サイトの大掃除!否認すべきバックリンクはコレだ
投稿日:2017/12/08 (更新日:)
サイトが不自然な動きをした、不必要な被リンクを発見した、中古ドメインの被リンクを整理したい、など被リンク(バックリンク)を定期的に分析することは重要です。
被リンクの効果は薄れてきているといわれていますが、ある意味効果が持続している面で薄れていないのはマイナス要素を持つ被リンクかもしれません。
サイトを正常に保つためにもリンク否認を行うことも検討しましょう。
なぜ、リンク否認の必要があるのか
バックリンクの否認は慎重に行う必要があるとGoogleは発言していますが、悪質なリンクや不適切なリンクを排除することは推奨しています。
引用元:バックリンクを否認する
ご自身やご利用の検索エンジン最適化業者(SEO)が、有料リンクや品質に関するガイドラインに違反した他のリンク プログラムにより、サイトへの不適切なリンクを作成している場合があります。
まず、ウェブから PageRank を操作する意図のある悪質なリンクや品質の低いリンクをできる限り削除することをおすすめします。
削除依頼などをしてリンクを削除してもらえればいいですが、手間もかかりますし確実に応じてくれるかはわかりません。
身に覚えがあってもなくてもリンク元が不適切なサイトであると判断した場合は、リンク否認を行ったほうがいいでしょう。
中古ドメインの被リンクも否認できます
中古ドメイン自体が手動ペナルティなどになっていなくても、サイトリリース初期段階に先に不適切な被リンクを発見してメンテナンスしておくこともアリです。
サイトリリース初期であれば、影響も少なくなりますし今後のリスク回避にもなるからです。
新規ドメイン、中古ドメインに関わらずサイト運用を通して不適切な被リンクを得てしまうことは十分に考えられますので、早目の対処が求められます。
「サイトへの不自然なリンク」の対処には必須作業
手動ペナルティのステータスのひとつである、サイトへの不自然なリンクを受けてしまった場合は、リンク否認作業は必須になります。
問題や原因である被リンクを特定し、否認を行った上で再審査リクエストを行う必要性があるからです。
また、悪質なスパムなど他のステータスの場合も被リンクによるマイナス評価の可能性もあり被リンクのメンテナンスはサイトを運用していく上で重要です。
自演や被リンク対策をしていなくても
自作自演やSEO業者による被リンク対策が原因で、ペナルティを受けたり順位を低下させてしまうことは十分に考えられます。
ですが、これらをしていないからといって安全というわけではありません。
リンクをしてきた側に悪意があろうとなかろうとサイトの価値を低下させてしまう被リンクを貰ってしまうことはあるからです。
サイトを運用している以上、このようなリスクはいつ生じてもおかしくありません。
サーチコンソールから被リンクを確認しよう!
リンク否認はサーチコンソールから行います。
サイトへの被リンクはAhrefsなどの被リンクツールを利用して確認して行くことも効果的ですが、今回はサーチコンソールを利用して被リンクをチェックし否認までの流れを追っていきましょう。
まずはサイトへのリンクを確認する
サイトへのリンクを選択し「リンク数の最も多いリンク元」の詳細をクリックします。
詳細をクリックすると、リンク元ドメインを1,000件確認することができます。
多くリンクを送っているリンク元ドメインから、調査していくことをオススメします。
1,000件全部調査していくのは、手間がかかる作業ですからリンクを100以上送っているドメインだけ調査するなど自分の中で基準を設けて作業していきましょう。
また、サイトへのリンクデータはダウンロードできます。
- このテーブルをダウンロード
- 表示されている1,000件のデータを取得できます
- その他のサンプルリンクをダウンロード
- 表示されていないデータをダウンロードできます
- 最新のリンクをダウンロードする
- 表示されていない最近のリンクデータをダウンロードできます
リンク数の最も多いリンク元のドメインデータは、このテーブルをダウンロードの中に含まれます。
リンク否認の手順
リンク否認のページにアクセスし、「リンクの否認」をクリックします。
上記ページに移動し、また「リンクの否認」をクリックします。作成したファイルをアップロードする画面が表示されますので、作成した否認リストをアップロードすると作業は完了です。テキストに、
- #コメント
- 拒否するドメイン
- domain:拒否するドメイン
上記の様に記載してファイルを作成しアップロードします。
詳しい手順は、こちらのコラムをご覧ください。
実際にリンク元のサイトを見ていく
利用しているツールでスコアなどを見る前に、どのようなサイトであるか直接見て判断して篩にかけていくといいでしょう。
直接見ることは面倒だと感じるかもしれませんが、ツールのスコアはスパムサイトでも高くなる場合があるのでパッと見で不適切か否かを判断することも重要です。
警告が出るドメインはアウト!
直接ドメインを見ていく作業の利点は、上記画像のような警告が出るドメインを発見できるというメリットがあります。
このような危険をはらんでいるドメインでもツールのスコアだけ見ると良く見えてしまう可能性もありますので注意が必要です。
警告が出るドメインを発見したら、問答無用で否認してもいいでしょう。
どのようなサイトが危険?
運用しているサイトのジャンルにもより一概には言えませんが、一般的にはアダルトサイトやギャンブルなど内容が不適切なサイトは危険があるかもしれません。
サイトの内容が危険というよりは、このようなサイトはスパム行為などを働いている可能性も高くなりサイト自体の評価が低いという可能性も考えられるからです。
また、サイト自体が閲覧できないものなども注意が必要ですし、サイト自体がペラペラ過ぎて無価値なものもリスクを孕んでいます。
サーチコンソールのリンクリストを見ていきよくわからないサイトから被リンクが来ている場合は、より深い調査をしていく必要があるでしょう。
海外サイトのすべてが危険ではない
海外のサイトから被リンクを得ている場合も多くありますが、海外サイトのすべてが危険であるというわけではありません。
逆に評価としてプラスされているものも含まれている可能性もあります。
特に中古ドメインの場合は、海外からのリンクを持っている場合が多いですがペナルティを受けていない場合は特に問題がないでしょう。
逆に日本のサイトだから確実に安全でなわけではないということを意識しておきましょう。
中古ドメインのリンクで否認すべきなものは?
中古ドメインは海外で利用されていたものが多いので、ペナルティがなく運用にも支障がない状態でしたら、そこまでリンク否認は意識しなくてもいいでしょう。
気になる場合は、サイト運用前に確認しておくようにしたほうが影響が少なく済みます。
また、警告が出るドメインからの被リンクを発見した場合は否認しておいて損はないでしょう。
サイト運用後は定期的にチェックする
サイト運用を開始して、運用し続けていけば自分の知らないところでいろいろな被リンクを受けていきます。
中古ドメインであろうと新規ドメインであろうと同様です。
サイト運用を開始したのであれば、いつ不自然なリンクやスパムリンクを受けても不思議ではありませんので、定期的に確認して行きましょう。
低品質なサイトやSEO業者に依頼していたり自身で行う、「SEO目的のリンク」は効果を生む場合と大きなリスクやマイナスになる場合があるのでしっかり確認してください。
中古ドメイン選定の時の目線を応用する
中古ドメインを選定する際に、一般的に好ましくないジャンルで運用されていたドメインを避けたほうが無難という点がありますが、リンク否認の際にも応用できます。
また、ロシア語、朝鮮語、中国語、アラビア語系のサイトからの被リンクがあれば注意深く調査したほうがいいでしょう。
トップレベルドメイン自体がロシアや中国の国別トップレベルドメインであれば、それ自体のリスクも高いといわれています。
また、ロシア語、朝鮮語、中国語、アラビア語系の言語で運用されているサイトはスパムサイトの割合が高い傾向にあるからです。
上記、言語のサイトからでも効果的な被リンクの場合もありますので、しっかりと調査をしたのちに否認すべきか判断しましょう。
ペナルティを受けていない中古ドメイン
すべての被リンクの質が高く効果的なドメインは存在しないといっても過言ではありません。
それは新規ドメインで運用していったとしてもよくわからないリンクや低品質なサイトからのリンク、スパムリンクを受けてしまいます。
ですから、あまりリンクの調査ができない、ドメインの価値を失ってしまう恐れがある場合は、ペナルティを受けていない中古ドメインであれば無闇に触らないというのも手です。
リンクも中古ドメインも質が大事!
リンク否認の目的は、粗悪なリンクや質の悪いリンクの排除になります。
質が伴っていなければ、マイナス効果しかないからです。
中古ドメインも同様に安いものや質が低いものを利用してしまうと代償を払う確率が高くなります。
しっかりと質と安全性が高い中古ドメインに投資することが、利用する際には求められます。
「アクセス中古ドメイン」では、質と安全性にこだわった中古ドメインを用意しておりますので、是非皆様のご利用をお待ちしております。