【MOZ】 Crawl Testが新機能の「On-Demand Crawl」にアップデート!
投稿日:2018/07/06 (更新日:)
SEOツールとしてよく知られる「MOZ」の「Crawl Test」が「On-Demand Crawl」にアップデートされています。
2018年6月29日までは両方使える状態になっています。
「Link Explorer」もそうでしたが、機能の改善やアップデートは度々起こりますので利用している方は確認しましょう。
On-Demand Crawlの機能について見ていきます。
On-Demand Crawl・オンデマンドクロールとは
On-Demand Crawl(オンデマンドクロール)の機能は、サイトの問題点を見つけ出すことです。
入力したドメイン、URLをクロールし技術的なSEOの問題点がないかを調査する機能になります。
入力したものに対して3,000ページまでのサイトの健全性や問題点を評価してくれます。
On-Demand Crawlの使い方
On-Demand Crawlの使い方は簡単です。
クロールするドメインとURLを入力し、クロールが終わり結果が出るまで待つだけです。
入力するとステータスが「In Progress」になっています。
「Crawl Complete」になれば完了です。
完了したことはメールでの通知も可能です。
キャンペーンの設定
クロール後に、キャンペーンの設定を行えます。
キャンペーンとは、問題の種類や修正の設定に対して行います。
- クロール
- トラフィック
- サーチ
- キーワード
- 競合他社
などのデータを入力することで、より分析を深く行えます。
設定することで、
- 毎週の更新
- ランキングデータ
- SEOガイダンス
なども確認できます。
クロールレポート
クロールレポートから問題点を閲覧することができます。
項目は、
- Missing Canonical Tag
- カノニカルタグがない
- URL Too Long
- URLが長すぎる
- Missing H1
- H1がない
- Title Too Long
- タイトルが長すぎる
- Thin Content
- 薄い内容
- Redirect to 4xx
- 400番台のリダイレクト
- 4xx Error
- 400番台のエラー
- Duplicate Titles
- 重複するタイトル
- Title Too Short
- タイトルが短すぎる
- Duplicate Content
- 重複コンテンツ
- Description Too Short
- ディスクリプションが短すぎる
- Multiple Titles
- 複数のタイトル
- Temporary Redirect
- 一時的なリダイレクト
- Slow Load Time
- 読み込みが遅い
- Redirect Chain
- リダイレクトチェーン
- Overly Dynamic URL
- 過度に動的なURL
- Missing Title
- タイトルがない
- Missing Description
- ディスクリプションがない
- 5xx Error
- 500番台のエラー
- X-Robots Noindex
- Xロボットのノーインデックス
- X-Robots Nofollow
- Xロボットのノーフォロー
- Meta Refresh
- メタリフレッシュ
- Meta Noindex
- メタノーインデックス
- Meta Nofollow
- メタノーフォロー
- Description Too Long
- ディスクリプションが長すぎる
などの項目があり問題の部分を確認できます。
問題に対して、どのページが該当し、サイトの中での問題に対する件数も確認できます。
クロールしたページと修正のヒントがわかる
「Pages Crawled」で、サイトのクロールされたページが確認できます。
ステータスやページオーソリティも確認できるようになっています。
「Moz Recommends Fixing」では、
- 検出された問題点の該当項目
- 該当数
- MOZが推奨する修正方法
の提案を参考にできます。
問題の項目を開くと、このように内容やアドバイスを確認できます。
画像は、「Redirect to 4xx (2 total)」に対するものになります。
サイトによって検出される問題や項目は異なるので、検出されたものを確認してください。
項目として、
- What it is
- 問題に対する概要や原因の説明
- Why it's an issue
- なぜ問題になるのかという説明
- How to fix it
- 問題を修正する方法
を確認できます。
オンデマンドクロールは気づきにくい部分に使える
細かい部分であったり、大きな影響や直接的な評価にはあまり関係ない部分もありますが、オンデマンドクロールを使うことで気がつくことはできます。
定期的に確認することもそうですし、自分の眼では気づきにくい問題点を発見するのに適しています。
特にサイトの規模が大きくなるとすべてのページをいちいち確認していられませんし、見落としも出てくるでしょう。
細かい部分をしっかりと修正し、定期的にサイトのメンテナンスをすることはクオリティを保つ、向上させるという部分で重要です。
MOZの、On-Demand Crawl(オンデマンドクロール)は、定期的なメンテナンスに適した機能と言えるでしょう。