Ahrefs Rank Tracker(ランクトラッカー)を使ってみよう!
投稿日:2017/09/06 (更新日:)
- 【Ahrefs】Rank Trackerの使い方
- 【Ahrefs】Rank Trackerの機能と項目
- Rank Trackerでキーワードの情報を確認
- Rank Trackerのフィルター機能
- Rank trackerのPAGES
- COMPETITORS・競合他社を追跡できる
- GROSSING・経過レポート
- Rank TrackerをSEOやサイト運用に活かそう
Ahrefsは、2017年8月下旬に新規アップデートを施した、Rank Tracker(ランクトラッカー)という機能をリリースしました。
ランクトラッカー(ランキング計測)を利用すれば、登録したキーワードの順位を監視することができます。
AhrefsのRank Trackerの機能と使い方を見ていきましょう。
【Ahrefs】Rank Trackerの使い方
Ahrefsの機能の中にあるRank Trackerを選択します。
サイトを選択し、キーワードを登録します。
キーワードは、4,000キーワードまで登録できます。
キーワードを入力し、「Add to list」をクリックします。
キーワードの順位を取得するロケーションを設定します。
画像では日本に設定していますが、日本でも 東京、大阪、北海道など細かく地域まで設定することも可能です。
また、ロケーションは複数設定することが可能ですので、調べたい国や地域を設定することができます。
ロケーションを設定が終われば、ランクトラッカーの設定は以上になります。
【Ahrefs】Rank Trackerの機能と項目
キーワードを登録しロケーション設定が終わると、ランクトラッカーのTOP画面に遷移します。
TOP画面では、
- Visibility
- Average position
- Traffic
- Positions
- SERP features
の項目が表示されています。
各項目が、何を表しているのか見ていきましょう。
Visibility(可視性)
キーワードに対し、Google検索上位10位以内にいる場合の視認率を表しています。
例えば、10位以内のすべてのページが自身のサイトであれば、視認率は100%になります。
また、1位にサイトはランクインしている場合は、キーワードのクリック率などに応じて約30%の視認性が得られることを表しています。
Average position(平均ポジション)・Traffic(トラフィック)
平均ポジションとは、選択した期間内の最新の日付の登録したすべてのキーワードの平均掲載順位になります。
トラフィックは、Googleでのキーワードに対する月間検索ボリューム数とキーワードにおけるサイトの検索ポジションに基づいて見積もられた数値になります。
Positions distribution(ポジション分布)
登録したキーワードの順位がどのポジションにいるのかの分布を把握できます。
キーワードの数でも割合がわかりますし、グラフで視覚的に確認することが可能です。
グループは4つに分けられており、進捗状況をAhrefsは以下のように定義しています。
- #1-3
- 目標を達成できている
- #4-10
- もう少し作業が必要です
- #11-50
- 有望そうです
- #51-100
- 少なくともGoogleにページの存在は認識されている
サイト全体の順位傾向を把握できます。
SERP Features
SERPとは、オーガニック検索結果ではないGoogle検索エンジンの結果です。
- リッチスニペット
- 有料のキーワード
- ユニバーサル検索結果
- ナレッジグラフデータ
などがSERPとして扱われています。
Rank Trackerでキーワードの情報を確認
Ahrefsのキーワード分析機能と同様の情報をランクトラッカーでも確認することができます。
- 検索ボリューム
- トラフィック
- キーワード難易度
- SERPの機能
上記の情報を確認できます。
また、METRICSをクリックするとより詳細な情報を閲覧できます。
Rank Trackerのフィルター機能
4,000キーワードも登録できるため、データの絞り込みとしてフィルター機能がランクトラッカーには備わっています。
フィルタリングすることでグラフやデータが変化します。
- タグ
- ロケーション
- ポジション
- 検索ボリューム
- キーワード難易度
などで絞り込みが可能です。
Rank trackerのPAGES
PAGESでは登録したキーワードがどのページにランディングしたか、いわゆるランディングページを調べることができます。
この項目に対して、Ahrefsは機能を改善する可能性が高いと発言していますので、今後どのような機能が追加されるようになるか注目です。
COMPETITORS・競合他社を追跡できる
登録したサイトと競合するサイトの動向を分析し把握や比較を行えます。
- 可視性
- 平均ポジション
- ポジション分布
- 検索トラフィック
- SERPの機能
上記項目から競合他社と比較できます。
GROSSING・経過レポート
7日間ごと、30日間ごと、90日間ごと、の範囲でキーワードがどのように推移していったかを確認できます。
分析してなんらかの対策を講じた場合、効果測定や経過観察に利用できるでしょう。
Rank TrackerをSEOやサイト運用に活かそう
順位チェックツールとしての機能以外にAhrefsが持つキーワード分析や競合調査の機能まで備わっているランクトラッカーはSEOやサイト運用に有効に活用できるツールです。
また自身のサイトではないURLを登録し競合しているキーワードを登録することで競合サイトの分析や調査、動向を知ることができサイト運用前後を問わず有効に利用ができるでしょう。
被リンク分析ツールとしてのイメージが強いAhrefsですが、キーワードやコンテンツ、競合調査、また新たな機能であるランクトラッカーなどの機能追加が多くあります。
今後もAhrefsがどのような機能やサービスを追加し改善していくか楽しみです。