良い中古ドメイン=バックリンクの数ではない!
投稿日:2016/11/04 (更新日:)
中古ドメインの特徴のひとつとして、バックリンク(被リンク)を既に保持しているという点があります。
確かに、中古ドメインを査定・選定する際にバックリンクを注視しますが、数が多いからと言ってSEO効果が高い、品質が良い中古ドメインではないということは覚えておいてください。
中古ドメインでもバックリンクは量より質!
いわゆる被リンク対策でも量より質にシフトされたように、中古ドメインの場合でも量よりは質を意識したほうがいいでしょう。
確かに質が高い中古ドメインには過去の運用の関係上、バックリンクが多い場合もありますが、バックリンクの数だけで判断してしまうと足元をすくわれます。
中古ドメインの場合も、質が悪いバックリンクがたくさんあっても効果はなくリスクの方が高まります。
バックリンクが多いことで嬉しい気持ちになる面も多少わかりますが、質を意識して中古ドメインを選定していきましょう。
ドメイン・IPが分散されているか
バックリンクの数が多くても、ドメインやIPが分散されておらず同じドメインやIPアドレスからばかりのバックリンクで数を稼いでいるかもしれません。
同じドメインやIPアドレスからのバックリンクは効果が低く、自作自演や不自然なリンクとも考えられ、手動ペナルティを持つドメインの可能性も高まります。
バックリンクの調査・精査は重要
バックリンクを分析できるツールは多くあります。
有名どころは、
でしょう。
このようなツールを利用して、バックリンクのドメイン分散率やIP分散率を調べてみましょう。
バックリンクの質を見ることはドメインの価値やリスクを測る要素のひとつとして大変重要です。
ドメイン分散やIP分散がバックリンク数に対して自然であれば、リスクが低くSEO効果が高いなどの判断要素として利用できます。
バックリンクのクラスC分散もチェック
IPアドレスは「111.222.333.444」のような構成です。
- 111の部分がクラスA
- 222の部分がクラスB
- 333の部分がクラスC
- 444の部分がクラスD
となります。
IPアドレスの構成例 | |||
---|---|---|---|
111 |
222 |
333 |
444 |
クラスA |
クラスB |
クラスC |
クラスD |
クラスC分散とは、クラスD以外の部分が異なっているIPアドレスに分散されているということです。
クラスC分散であれば、異なるサーバーからのバックリンクとして評価も高くなります。
アンカーテキストも要確認
被リンク対策のマイナス要素と同様に、不自然なアンカーテキストばかりのバックリンクばかりであれば注意が必要です。
アンカーテキストがサイトのURLなどであれば基本的には問題ないですが、
- サイト内容と全く関係のないアンカーテキスト
- 別言語でのアンカーテキスト
- SEO目的が強く疑われるアンカーテキスト
などが多くを占めている場合、見かけ上よりは価値がないドメインの可能性もありますしリンクペナルティなどを受けている可能性も高まります。
バックリンクの質は中古ドメインの質や価値に繋がる
バックリンクの質がいい中古ドメインの質は高いものが多い傾向にあります。
質の良いバックリンクを多く抱えているということ自体でも中古ドメインの価値があるといえますが、過去の運用の仕方なども適切に行われておりサイトの質も高かったと考えられるからです。
中古ドメインを利用するメリットとしてのバックリンク資産の活用という面もありバックリンクの質が高いものは貴重になります。
バックリンクを送っているサイトの質が影響する
どのようなサイトからバックリンクを受けているかということが、バックリンクの質を見極めるうえで重要になります。
バックリンクのSEO効果は、リンク元サイトの価値と比例するといってもいいでしょう。
質の高い人気サイトからのバックリンクであれば大きなSEO効果を期待できますが、いくらバックリンクの数が多くても低品質サイトからのものでは効果が期待できないのです。
価値のないサイトのリンクは無意味
SEO的な観点からもリンクの質が求められているということを踏まえればわかることですが、質や価値がないサイトからのバックリンクは無意味です。
低品質なサイト、粗悪なサテライトサイトなどの内容もなく価値が低いサイトや雑なアフィリエイトサイトなどからのリンクは、質の低いバックリンクという判断をされてしまいます。
また、このようなバックリンクを抱えている中古ドメインはリンクペナルティを持っている可能性も高くなります。
価値のあるサイトからのひとつのリンクに価値がある
リンクは量ではなく、価値があるサイトからのリンク1本の方が価値が高く意味があります。
いくらバックリンクの数が多くても価値があるバックリンクを保持していなければ効果がありません。
バックリンクの質の良さはリンク元のサイトの価値に左右されます。
中古ドメイン選定の際も、バックリンク対策を行おうと考えている際も、サイトの質と価値がリンクの効果に直結しているということを認識しておきましょう。
バックリンクの質が低い中古ドメインはリスク有り
バックリンクの質とリンク元サイトの質に深い関連性があるので、バックリンクの質が低い中古ドメインには当然リスクがつきまといます。
中には、Googleペナルティを持つサイトからのリンクも含まれている可能性もありますし、質の悪い被リンクを多く抱えているということは過去の運用の仕方も不適切なドメインだったかもしれません。
中古ドメインの中には、手動ペナルティを持っているドメインも多く蔓延していますので注意が必要です。
急激にバックリンクが外れている中古ドメイン
中古ドメインの場合、時間の経過とともに少しずつバックリンクが減っていくのが自然な現象です。
ところが不自然なことに、ある時を境に急激にバックリンクの数が減少してしまうことがあります。
このように急激にバックリンクが外れたドメインには注意が必要です。
自作自演リンクなどの可能性がある
バックリンクは一度貼られると、不自然に急激に削除されることはありません。
それが急激に減ってしまった原因としては、同じドメインや同じIPアドレスからのバックリンクが多かった可能性が考えられます。
同じドメインからのバックリンクが多ければ、そのサイトが閉鎖されただけでバックリンクの数は急激に減ってしまいます。
また、IP分散サーバーなどを利用していたとしても特定の意図を持ったサテライトサイトや自作自演リンクの場合も急激にリンクが失われる傾向があります。
不自然なリンクではないか調べましょう
同じIPアドレスで運営されていた複数のサテライトサイトからのバックリンクが多い場合も、それが閉鎖されると大量のバックリンクが外れてしまうのです。
このようなドメインは中途半端なアフィリエイトサイトや下手なSEO対策をされていたサイトに使われていた可能性が高く、残っているバックリンクについても注意しなければなりません。
ドメイン分散率やIP分散率も調べて、不自然なリンクでないかチェックすることが大切です。