【2018年のSEO対策は?】2017年はSXOへのシフトが目立った年だった
投稿日:2018/01/01 (更新日:)
- 2017年は「SXO・検索体験最適化」の始まりだった
- 2017年に重視されたコンテンツは2018年も重要
- ユーザーの役に立たないサイトは検索結果にいらない
- 2018年のSEO対策・サイト運用はどうすればいい?
- サイトを再出発させるには最適な時かもしれない
Googleが12月6日に発表した「医療・健康に関連する検索結果の改善」は、今後の検索結果やサイト運営、SEO対策の指針となりそうです。
医療・健康に対するアップデートは、手始めであるという趣旨の発言をGoogleはしています。
短期的な考え方でなく、アルゴリズムの改変などにも影響を受けにくいSEO対策やサイト運用が求められるでしょう。
2017年は「SXO・検索体験最適化」の始まりだった
Googleは、以前から「ユーザー体験」「ユーザーの役に立つサイト・検索結果」を提供することが目的であると発言しています。
ですから、Googleは前からこのようなことを考えていたとも言えますが、2017年は検索体験最適化に向けた動きを明確に行ってきたという印象です。
このことから、
- 良質なサイト
- 評価されたサイト
- 評価されるべきサイト
が、どのようなサイトであるかがはっきりと見えてきたことでしょう。
ユーザー体験を考えたサイト運用
ユーザーが実際に訪れたときに、どう思われるかが重要です。
- キーワードが含まれてる
- リンクを得ている
- ドメインパワーがある
これらは重要な要素ではありますが、訪れたユーザーには関係がない部分です。
検索して訪れたユーザーが、自分のサイトに対してどのような印象を抱くかを考えたサイト運用が求められます。
内容と利便性での印象が重要
ユーザーに対してサイト内容が
- 欲しい情報がある
- 役に立つ
- 面白味がある
ということは大前提でその上で、
- 使いやすい
- 見やすい
- わかりやすい
- 探しやすい
などの親切でストレスがないデザインやサイト設計、スピードなどの利便性も大きくユーザー体験を満足させるためには重要です。
2017年に重視されたコンテンツは2018年も重要
コンテンツの質の重要性が、2017年は多く語られました。
個人的にも、コンテンツの質がサイトの質に直結すると考えており、コンテンツ・サイトの質が被リンクの効果やドメインパワーにも影響します。
要は、中身が良くないサイトはどんなにSEO対策をしていても評価されなくなると言えるかもしれません。
コンテンツはユーザーに向けるべき
SEO対策や知識などを基準にしては、良いコンテンツは作れません。
よくSEO業者が、
- キーワードの含め方・数
- 関連キーワードの含め方・数
- 1記事あたりの文字数
上記の観点から、質を考えているように見受けられますが、キーワードや文字数では質はわかりません。
また、訪れたユーザーも、キーワードの数や文字数で良し悪しを判断するとは考えにくいでしょう。
「読んでみてどう感じるか」「読み終わった後に満足させられるか」を意識して作成し、実際に自分たちでも読んでみてどう思うかが質の基準になるのです。
体裁だけ保っているコンテンツは無意味になる
Googleは「信頼性・正確性があるコンテンツ」を求めており、発信する情報に対しても独自性はもちろん責任も求めています。
医療・健康関連のサイトが受けた影響と同様に、今後は様々なジャンルに対して影響が生じることでしょう。
比較的力の入れているメインサイトですら、このような大きな影響が生じており今後評価されるためには信頼性や正確性を補填していく必要性があります。
このことから、簡素に量産されているようなサイトやキーワード指定だけして作成しているようなユーザーの役に立たないサイトはより評価されなくなりマイナス面が強調される結果になるでしょう。
ユーザーの役に立たないサイトは検索結果にいらない
嘘情報が検索上位に出てしまう事例があり、Googleは「ファクトチェック」や「目視での確認」を行っているのではという情報もあります。
特に、日本語の場合は目視でのチェックを行っている可能性は大きくあります。
今後は、自動的にチェックできるように改善していくのでしょうが、検索エンジンに関係なく人の目に触れるということを前提としてサイトを作成しなければ意味がないと言えます。
極端な言い方になるかもしれませんが、Googleはユーザーに対してなにも価値がない、役に立たないサイトは不必要であるとし排除していきたいと考えているかもしれません。
Googleアップデートの意図を読む
精度の問題や納得できない部分もあるとは思いますが、根本的にGoogleの考え方はブレていません。
この部分を疎かにせず、目先の利益や一時の感情に流されずに我慢して質の高いサイトを作り続ける必要性があります。
今後どのようなアップデートが行われたとしても、ユーザーに有用な情報を責任をもって送っているサイトであれば影響も少ないか、影響があっても再評価されるでしょう。
アップデートによって実際に上位に来たサイトを見る
Googleが上位表示させるサイトこそが、正解に近いサイトということができます。
目に見えた基準や目標として、どのようなサイトが上位になっているか傾向を把握しておくことで自分自身のサイトにフィードバックできます。
検索キーワードやクエリ、複合キーワードでどのようなサイトが評価されているのかを調べておきましょう。
2018年のSEO対策・サイト運用はどうすればいい?
Googleの発言や、アップデート傾向を加味して外せない対応として、
- モバイルフレンドリー対応
- HTTPSの導入
上記は、しておいて当たり前と言ってもいいでしょう。
SEO対策としては、基本的な対策は変わらずしておいたほうがいいでしょう。
- URL正規化
- エラーページの削除・修正
- 読み込み速度の改善
- 内部リンク・外部リンクの対策や見直し
- タイトルの改善
- コンテンツの追加・改善
などは、サイトの質が高まるように意識しながら継続的に行っていきましょう。
モバイルファーストインデックスをGoogleは確実にやる
公式ブログ内でも、モバイルフレンドリー対応については頻繁に言及していますし、改訂された検索エンジン最適化スターターガイド内でも、モバイルからのインターネットの利用が主要になっていると発言しています。
このことから考えても、Googleはモバイルでの検索結果を重要視するでしょうし、モバイル対応をしているサイトを優先することでしょう。
被リンクの見直しをしておく
被リンクを見直して、不必要なものはリンク否認しておきましょう。
実際、アップデートによってサイトの質がより大きく問われているのでリンクの精査や自演でのサテライトサイトに対してはより厳しい目を向ける必要があります。
せっかく作成したとしてもサテライトサイトが価値のないサイトになっているようであれば改善するか否認することをオススメします。
サイトを再出発させるには最適な時かもしれない
Googleが大幅なアップデートを行ったということは、答えが定まってきているということです。
この機会に、今までのサイトに見切りをつけるのもひとつの手でしょう。
今回のGoogleアップデートで、大幅に順位を落とし戻る見込みがない状態になってしまったり、2018年新たにサイトを作成しようと考えているならいい機会かもしれません。
その際に、良質な中古ドメインを土台にして質の高いサイトを作成することで他の質の高いサイトに対して差を付けられる可能性があります。
2018年のサイト運用に「アクセス中古ドメイン」を活用してみてください!