SEOとアクセス数の関係は?調べ方や増やす方法を解説!
投稿日:2023/05/30 (更新日:)
- アクセス数の増加とSEOの関係性とは?
- SEOの効果で実際に得られるアクセス数は?検索順位別のクリック率をもとに解説
- アクセス数を調べる方法を紹介
- SEOでアクセス数を増やす方法は?SEO対策8つを解説!
- アクセス数を増やすためのSEO対策における注意点
- アクセス数を増やすためには、SEO対策が重要
webサイトにおいて、SEO対策とアクセス数の増加は重要な課題です。
SEO対策とアクセス数の増加には密接な関係があると考えられており、「SEO対策がアクセス数とどのような関係があるのか?」という疑問を抱いている方もいるでしょう。
本記事では、SEOとアクセス数の関係性やアクセス数の調べ方や増やす方法についてご紹介します。
アクセス数の増加とSEOの関係性とは?
SEO対策によって、上位表示されるとアクセス数は増加します。一方で、単純にアクセス数が増加しても、SEO効果に直結するわけではありません。
仮に、アクセス数の増加がSEOに影響を与えるとする場合、被リンクを人為的に集めてアクセス数の増加を図ることで、簡単に上位表示させることができてしまいます。
もちろん、実際にはこのような手法はGoogleのペナルティ対象となります。被リンクを集める際は、コンテンツの質による自然発生的なものでなければ、Googleからの評価は得られません。
つまり、単純にアクセス数を集めることを目的にせず、ユーザーにとって有益なコンテンツの作成に取り組むことが重要です。
SEOの効果で実際に得られるアクセス数は?検索順位別のクリック率をもとに解説
実際にSEOの効果で得られるアクセス数はどれくらいでしょうか。
以下が検索順位別のクリック率になります。
参考:SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid」
順位 | Google検索における順位別平均クリック率(※SISTRIX社調べ) |
---|---|
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
たとえば、月間検索数が10,000回のキーワードで1位に表示された場合、クリック率28.5%に基づいて、そのキーワードでのアクセス数は2850人になる可能性があります。
しかし2位になるとクリック率は15.7%まで下がるため、1570人とアクセス数は1000人以上減る可能性があることがわかります。
このように、上位表示されることでアクセス数が増加します。アクセス数の増加のためには、SEO対策が必要不可欠と言えるでしょう。
アクセス数を調べる方法を紹介
「自社サイトのアクセス数を調べる方法」、「競合サイトのアクセス数を調べる方法」をそれぞれ紹介します。
競合サイトの分析の目的は、自社サイトの強みや改善点を明確することです。
また、上位表示されている競合サイトはGoogleが評価した「ユーザーニーズを満たす良質なコンテンツ」であるので、分析を進めることでユーザーニーズを導き出すことができます。
自社サイトのアクセス数を調べる方法
自社サイトのアクセス数を調べるには、「Googleアナリティクス」を使用します。
Googleアナリティクスではアクセス数を細かく分析できます。
- ユーザーサマリーでアクセス数の確認
- サイトへの流入経路(チャンネル別)のアクセス数の確認
- キーワード別アクセス数の確認
Googleアナリティクスを使用することにより、サイト全体のアクセス数だけでなく、サイトへの流入経路やキーワード別のアクセス数なども分析できます。
競合サイトのアクセス数を調べる方法
競合サイトのアクセス数を調べるには、専用のツールが必要です。今回は、無料ツールでの調べ方を紹介します。
「SimilarWeb」を使用し無料でアクセス数を調べる
「SimilarWeb」を使用することにより、競合サイトのアクセス数を把握できます。
SimilarWebにアクセスし、枠の中に分析したい競合サイトのURLを入力するだけです。
アクセス分析結果を表示する画面に遷移し、入力したURLに関するトラフィックの概要が表示されます。
表示される結果の中に、合計訪問数という項目があり、これを確認することで、他社のウェブサイトのアクセス数を調べられます。
SEOでアクセス数を増やす方法は?SEO対策8つを解説!
アクセス数を増加させるためのSEO対策をとして以下が挙げられます。
内部対策
内部対策とは、サイトの内部において行われるSEO対策のことです。具体的な施策は以下の通りです。
- メタディスクリプションの最適化
- titleタグの設定
- 内部リンクの設定
それぞれ解説します。
メタディスクリプションの最適化
メタディスクリプションは、SEOに直接的な効果はありません。しかし、ユーザーは閲覧するコンテンツをタイトルとディスクリプションを見て、決定しています。
つまり、魅力的なディスクリプションを作成することにより、間接的にSEO効果が期待できます。
例えば、旅行会社のホームページにおいて、”旅行”というキーワードで上位表示させるためには、以下のようなメタディスクリプションの例を挙げられます。
「世界中の最高の旅行先を提供する、○○旅行社の公式ウェブサイト。お得なツアーや予約の簡単さで、あなたの次の旅行を計画するのに最適なサイトです。」
このように、メタディスクリプションには、キーワードだけでなく、ユーザーが知りたい情報を含めることが大切です。
そして、魅力的な要約文を作成することで、ユーザーに興味を引きつけ、クリック率(CTR)を向上できます。
titleタグの設定
Webページのタイトルを表すために使用されるのが、titleタグです。このタグで指定されたタイトルは、検索エンジンの検索結果ページで大きく表示されます。
上位表示を狙う場合には、titleタグにキーワードを入れることが重要です。
また、titleタグを変更するだけで順位が大幅に変わることもあるため、まずはtitleタグを確認し、必要に応じて変更する必要もあります。
また、titleタグはWebページの概要を表す重要な役割を果たします。適切なタイトルを付けることで、ユーザーに分かりやすく、魅力的なWebページになります。
このように、titleタグはSEOの観点から非常に重要性が高く、適切なタイトルを付けることは必須です。
内部リンクの設定
内部リンクとは、webサイト内のページ同士を相互にリンクさせることです。
内部リンクを利用することによって、Googleの検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなり、SEOの評価においても有利になります。
ただし、関連性の低いページ同士をリンクすると、webサイトの信頼性が損なわれます。内部リンクは関連性の高いページ同士をリンクさせて、適切に設置しましょう。
外部対策
外部対策とは、外部のサイトから評価をしてもらうための対策です。具体的な施策は以下の通りです。
- 被リンクの獲得
- サイテーションの獲得
それぞれ解説します。
被リンクの獲得
webサイトの評価の指標となるのが、外部からの被リンクです。
外部対策とは、外部からの良質な被リンクを獲得するための施策です。良質な被リンクを獲得することで、SEO評価が向上し、上位表示される可能性が高まります。
良質な被リンクとは、同じジャンルのサイトや公的機関のサイトからのリンクのことを指します。また、被リンクはドメインパワーが強いことも重要です。
ドメインパワーは「パワーランクチェックツール」で調べることができます。ゲストユーザー(未会員様)は1⽇3回、無料で登録できる弊社ID管理システムのAJIDに登録することで1⽇10回まで利用可能です。
検索窓にURLを入力するだけで、簡単に自身のURLや競合サイトのURLパワーをチェックすることができます。ぜひ、利用してみてください。
サイテーションの獲得
口コミやレビューなど、リンクのない言及や引用のことを「サイテーション」と言います。
例えば、TwitterやFacebookで特定の商品や企業についての投稿がありますが、これらもサイテーションに該当します。
GoogleはサイテーションもSEOの評価に考慮しているため、SNS上で自社について投稿してもらうことがSEOに良い影響を与える可能性があります。
しかし、自社でサイテーションをコントロールすることは難しいため、Webサイト上で投稿を促したり、SNSで投稿できるボタンを設置することが重要です。
これによって、ユーザーがSNSで投稿しやすい環境を整えることができます。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを継続的に発信し、検索の上位表示を目指す施策です。以下で良質なコンテンツを作成するためのポイントをご紹介します。
ロングテールキーワードで上位表示を目指す
コンテンツSEOにおいて、競合が激しいビックキーワードに挑戦するのは難しいため、まずは検索ボリュームの低いロングテールキーワードを狙うことが重要です。
例えば、ダイエットに関するサイトが『ダイエットサプリメント』という競争の激しいキーワードで上位表示を狙うよりも、『ビタミンC、ダイエット、食品』といったニッチなキーワードで上位表示する方が効果的です。
ただし、検索ボリュームが少なすぎる場合は、需要がなく閲覧するユーザーが居ない可能性があります。100~1000回程度を目安としたキーワード選定をおすすめします。
キーワードの検索ボリュームは、 Googleサーチコンソールのキーワードプランナーや Ubersuggestなどのツールで調べられます。
キーワードや共起語を適切に使用
上位表示したいキーワードや共起語をコンテンツ内に適切に配置する必要があります。
これにより、Googleがコンテンツと検索キーワードの関連性をより正確に判断し、SEOの評価が上がる可能性があります。
タイトルや見出し、本文中に含めたいキーワードの種類を5つ紹介します。
- 上位表示したい検索キーワード
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
- 共起語
- 再検索キーワード
これらをコンテンツ内に上手く組み入れることが重要です。ただし、過剰なキーワードの使用は避け、ペナルティを受けないように注意しましょう。
ユーザーニーズを満たしたコンテンツ作成
ユーザーの悩みや願望を解決することを意識したコンテンツを作成することで、ユーザーニーズを満たすことができます。
ユーザーの悩みや願望を把握するためには、検索意図を理解することが重要です。ユーザーの検索意図を調べる方法は以下の通りです。
- 検索結果の確認
- サジェストキーワードの確認
- 関連キーワードの確認
上記のような方法で検索意図を確認し、コンテンツに反映することで、ユーザーニーズを満たしたコンテンツを作成することができます。
アクセス数を増やすためのSEO対策における注意点
Webサイトのアクセス数を増やすことを求めるあまり、Googleのガイドラインに反する誤った対策を行うと、最悪の場合にはWebサイトが検索結果から除外されてしまうこともあります。これによって、SEOでのアクセスも失われてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
具体的には、以下の3つの行動が間違った施策と言えます。
- オリジナルコンテンツがない
- 関連性の低い多数のキーワードを使用
- 多数の低品質な被リンクを貼る
これらの間違った対策を行うと、検索エンジンから信頼性が低いwebサイトと評価され、ペナルティを受ける可能性が高くなります。そのため、アクセス数を増やすためには、適切なSEO対策を心掛けましょう。
1.オリジナルコンテンツがない
コンテンツを作成する際には、オリジナルコンテンツを含めることが重要です。
オリジナルコンテンツとは、自社の見解や事例を含んだ独自のコンテンツを指します。他社のコンテンツをコピーしたり、引用した情報が多すぎるコンテンツを作成すると、ペナルティを受ける可能性があります。
Googleはコンテンツのオリジナル性もSEOの評価に含めているため、オリジナルコンテンツのないページはSEOの評価が低くなる可能性があります。
したがって、コンテンツを作成する際には、オリジナルコンテンツを含めることに注意しましょう。
2.関連性の低い多数のキーワードを使用
無関係なキーワードを過剰に使用すると、ペナルティを受ける可能性があります。
これは、無関係なキーワードの多さが検索キーワードに対する関連性が低く、検索ユーザーにとって有益でないことを示しているためです。
無関係なキーワードを判断することは難しいですが、コンテンツがユーザーの問題や疑問に対して役立つ情報を提供している場合には、必要なキーワードが含まれることは問題ありません。
したがって、ユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成することが、無関係なキーワードを過剰に使用することを防ぐ最良の方法です。
3.多数の低品質な被リンクを貼る
SEO対策には、良質な被リンクを取得することが重要です。しかし、質の低い被リンクを大量に貼ることは、ペナルティを受ける原因となります。
質の低い被リンクとは、リンクを目的としたページからのリンクや、リンクの購入し獲得したリンクなどが挙げられます。
ただし、数本程度の質の低いリンクがあっても、必ずしもペナルティを受けるわけではありません。Googleはリンクの質を判断し、良質なリンクと低品質なリンクの割合で判断しています。
意図的に大量の低品質なリンクを作成する行為は、重大なペナルティを受けることがあります。したがって、被リンクの質には十分に注意しましょう。
アクセス数を増やすためには、SEO対策が重要
SEOとアクセスの関係性について解説しました。
検索順位とアクセス数には密接な関係があり、上位にランク付けされることがアクセス数を増やすために重要です。
しかし、人工的にアクセス数を増やすこと(ボットによるアクセスや、クリック誘導などの行為)は、逆効果になることがあります。
上位表示されるためには、裏技のようなテクニックではなく、地道な改善と高品質のコンテンツ作成が重要です。