【被リンク対策】サテライトサイトを大量生産する時の注意点
投稿日:2016/12/02 (更新日:)
被リンク獲得のために大量のサテライトサイトを構築するという方法は、過去のSEO対策と認識している方も多いと思います。
確かにGoogleも自作自演のリンクを良しとしてませんし、対策を強化しています。
しかし、やり方によってサテライトサイトを使用したSEO対策も有効に働きます。
サテライトサイトの構築や被リンクSEO(被リンク対策)を行う上での注意点についてまとめていきます。
被リンク用サテライトサイトをどこまで作り込むか
SEO対策において被リンクを獲得することは重要だということはご存知だと思います。
質の高い被リンクをどれだけ獲得しているかによって、検索エンジンからの評価が大きく変化します。
そのことで、サテライトサイトを大量に作成しそこからリンクを集める手法がとられてきました。
定義は曖昧
サテライトサイトと便宜上、呼んでるだけで定義は曖昧です。
また、Googleからサテライトサイトと認定されてしまうとスパムサイトという扱いをされてしまう恐れもあります。
メインサイトに被リンクを集めるために作成したサイトのことをここでは、サテライトサイトと称していきます。
サイトの質に左右される
被リンクの獲得方法の中でも代表的な方法のひとつである、サテライトサイトからのリンクはサテライトの質に左右されます。
大量にサテライトを作成する場合、質にまで目を向けるのは容易ではありません。
逆に質を犠牲にして量を生産することに重きを置いている考えもあり、それをすべて否定することもできません。
しかし、粗悪なサテライトを作り続けることは無意味でしょう。
同じIPアドレスやドメインで作成
複数作成する場合、サテライトサイトのIPアドレスやドメインが同じ場合、効果はあまり得ることができません。
検索エンジン側では、同じIPアドレスやドメインから大量にリンクが貼られている場合、その中の代表的なリンクだけをピックアップしてしまい、他はすべて無効なリンクになります。
ペナルティなどのリスクがある
無闇にサテライトサイトを量産してリンクを貼るという方法は、リスクがある事は覚えておきましょう。
場合によってはスパムと判定され、Googleからペナルティを受けてしまい大量に作成したサイトがすべて無駄なってしまうこともありえます。
サテライトサイト自体の評価に目を向けよう
リンクを送る元であるサテライトサイト自体の評価を高める工夫をしましょう。
サテライトサイト用に構築したサイトであっても、コンテンツのタイトルや内容に工夫がみられユーザーにとって有用な情報が詰まっているサイトと判断されれば評価されていきます。
また、サテライトサイトを構築したあとにIP分散やコンテンツの適正化や継続的な運用などを続けていれば、それはサテライトサイト以上の価値をもつ可能性があります。
このようなサテライトを複数持っていれば効果は高まることは想像つくと思います。
サテライトから被リンクを貼ることだけで役割を終えさせていませんか。
せっかく作成したのに使い捨てのように扱うのは勿体ありません。
また、使い捨てのようなサイトからの被リンクには効果はないでしょう。
しっかりとした運用やコンテンツを用意し、継続的な更新を心掛けましょう。
ユーザーが利用しないサイトは存在しないのと同じです。
質の良いサイトからの被リンクに価値がある
評価の高いサイトからの被リンクの効果が高いのは一目瞭然です。
質の悪いリンク100本より、質の良いリンク1本の方が効果があると以前言いましたが、サテライトの大量生産が悪いという意味ではありません。
大量に作成しても、ひとつひとつに質が伴っていればより良いということです。
管理できないなら持つ必要はない
管理できないほどの数のサテライトを持っているならば、考え直すべきです。
更新されない、放置されたままのサイトを持つことはSEO効果もなければ、意味すらないからです。
被リンクの数を増やしたいから質が悪く、管理できなくても作り続けるのであれば改善が必要です。
サテライトかどうかはユーザーに関係ない
単に自演リンクを貼り集めるだけのサテライトサイトから脱却すればメインサイトへのリンクの質も高まり、サテライトサイト自体の評価も高まります。
大量生産をしても質を伴わすことで、サテライトサイトだからこれぐらいでいいなどと線引きをしないで良いサイトを作ることを心がけましょう。
また、ユーザーを相手にする気がないようなサイトなら、サテライトといえども製作する必要性はありません。
訪れたユーザーはこのサイトはサテライトだなと思ってくれる方は非常に少ないでしょう。
単純に粗末なサイトだと思われて終わってしまうようなサイトに価値はありません。
サテライトサイトの運用を考える
サテライトサイト自体にも質が伴っていることが重要だと言いましたが、比較的内容が軽いものであってもテーマやドメインがしっかりしていれば一定の被リンク効果は期待できます。
しかし、そのためには前述したようなIP分散や内容の工夫が必要になります。
また、大量生産という曖昧な表現ですがどこからが大量になるかは各々で違いがあると思います。
なので量と質のバランスをうまく扱うことが重要になってきます。
質が伴ってこその中古ドメイン
中古ドメインを使用してサテライトサイトを構築した場合、ドメインパワーの影響も考慮しなくてはいけません。
同じものがふたつとない中古ドメインですから、複数の中古ドメインで同じサイトを作成したとしてもひとつひとつ力や効果に違いは生まれてくるからです
サテライトサイト自体にも工夫をし、作り込むことができれば中古ドメインの効果はさらに期待できます。
ドメインの質や扱うテーマについても再考し、作成するサイトの量などとのバランスを考えどの程度まで作り込むかを考えましょう。
被リンクもサテライトも自然さが重要
自然さを説明することは難しいですが、必然性があるかということが重要でしょう。
このサイトからのリンクは必然性があるのか、このサイトを作成した目的に必然性があるのかということです。
何に対する必然性かといいますと、ユーザーにとって価値があるかどうかということが一番のポイントです。
ユーザー目線で捉え直してみる
ユーザーにとって価値がないサイトはSEO的な価値もないということです。
自然さを追求するならユーザー目線でのサイトの作成や運用を意識していく必要があります。
逆に言えば、ユーザーが自分たちが作っているようなサテライトをわざわざ作りますか?ということです。
しっかりとしたサイトであれば作成するユーザーもいるでしょうが、被リンクを張るためだけの粗悪なサイトの場合、ユーザーは作成しないでしょうし作成するメリットもないでしょう。
メインサイトのつもりで
被リンク対策用のサテライトサイトだからといって使い捨てるといった意識を持たないようにし、ユーザーに価値を与えるために労力と手間をかけてサイトを構築し運用していきましょう。
そのようなサイトであれば人工的なリンクであってもより自然なSEO対策に近づきますし、自然リンクも増えていくことでしょう。
また、サテライトサイトとして構築したサイトが評価され収益の柱として成長する可能性も充分にありえます。