中古ドメインを使ったときの反応の良い悪いをどう捉えるべき?
投稿日:2018/08/17 (更新日:)
中古ドメインの良し悪しを語る際に、反応の良い悪いという表現を耳にすることがあります。
反応とは、どのようなことを指して言っているかは個々人によるでしょうし、反応に対する印象や判断も異なるでしょう。
中古ドメインで言われる反応について考えていきます。
そもそも、中古ドメインの反応って?
反応が良いドメインはどれですか?とか、
ドメインの反応が悪いので中古ドメインを買いたいという話をされることがあります。
細かいことやどの部分をドメインの反応として考えているかは測りかねますが、おそらく、
- インデックスされるまでの期間
- ユーザーが集まるようになるまでの期間
- 検索順位がつく・高まるまでの期間
から、反応の良し悪しを判断している方が多いと感じます。
ですが、この要素は中古ドメインだけで決まるわけではないので、反応を考えるならより慎重かつ客観的な視点が必要になるでしょう。
ドメインのせいで反応が悪いと考えられるケース
ドメインの問題で反応が悪いと考えられるのは、ペナルティドメインなどドメイン自体が検索エンジンから評価対象外となっているケースでしょう。
中古ドメインの場合、手動ペナルティをもともと持っているものがありますので、取得や購入後はサーチコンソールですぐに確認することをオススメします。
新規ドメインであれば手動ペナルティを持っていることはないですが、反応が出るまで半年程度は様子見をしておかないといけませんし、ドメインというよりはサイトの質や運用方法に左右されます。
また、新規ドメインで取得したつもりでも中古ドメインであったという可能性もありますので、ドメインは取得したらペナルティの有無を新規、中古問わずしておくことが必須作業と考えておきましょう。
問題のないドメインの反応をどう見る?
ドメイン自体に問題がなければ、反応を考えていく下地は出来ているといえます。
ですが、ドメインに問題がなくてもサイトに不備や問題はないかということまで考えなければいけません。
複数のドメインに対して、同じようなレベルのサイトを用意して順位を比較するなどで、ドメインを選定する手法もあります。
ですが、ひとつのサイトでドメインの反応を見るのであれば総合的な視点からある程度の期間を要さないと判断はつかないでしょう。
最低でも3ヶ月は見ておくべき
リリースして3か月間の間に、しっかりと運用や更新を続けていないのであればどのようなサイトでも好ましい反応は難しいです。
3か月間しっかりとやった上で、ようやくスタートラインかなという部分がありますので、中古ドメインの場合でも最低でも3ヶ月間は、運用や更新に力を入れて行うことが前提条件です。
また、あまりにも高い期待やハードルを課してしまうと、どんなものでも悪く見えてしまいます。
サイトは基本的に半年から1年間は我慢の時期とも言えますので、運用を通して少しずつでもアクセスが増えるなど好材料が出てきているのであれば、反応が悪いとは言い切れないでしょう。
競合サイトのレベルも考慮する
競合サイトが多かったり、激戦地のようなジャンルやキーワードであれば、良い反応を得られる可能性というのも低くなります。
勝負していくことは良いですが、競合レベルを考慮して反応を考えていかなければ、適切な判断は出来ているとは言えないでしょう。
また、このような場合は、ドメインを変えたからといって急に好転するとも考えにくいので腰を据えてじっくり運用をしていく気持ちを持たなければいけません。
直ぐに良い反応が欲しい気持ちも理解できますが、サイトをリリースしてすぐにすべてがうまく行くケースは多くはないということを考えておきましょう。
自身のサイトの質が最重要
大前提として、サイトの質が悪いのであればどんな手を使っても良い反応になることはないでしょう。
コンテンツやサイト自体が、ガイドラインを遵守しユーザーに価値を与えることができる質になっているかどうかを客観的に考えるべきです。
サイトの評価を求めるのであれば、自己満足ではなく常に質を高めることを考えなければなりません。
価値のないコンテンツや質の悪いオーダー記事などで構成されているようなサイトであれば、中古ドメインであっても新規ドメインであっても反応は悪いでしょう。
価値や質が低いサイトが評価されるわけはありませんし、不適切な行為をしていれば反応以前の問題なので、ペナルティドメインにしてしまう可能性だって否定はできません。
総合的な視点で中古ドメインの反応を考えよう
中古ドメインの反応は、ペナルティドメインの場合を除き、ドメインだけを見ていては反応を判断することはできません。
サイトの評価を高める手段がドメインの価値だけにあるわけではないのは理解しているでしょうが、中古ドメインを使っている場合は特にドメインのせいではないかと疑念を持ってしまいがちです。
新規ドメインの場合も中古ドメインの場合も、サイトの価値や評価を高めるために行うことに変わりはありません。
反応が悪いと決めつけてドメインを変えていても、変えたことが解決策ではない場合もありますし、ドメインだけが原因ではないことも多々あるということです。
中古ドメインの反応の良し悪しを考えている場合は、サイトを取り巻く総合的な状況から導き出すようにしましょう。