・サテライトのポジションから効果を客観視するのは有効な手段ではないでしょうか。
一概には言えませんが、50位以内にランクインするようになってようやく評価されてきている傾向があるかなと感じます。
50位以内に入るようになってからスタートラインと言いますか、その後の動きをよく見て、より質を改善していく必要があります。
また、リンク先のサイトでも順位が30位以内にもいないうちから被リンクを集めてしまうのは不自然ですので、リンク先・リンク元、両方の順位を意識して対策することをオススメします。
上位を獲得できないサテライトサイトしか作れないのであれば、はっきり言って効果的な被リンクを生む能力がないと言えるでしょう。
効果があるかはリンク元サイトを見るしかない
効果がある可能性がある、マイナス評価になる可能性がないかを見極めるには、リンク元サイトの質を見るしかありません。
また、リンク元サイト自体が被リンク対策用のキーワードで50位以内、理想を言えば30位前後にはランクインしているサイトでなければ、効果がある被リンクを持っているサイト・サテライトであるとは言えないでしょう。
実際に、Googleのサイト評価がリンクの効果を決めていると考えれば、被リンク用サイト・サテライト自体がしっかりと対策キーワードでランクインしていなければ、スパムサイト、あからさまなサテライトサイトという低い評価を受けていると考えていいでしょう。
なぜ、被リンクはマイナス評価への影響が強いのか
個人的にサイト運用を通して、被リンク対策によって検索順位が向上したと実感したことが特に2016年以降からあまりないということが理由のひとつになります。
何件か、被リンクを対策の為に貼られたこともありましたが、順位はむしろ下降しリンク否認を行った後の方が、向上した経験もあります。
逆に、コンテンツをしっかり製作して公開した直後から上位に表示されているという経験が多くなってきてコンテンツ勝負になってきていると実感しているからです。
下手なコンテンツを作成して、被リンクで順位を上げようと考えるより、ひとつひとつのコンテンツを丁寧に作成していく方が結果が伴っていると感じています。
コンテンツで上位が取れないなら
最近のGoogleの評価傾向から考えて見ても、コンテンツの力だけである程度の順位を獲得できなければ、被リンクを貼ったところで効果はないでしょう。
また、コンテンツに魅力がなければ自然リンクも集まりません。
自演リンクを作成するとしても、上位が取れないコンテンツしか作成する能力がなければ効果のある被リンクを持つサテライトサイトも作成できないでしょう。
質の悪い被リンクはドメイン・コンテンツの評価を下げる
コンテンツやドメインの評価は、質の悪い被リンクによって下がります。
質の悪い被リンクしか生み出せていない場合は、被リンクを送るサイトの評価を下げる効果しかありません。
例え、メインサイトのコンテンツに価値があったとしても、質の悪いサイトからの被リンクでリンクを得ているコンテンツやサイト、ドメイン自体の価値が下がってしまうのです。
効果が出にくいからこそ被リンクは狙い目!
被リンクの効果を出すのが難しくなっていますが、効果がなくなったわけではありません。
効果を生み出せていないサイトが多くあるということは、効果を生み出せるサイトを作成することで大きく差をつけられるということです。
被リンク用サイト、サテライトサイトを作成する場合は、対策キーワードで目標としては30位以内にランクインされるサイトを作成しましょう。
対策キーワードで30位以内にランクインしているサイトであれば、ある程度の評価は受けていると言えます。
メインサイトもそうですが、サイトの質やコンテンツの力で30位以内にメインキーワードでランクインもできないサイトであれば、被リンクを集めたところで効果はありません。
はっきり言ってしまえば、余程の激戦地でない限りコンテンツの力で30位以内に持って行ける能力がなければ、価値がないサイトと言ってもいいでしょう。
被リンク用サイトも、メインサイトもまずはサイトの質、コンテンツの力で30位以内を獲得できるサイトを作成することができれば、マイナスを回避し効果を得ることができるでしょう。