Googleが「モバイルファーストインデックス」を開始!MFIのSEOにおける重要性とは
投稿日:2018/04/10 (更新日:)
以前からGoogleが導入することを示唆していた、「モバイルファーストインデックス」の開始が公式に宣言されました。
サイトによって影響などは違うと思いますが、Googleが開始したモバイルファーストインデックスはどのようなものでがあるのか考察しています。
モバイル版のコンテンツが優先されるようになった
モバイルファーストインデックスを簡単に説明すると、これまではインデックスやランキングを行うためにGoogleが行っていたクロールは主にデスクトップ版のサイトやコンテンツを基に行われていました。
ですが、モバイル版とデスクトップ版で異なる内容を表示しているサイトもあるためモバイルユーザーが増加したことも一因になるでしょうが、モバイル版のコンテンツをインデックスに使用するようになったということです。
ランキングではなくコンテンツの集め方に影響
モバイルファーストインデックスが開始して気になるのは、検索結果などにどのような影響が生じるのかということでしょう。
実際にこれまででも、モバイルとデスクトップでの検索結果や順位の違いを感じていたこともありますが、ランキング方法のために行うことではないとGoogleが発言していますので引用して紹介します。
以下、Google公式ブログの「モバイルファーストインデックスを開始します」からの引用です。
モバイル ファースト インデックスは、コンテンツのランキング方法ではなく、コンテンツの集め方に関するものです。
コンテンツが モバイルファースト インデックスによって集められたものであったとしても、その他の方法で集められたコンテンツやデスクトップ版のコンテンツに比べてランキング優位性があるというわけではありません。
さらに、デスクトップ版のコンテンツのみをお持ちの場合でも、コンテンツは引き続きインデックスされます。
モバイル版のコンテンツがデスクトップ版のコンテンツに比べて優位性が特にあるわけではないという発言をしています。
ですが、モバイルフレンドリーに対応していないサイトは対応しておくべきでしょう。
モバイルフレンドリーを一貫して推奨している
優位性がないとしても、モバイルフレンドリーは推奨されていますのでしておいて損はないでしょう。
モバイルフレンドリーや表示速度の改善などユーザビリティの改善につながることはしておいたほうが無難です。
例え、モバイルからのアクセスが多くないサイトであってもしておいたほうが今後を考えても無駄にはならないでしょう。
「モバイルファーストインデックス」要点のまとめ
モバイルファーストインデックスが開始されたことで、どのようになるかということを公式ブログ内でまとめてありましたので引用して紹介します。
- モバイル インデックスを、より広範に展開します。
この方法でインデックスされたとしても、ランキング優位性はなく、モバイル フレンドリーの評価とは独立して動作します。- モバイル フレンドリーなコンテンツは、モバイル検索結果の成果を上げる方法を検討しているウェブマスターにとって役立ちます。
- コンテンツを高速に読み込むことは、モバイルとデスクトップ両方のユーザーにとってより良い成果を上げる方法を検討しているウェブマスターにとっては、依然として役立ちます。
- いつものように、ランキングには多くの要素を使用します。
他の多くの信号が最も関連性の高いコンテンツであると判断した場合は、モバイルフレンドリーでないコンテンツや、読み込みが遅いコンテンツをユーザーに表示することがあります。
ランキング評価としては別であるとはしていますが、モバイルフレンドリーなコンテンツはユーザーにも検索エンジンにとっても重要であるということが記載されています。
また、ランキング要素は従来と変わらず多くの要素から導かれており評価によってはモバイルフレンドリーなどでなくても評価される場合があるということを言っています。
モバイルフレンドリーは有益
スマートフォンでサイトが閲覧されることを考えた場合と言いますか、現状でスマートフォンから閲覧されることを想定していない上位体のサイトのままでいることは、良くありません。
アクセスがスマートフォンから少ないサイトであっても、デスクトップからよりスマートフォンからのインターネット利用が増えていることを考えれば、モバイルフレンドリーに対応しておくことは有益になるでしょう。
読み込み速度の重要性を推している
以前から、ページ速度や読み込み速度の改善や重要性をGoogleは言ってきていましたが、モバイルファーストインデックスの記事でも言及しています。
様々なデバイスでサイトが閲覧されているようになってきており、サイトの表示速度はユーザビリティに大きな影響を与えるからでしょう。
モバイルフレンドリーに対応していなければ、スマートフォンでは見にくい場合や表示されにくいなどの影響もあるかもしれませんので対応を考えておくべきでしょう。
ランキングには多くの要素が影響している
Googleは200以上とも言われる項目から評価していると言われていますが、モバイルファーストインデックスになったとしても同様に多くの要素が重要になるということを明言しています。
また、モバイルフレンドリーでないサイトや読み込み速度が遅いサイトであっても、他の項目で優れていると判断されている部分が多ければ上位表示される可能性を示唆しています。
やはり、部分的に優れているだけではなく総合的に優れているサイトやコンテンツを目指すことでより高い成果をもたらせることでしょう。
また、モバイルフレンドリーでない、表示速度が遅いサイトで上位表示されている場合は、改善することでより安定した評価を得られるということでもあります。
スマートフォン・モバイルフレンドリーに対応のサイト
サイトを運用していく上で、スマートフォンよモバイルフレンドリーに対応したサイトにしておくということは求められてくるでしょう。
モバイルファーストインデックスが導入されたから、という面だけでなくインターネット利用の環境の変化やスマートフォンの普及の面から見ても対応しておいたほうが良いと考えられるからです。
テンプレートやサービスなどを利用している場合は、レスポンシブ対応などモバイルに対応したものも多くなっています。
モバイルファーストインデックスを考える前に、レスポンシブ対応などがサイトになされていないのであれば、まずはレスポンシブ対応をしてスマートフォンでの表示や利用に対応しておくことが当たり前のことになっています。