Internet Archive:WayBack Machine(ウェイバックマシン、ウェイバックマシーン)とは
投稿日:2017/01/20 (更新日:)
- ウェイバックマシンでサイトの変遷や過去が見られる
- ウェイバックマシンはキーワード検索も可能に
- アーカイブを閲覧しドメインの質を見る
- Googleペナルティの確認に利用
- リスクや質を見抜く力と安心できる購入先を
- 競合サイトをウェイバックマシンで見る
WayBack Machine(ウェイバックマシン、ウェイバックマシーン)はInternet Archive(インターネットアーカイブ)という団体が運営しているツールになります。
Internet Archiveは1996年にアメリカ合衆国で設立された様々なデジタル情報をアーカイブしている非営利法人です。
ウェイバックマシンでサイトの変遷や過去が見られる
ウェイバックマシンを利用すれば、過去にどのようなサイトが運用されていたのかの変遷を辿ることができます。
同じドメインでも頻繁に内容や持ち主が変わっていたり、ずっと同じ運営者の元で運用されていたのではないかという判断のひとつとして利用できます。
情報の変化が早く日々書き換えられていくことが多いWebの世界ですが、WayBack Machineを利用すれば過去の内容を復元し閲覧することができます。
また、そのサイトが更新された日を確かめることもできます。
ウェイバックマシンはキーワード検索も可能に
ウェイバックマシンは従来、ドメインやURLを入力することで該当する過去のサイトやページのアーカイブを閲覧ができましたが、キーワードによりサイトを探すことも可能になっています。
引用元:Beta Wayback Machine – Now with Site Search!
過去15年間、Wayback Machineのユーザーは、メインの検索ボックスにURLを入力し、[履歴を参照 ]をクリックすると、過去のバージョンのWebサイトを閲覧しました。
ローラとジョン・アーノルド財団の寛大な支援、我々はこの検索ボックスにエキサイティングな新しい機能を追加している。
主な機能
- 入力時に検索
- 入力時の即時結果 - 予測性、インタラクティブ、スピーディー
- 多言語
- 任意の言語で検索するか、記号を使用する - 範囲とユーティリティを拡張する
- サイトベースのフィルタリング
- site:演算子(例:site:edu)を使用して特定のウェブサイトまたはドメインに結果を限定する
試しに「日本」と検索窓に入力してい見たら画像のように候補が現れ、キーワードに関連するサイトを見つけ出すことができます。
アーカイブを閲覧しドメインの質を見る
WayBack Machineでドメインの過去の情報や運用履歴を見ることで、どのようなサイトや運用のされ方をしてきたのかを確認することができます。
一般的に好ましくないジャンルで運用されていた場合、もし自分がそのドメインを購入しようとしてたのなら購入是非の判断にも利用できるでしょう。
また、自分が使用しようとしているジャンルと一致するドメインであった場合もあるかもしれません。
URLやドメインをウェイバックマシンに入力するだけ
調べたいサイトやページのURLやドメインを入力すれば、大抵のサイトやページのアーカイブを確認することができます。
カレンダーが表示され、日付をクリックすることでその日付の時点でどのような状態であったかを見ることができます。
中には、アーカイブを拒否しているサイトやクローラーをブロックしているサイトやページもありますので全てのアーカイブが見られるわけではありません。
ウェイバックマシンで見るべきポイントとは
WayBack Machineのアーカイブだけで判断するのは難しいですが、頻繁に持ち主が変わっているドメインは一見、質の良いドメインに見えても何らかのマイナス要素があるのかもしれません。
また、長期間放置されている形跡やずっとドメインパーキングになっているなど、普通に運用されていないようなドメインには注意が必要です。
中古ドメインを探す、調査する際に過去の運用履歴はとても重要です。
手放されたドメインでもある中古ドメインが、どのようなドメインであったのかを知ることが大切です。
Googleペナルティの確認に利用
過去の運用履歴をWayBack Machineで見ただけでは、確実にGoogleペナルティの有無を判断することはできません。
ですが、怪しいサイト、好ましくない運用の仕方であったものかどうかの判断の一端には利用できます。
購入した中古ドメインが既にペナルティ
中古ドメインの場合、購入した時点でペナルティを持っているドメインの場合もあります。
当店(アクセス中古ドメイン)では、事前にペナルティチェックを行っていますので、購入時にペナルティを持っていることはありません。
ですが、中古ドメインの場合はペナルティを持っているドメインは数多くあります。
リスクや質を見抜く力と安心できる購入先を
中古ドメインを見抜く力は直ぐに身につくものではありません。
身につけようと考えているのなら、それなりの覚悟が必要でしょう。
そうでなければ安心して購入できる販売店を利用するのが手っ取り早いですしコストも抑えることができるでしょう。
最終的には自分の判断
せっかく手に入れたドメインがペナルティを持っていたら、元も子もありません。
WayBack Machineなどを利用して、自分なりに目利きを行うか当店を利用してペナルティがないものを購入し利用しましょう。
過去の運用履歴を調べただけで、ペナルティの有無は判断できませんし、様々なツールで調査を行ったとしても確実に見抜ける保証はありません。
最終的には自分で判断をしなければなりませんし、その経験則を養うのは簡単ではありません。
競合サイトをウェイバックマシンで見る
過去の運用を見ることは取得しようとしている中古ドメインだけでなく、ライバルサイトの運用履歴も確認することができます。
様々なSEO対策や改善、見直し作業を行っても競合、ライバルサイトを上回れない場合はドメインの差の可能性もあります。
競合サイトやライバルサイトがしっかりとした長い運用をしていたり、質の高い中古ドメインを利用していることで差が開いているのかもしれません。
ウェイバックマシンでを工夫して使おう
競合やライバルサイトが、ウェイバックマシンで過去の運用のサイトがあり、中古ドメインを利用していると判断した場合は過去の運用サイトの内容や質を確認しておきましょう。
ウェイバックマシンを見ることでドメインエイジも確認することができます。
ライバルサイトと自身のドメインとどのような差があるのかをウェイバックマシンを利用して多角的に見ることでどのような差があるのかを見出すヒントにもなります。
ドメインの差があると判断した場合は、より質の高い中古ドメインを利用するなどの方法も考えられるからです。