買ってはいけない中古ドメインの特徴
投稿日:2016/10/28 (更新日:)
中古ドメインを利用すると、そのドメインが何年もかけて蓄積してきたバックリンク資産をそのまま引き継ぐことができますが、同時にそのドメインが持つマイナス面も引き継いでしまう可能性もあります。
マイナス面が大きい中古ドメインを使ってしまったら、効果があるどころか逆にマイナスの結果に繋がるリスクがあります。
買うべきではない中古ドメインの特徴について紹介します。
最低限見るべき中古ドメインのGoogleペナルティの有無
Googleペナルティを受けているドメインやブラックリストに載っているドメインは買ってはいけません。
自作自演のスパムリンクばかりのサイトやフィッシングに使われた悪意のあるサイトなどは、Googleペナルティを受けることがあります。
Googleペナルティを受けた中古ドメインを使用すると、最悪の場合いつまでたってもサイトがインデックスされることがないということになってしまうのです。
外部調査ツールを上手に活用しよう
外部調査ツール「aguse.jp」にドメインのURLを入力すると、Google Safe Browsing APIによる判定結果やブラックリストに載っていないかを調べることができますので、安全なドメインかどうかの判断材料になります。
Google Adsense Sandboxにドメインを入力すると、アドセンスを使うことができるかどうかをチェックすることができますので、Googleペナルティを受けていないか判断することが可能です。
好ましくない業種で運用されてきたドメイン
アダルトサイトなどは被リンクの数は多いのですが、効果はあまり期待できない傾向にあり回避したほうが無難です。
過去の運用履歴を調査できるInternet ArchiveのWayback Machineで過去のサイトを閲覧することが可能で、そのドメインが今までどのようなサイトで運営されてきたかを調べることができます。
あまり好ましくない業種で使われていたドメインや、これから運営しようとしているサイトとあまりにかけはなれたジャンルで使われていたドメインの購入は避けるのが無難です。
中古ドメインが持つ被リンクを深くチェックする
中古ドメインを選ぶ際の重要なポイントに被リンクの数があります。
但し、より大事なのはその質ですから、被リンクの内容までしっかり吟味しなければなりません。
実際には単純に被リンク数が検索エンジンに評価されるのではなく、そのドメイン分散の数やIP分散の数が評価に影響するからです。
SEO効果や質がある被リンクなのか
同じドメインや同じIPアドレスからの被リンクばかりであれば、作為的な被リンクと判断されて効果がないだけでなくGoogleペナルティを受ける可能性もあります。
IP分散の割合についてはMajestic等、チェックツールを使って調べることが可能です。
その結果を見ることで、自然なリンクが多いのか作為的なリンクが多いのかを判断することができます。
被リンクのIP分散率が高ければ高いほど評価される自然な被リンクが多いということになるのです。
アンカーテキストをチェックすることも重要
MozのOpen Site Explorer等でどんなアンカーテキストでリンクされているかを調べることができます。
被リンクの数が多くIP分散率が高く、さらに自分のウェブサイトの業種に近いジャンルの中古ドメインであるとより良いです。
低品質なサイトから多くの被リンクを受けていないか
被リンクについては、どのようなサイトからリンクされているのかもチェックすることが重要です。
被リンクが低品質なサイトからのものばかりであれば、いくら被リンク数が多くても効果は期待できないでしょう。
低品質な被リンクの具体的な例
- スパムサイトからの被リンク
- 全く内容の不明なサイトからの被リンク
- 中国語やロシア語等からの被リンク
- あからさまなサテライトサイトからの被リンク
上記は低品質なリンクの一例ですが、当てはまるからと言って一概に「ダメ」と言うこともできず、この被リンクの査定が中古ドメインを目利きするうえで重要となります。
例にあげたような被リンクを数本受けているからと言って即時にNGということもなく、選ぶことは難しいです。
被リンクの分析はしっかりと時間をかけて行うことで結果的に無駄なドメインを掴まないで済むことになります。
中古ドメインを活用するためには
中古ドメインを活用するためには、しっかりと調査することが大切です。
下記に該当していないからと言って効果が保証されるものではありません。
しかし、最低限の下調べは行っておいて損はないと思います。
- どんなサイトで利用されてきたか
- Googleペナルティは受けていないか
- 被リンクの内容やリンク元に問題はないか
つまり、信頼できるサイトや人気の高いサイトからリンクされているドメインほどSEOの効果を期待できるということです。
買ってはいけない中古ドメインを選んでしまわないように、しっかりとチェックしましょう。