SEOにキーワードの使い方や文字数は関係ある?
投稿日:2017/02/06 (更新日:)
- SEOと記事の文字数の関係は?
- SEOとキーワードの使い方の関係性
- コンテンツSEOで忘れられがちな名詞の存在
- SEOとキーワード、文字数をどう考えるべき?
- 記事の質を高めることをまず考えよう
- キーワードの使用はサイト全体のバランスを見よう
- SEOとユーザーに最適なキーワードの使い方と文字数を目指す
コンテンツSEOの意識が高まっていく中で、記事やコンテンツへのキーワードの使い方や含め方、文字数、文章量をどうしたらいいのかという声を耳にすることも増えました。
被リンク対策で効果を得ていた時代では疎かにされていた部分であるということも一因だと感じますが、SEO業者の中には変な思い込みをしている方も多くいます。
コンテンツや記事に対してにキーワードや文字数に対して考察していきます。
SEOと記事の文字数の関係は?
みなさんは記事を作成する際に、文字数を意識していますでしょうか?
SEOと文字数は関連しているといえなくもないですが、文字数だけで決まるわけではないということは冷静になればわかることです。
個人的には、文字数を意識して記事を作成するということはあまりありません。
※依頼、要件などで文字数を指定されていた場合は別です
1記事に対して、800~2500文字程度が一般的だと言われていますが、あくまで目安であり扱う内容やサイトの構造などによっても必要な文字数が異なることは当たり前です。
文字数に対するSEOの思い込み
被リンク対策の効果減少の煽りを受けて、コンテンツSEOにシフトしていく傾向が多く見られますが、被リンク効果の幻想を抱いたままのSEO業者などはコンテンツ制作に関しても毒された思考を持っていると感じることがあります。
実際に被リンクを売りにしているSEO業者がコンテンツ制作に関して言っていたことを耳にしたことがあるのですが、
「コンテンツの重要性が増してきているので、TOPページを3000文字~5000文字の記事が入っているサイトを作成します」
「TOPページ以外も800文字から1500文字に増やします」
など、といった発言をしていました。
何故そうするのですか?と聞いたところ、「文字数が多い方が評価される」という返答でした。
そのSEO業者は、記事に関しては外注しており単純に文字数指定を増やすということだけでコンテンツSEOをしているつもりになっているようです。
はっきりいってしまえば、文字数を増やしただけで評価が上がるわけはありません。
文字数に関しては、必要がある内容に必要な文章量で作成するという考えを持つべきです。
内容とは別に文字数に縛られてしまうのは良くありません。
文字数を増やすことでSEO効果はないのか
例えば、内容が足りていない記事を改修して新たに必要な内容を付け足していった結果、文字数が増えたなどはSEO効果が生まれる可能性はあるでしょう。
一定の基準やユーザーのニーズに達していない記事やコンテンツに必要な情報を足すことで文字数をふたすことは意味があります。
ですが、ただ単に何文字以上にしたいからなど漠然とした増やし方やダラダラ間延びしただけの内容になってしまうような増やし方では意味がないでしょう。
また、発注時の文字数の指定を増やすだけなんて費用が増えるだけで効果があるとは思えません。
ユーザーは文字数が多い記事やコンテンツを求めているわけではないということを考えてみましょう。
SEOとキーワードの使い方の関係性
検索エンジンにキーワードを入力して、サイトを訪れる行為に対しても、キーワードに対して検索順位を決定している検索エンジンに対しましても、SEOとキーワードの使い方は関係があります。
狙っているキーワードをうまく使うことで、検索エンジンにアピールできますし、ユーザーもサイトに辿り着きやすくなることが期待できます。
ですが、キーワードはただ含ませればいいというものでもありません。
キーワードに対するSEOの思い込み
キーワードをなるべく多く含ませたほうがいい、と未だ考えているSEO業者が存在しています。
何故そう考えているのかを聞いてみたところ、
「キーワードの数が多い方が深い内容だと判断される」
「キーワード出現率が高いページが効果がある」
と言っていました。
必ずしも間違いではないでしょうが、ただ単にキーワードの数を増やしたところで効果はないでしょう。
文字数の時と同様のSEO業者ですが、記事は外注をしておりキーワードを3つ指定しているだけで注文しているようです。
発注の際にキーワードの使用回数を増やすことだけで、コンテンツSEOをしているつもりになっているようです。
キーワードを増やすことでSEO効果はないのか
キーワードをまったく含めていない場合は、キーワードを適切に挿入することでSEO効果が生まれる可能性はあります。
ですが、あまりこのようにキーワードがまったく含まれていないなんてことは考えられません。
キーワードに関連する内容を記事で扱うのですから、自然にキーワードが使用されているはずです。
キーワードを増やすだけみたいなコンテンツの作り方は、スパム行為に近いところもありますので、キーワードは必要に応じて含ませたほうがいいでしょう。
コンテンツSEOで忘れられがちな名詞の存在
文字数やキーワードに関することはSEOでも語られていることが多いですが、名詞について考えてみます。
ここでいう名詞とは、その言葉自体で意味を成す用語とお考え下さい。
名詞を含む文章を作成することで、多様な情報が含まれていると判断される可能性が高まります。
つまり、意味のある用語を使用することでサイトにどのような情報が書かれているのかをGoogleやクローラーに伝わりやすくなるからです。
文字数やキーワードを考える際は、名詞についても考えてみてください。
SEOとキーワード、文字数をどう考えるべき?
まずは、SEOにキーワードと文字数をどう使用するかということよりは良い文章、良い記事を作成することを考えるべきです。
根本的に、記事の質がしっかりしていないと意味がありません。
と言いますか、コンテンツSEOの前提として質の高い記事は必須要素です。
文章の良し悪しを語るのは難しいですが、SEO対策やユーザビリティにポイントを当てて文章について考えてみます。
- 狙っているキーワードで検索され表示される
- 検索してきたユーザーが求める結果を提示している
まず、これらが最低限のポイントになるでしょう。
狙っているキーワードで検索結果に表示されていなければ、文章の良し悪し以前の問題です。
ユーザーが求めている結果を提示できているか、キーワードが含まれているだけでなくしっかりとキーワードを使用して有用な情報を提供できているかが大事になります。
キーワードを意識し過ぎて不自然な文章にしない
キーワードを意識して使用するのは重要ですが、意識し過ぎてしつこくならないようにしましょう。
例えば、中古ドメインをキーワードにし説明しますが、
中古ドメインはSEO対策に効果があります、中古ドメインを使用してSEO対策を行いましょう、中古ドメインをお求めならアクセス中古ドメインをご利用ください、質の高い中古ドメインを豊富に揃えております。
上記の文章だと、中古ドメインをしつこく繰り返してしまっています。
個人的な感覚になる面もありますが、必要以上に使用している感は否めません。
で、まとめられます。SEO対策に効果がある質の高い中古ドメインをお求めならアクセス中古ドメインをご利用ください。
また、中古ドメインの箇所を違うワードに置き換えても使えてしまうような文章は良くありません。
キーワードを置き換えても使える文章に注意
例えば、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、というキーワードだけ指定して下記の内容のような記事が来たとします。
カレーは食べ物で、ニンジンとジャガイモ、タマネギなどが入っています。
特にキーワードだけを指定して発注している場合やそのようなSEO業者の記事を見てみるとよくある例になります。
上記の文章は、カレーの説明をしている文章になりますが、カレーの箇所をシチューでも肉じゃがに変えても意味が通る文章になっています。
文章として不自然ではないですが、キーワードに対して専門性や関連性を持たす文章を考えて作成したほうが良いでしょう。
また、キーワードだけの指定だと本来欲しい内容の記事が来ない場合もあります。
例に使用したキーワードでは、カレーに関する記事が来ましたが発注者は肉じゃがの記事が欲しかったかもしれません。
このような質の低い記事をいまだにサテライトサイトなどに利用しているSEO業者が存在しています。
外注の際は特に注意が必要
低品質なサテライトサイトを作成しているSEO業者の記事を読んだことがあるのですが、書いたライターというよりも発注の仕方や改修作業をしていない点で問題があると感じました。
キーワードを3つ指定しただけの記事を利用していたSEO業者は全ての記事が使い物にならないものでした。
- 他のキーワードに置き換えただけで使えるような記事
- 関連性がないキーワードを3つ組み合わせて発注した意味不明の記事
- キーワードを3つばらして個々に説明だけをした謎の記事
のようなものばかりでした。
発注先も内容を指定されずにキーワードだけを渡されているので同情しますが、発注はしっかりと行うようにしましょう。
SEO業者にこのような記事は使えないと言ったところ、
「最低限のキーワードを含んである程度ボリュームがある文章なので無意味ではない」
「サテライトサイトに利用する分には品質的にはクリアしている」
という、ぶっ飛んだ返答を頂いたので皆さんもこのような業者には注意してください。
記事の質を高めることをまず考えよう
ユーザーにとって為になる記事、質の高い記事を作成した後でSEO的要件を付け足すようにしたほうがいいでしょう。
キーワードに関しては本文内の出現率よりは、記事タイトルや見出しに対してSEOを意識してみることは必要になります。
また、文字数に関しては長くなることも扱う内容によりありますが間延びしていないか不必要な箇所はないかということを見直しましょう。
少ない場合は足りない情報を補うなどの作業の必要があります。
関連キーワードを活用する
対策するキーワード、メインキーワードに関連するワードを使用することでGoogleからの評価は高まります。
関連キーワードは文字通り、関連する言葉です。
関連する言葉をしっかりと把握し使用していけば、関連キーワードからの流入も期待できます。
また、サイト内容の充実に繋がりますし、サイトがどのようなトピックを扱っているサイトなのかと言うことも伝わりやすくなります。
トピックの幅を持つ
関連キーワードを多く拾うことで、コンテンツのトピックの幅も広がり内容の充実に繋がります。
また、サイト内での滞在時間や回遊率も高まるかもしれません。
サイトに訪れた人が知りたい関連情報を提供することでユーザーにも価値があるサイトと認識してもらえるでしょう。
キーワードの使用はサイト全体のバランスを見よう
サイト全体にキーワードが散りばめられているかを考えるようにしましょう。
しかし、ここでも同様にやり過ぎは禁物です。
キーワードの基本的な配置は以下になります。
- ヘッダー
- サイドバー
- ボディ
- フッター
上記箇所にうまくキーワードや関連ワードを配置していけば、Googleにサイトの趣旨を伝えることができるでしょう。
キーワードの羅列を避けるべき
キーワードを含ませる時に、ただ単に羅列しているサイトが見受けられます。
羅列や箇条書きでもキーワードが含まれていることには変わりありませんが、必要な箇所にしっかり配置してあることが前提です。
また、SEO業者や担当者でもキーワードの羅列がキーワードを含ませることだと思ってる節もあります。
キーワードが中古ドメインだとして、メニュー画面での項目をイメージして頂き、説明したいと思います。
悪い例として、
良い例としては、
- 中古ドメインについて
- 購入はコチラ
- ドメインエイジについて
- ドメインパワーを調べる
悪い例と良い例を大まかに作成してみましたが、悪い例は少し、しつこい感じがしますよね。
わかりやすさのためにというよりは、箇条書きになってしまって見た目的にも、うるさい感じがします。
必要な場合は、箇条書きや羅列しても問題ないと思いますが、キーワードの配置のバランスに注意してみましょう。
SEOとユーザーに最適なキーワードの使い方と文字数を目指す
キーワードや文章の量にスポットを当てて今回は話をしてきましたが、大事なのはサイトやユーザーに必要や意味があるのかということです。
文字数やキーワードのバランスも重要ですが、全てが杓子定規に当てはまるわけではないからです。
SEO対策のセオリーや決まりごとを把握するのは大事ですが、意識し過ぎないでユーザーに良いと思って貰えるサイトを作成しましょう。
また、中古ドメインの力を引き出したいのならしっかりとしたサイトやコンテンツを作成する必要がります。
コンテンツSEOを行うのは根気がいる作業になり、結果がすぐ返ってくるものでもありません。
中古ドメインに投資した後は、しっかりとしたコンテンツ作成を行いサイト運用やSEO対策を成功させましょう。