【SEO業者の選び方】Googleが提言する、SEO業者を選ぶ前に気をつけること!
投稿日:2017/12/26 (更新日:)
GoogleもSEOの重要性に対しては肯定的立場ですし、必要があるという発言をしています。
また、SEO業者に対しても利用を否定はしていませんし、メリットもあるという発言をしています。
ですが、低品質・非道徳的なSEO業者やスパム手法を用いているSEO業者も存在しており、このような業者や行為に対してはGoogleは嫌っています。
SEO業者を利用するメリット・デメリット
知識がない方や作業の時間が取れない方は、SEO業者を利用することで、サイトの改善や時間の節約になり効率的にサイト運用を進められるというメリットがあります。
ですが、その場合は優良で実績があるSEO業者や信頼できる業者を見つけなければなりません。
デメリットとしては、成果が出せない業者や無責任な対策などでサイトがマイナスの影響などの被害を受ける可能性もあるということを考えなければいけません。
SEO業者を探す前にSEOを理解しておく
SEO対策がどういうものかを理解しないで、SEO対策が必要だからと業者に依頼することはリスクがあります。
親切な業者であれば、適切なアドバイスだけで終わるかもしれませんが、不必要なサービスを勧めてきたリ、成果が出ない場合でも言い逃れをしてくる悪質な業者も存在するからです。
業者側も商売でやっているので依頼した側が無知なことをいいことに、あの手この手でお金をむしり取ろうと考える業者も存在します。
そのような目に合わないためにも、SEOを理解し自分なりの考えや要望を持ったうえで業者に依頼するかを判断するようにしたほうがいいでしょう。
サイトリリース前か初期に利用を検討すべき
基本的にSEOを依頼する場合は、サイトのリリース初期やリリース前の段階に依頼することが望ましいと考えています。
長い間、運用している場合などでも業者の利用は考えられますが、初期の方がリスクもなく成果もわかりやすいといえるでしょう。
例えば、ある程度運用していたサイトの順位が落ちてしまった場合などはSEO業者に依頼したとしても難しい可能性が高いといえます。
また、現状より悪くなる可能性も視野に入れた対応が必要です。
Googleが推奨するSEO業者を選ぶ前に必要な質問例
GoogleもSEO業者を利用することは否定していませんが、悪質な業者の利用や検索結果に対する不適切な行為を防ぐためにも、事前に質問すべき例を提示しています。
Googleのヘルプページ「SEOが必要なケース」から、考察していきましょう。
引用元:SEOが必要なケース
- 過去の事例のサンプルを見せてもらい、成功事例を紹介してもらう。
- Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか。
- オーガニック検索に役立つオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか。
- どのような結果が期待されるかと、その日程、成果を測定する方法。
- 同業種での実績。
- 該当する国や地域での実績。
- 外国語サイトの開発経験。
- 最も重視している SEO 技術。
- 創業年数。
- 連絡方法。
サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか。
上記が最低限事前に質問しておくべき項目として、Googleが発言している項目になります。
なぜ、これらの確認が必要なのか考えてみましょう。
過去の事例・成功例・サンプルの確認
過去にどのような案件を取り扱っており、どのような対策を行ったのかは確認しておくべきです。
業者の経験値や依頼する内容に適した業者かを見極める際に参考にできるからです。
成功例も同様です。
どのような案件をどのように対策した結果、どのような成果に導けたのかどうかを確認しましょう。
業者の実績がどのようなものであるかを知ることが出来るからです。
サンプルは利用したいサービスがどのようなものであるかを知るために確認しておくべきです。
口では質が良いなどと発言していても、最終的には自分の眼でサンプルなどから質を見極めなければならないからです。
ウェブマスター向けガイドラインを遵守しているか
これは、Googleの発言ですので当たり前といえば当たり前ですが、ウェブマスター向けガイドラインを遵守しないような施策はリスクが高いので避けたほうがいいということは言えます。
業者視点では、違反していないつもりでいる可能性もありますので、自分自身でウェブマスター向けガイドラインを理解して、サンプルや提案などに対して抵触していないかを見極めていく必要があります。
オーガニック検索に役立つサービス・アドバイス
SEOを行う最大の目的は、オーガニック検索での検索結果で上位表示を獲得することになります。
検索上位に存在していれば、無料で集客効果と広告効果を発揮することができます。
検索上位獲得後のマーケティングや上位を獲得するために有用なサービスやアドバイスを提供しているかどうかは、業者の質や能力を見極める際にも重要な要素です。
予測される結果・スケジュール・効果測定方法
業者が提案してくる施策に対して、
- 予測される結果
- 改善したことでどのような効果があるか、順位はどれぐらい上がりそうかなど
- スケジュール
- 成果に至るまでにかかる日数やプラン、計画など
- 効果測定
- 成果をどのように測定していくか、成功の可否の判断など
を、提案に対して細かく聞いておくことをオススメします。
ルールや条件を決めておかなければ、業者の力で結果が出てないのに出たと言われるかもしれませんし、成果が出なかったときに言い訳や期間の延長を言ってくるかもしれません。
間違っても、「お金さえ貰えれば、やれますよ」のような無根拠かつ無責任な発言をする営業がいる業者は選ばないほうがいいでしょう。
同業種での実績
依頼する内容やジャンルに対して、経験や実績があるかを聞いておきましょう。
もちろん、同業種の経験や実績がなくてもSEOやサイト運用に対して適切なサービスを提供してくれる業者であると判断した場合は、その限りではありません。
ですが、同業種での経験や実績がある場合は成果を期待できるかもしれません。
しかし、あまりにも昔の実績である場合はウェブの場合あまり参考になりませんので、いつの実績か現在のSEOの考え方や方法に沿った施策であったのかどうかなど細かく確認して行く必要があります。
該当する国や地域・外国語サイト開発経験
この項目は、少し特殊で一部の例など該当する場合に確認しておくといいでしょう。
日本の業者で日本でのSEOを考えている場合は、必ずしも国や地域での実績や外国語サイト開発の経験は必須であるとは言えません。
しかし、このような経験が必要な案件である場合は確認しておかなければならないポイントです。
また、関係ない場合でも聞いておくことで業者の経験値や実績、能力を見極められる参考になるかもしれません。
重視しているSEO技術
SEOには、総合的な改善や継続的な改善が必要になる場合があります。
業者が最も重視している、SEOの技術や考え方を聞いておくことでどのような強みがあるのかが分かります。
過去に効果が出ていた施策や偏った考え方に固執しているSEO業者や担当者もいるので細かく聞いておくことをオススメします。
また、重視しているといっているサービスや技術を紹介してもらうことで質の判断にも繋がります。
重視していると発言していても質が伴っていなかったり、内容が希薄である場合は避けたほうがいいでしょう。
創業年数・連絡方法
創業年数は、古ければいい長ければいいというわけでもないですし、新しい若いからいいというわけでもないので参考程度に聞いておくぐらいでいいでしょう。
連絡方法は、重要です。
また、連絡する条件も決めておいたほうがいいでしょう。
サイトに対して変更や何か作業をする前や完了した後、アドバイスの理由や根拠を連絡してもらい双方で詰めていくなどのやり取りは重要です。
Googleが懸念するSEO業者の行為
順位を操作する意図のある行為は、不適切なやり方の場合はスパムですしペナルティリスクを高めます。
不適切な業者を利用して欲しくないという考え方と同時に、不適切な行為自体をGoogleは嫌っています。
ガイドラインに違反する行為は、サイトがインデックスから削除されてしまう場合もありますので、裏技的な手法を謳うSEO業者には注意が必要です。
Googleが例に挙げている不適切なSEO業者の行為の例として、
- シャドードメインを所有している
- 誘導ページに他の顧客へのリンクを含めている
- アドレスバーへのキーワード入力プログラムを販売している
- 実際の検索結果と、検索結果ページに表示される広告との区別を明確にしていない
- 掲載順位を保証するが、必然的に検索結果の上位になるような、あいまいで長いキーワードの場合に限る
- 複数のエイリアスや偽造された WHOIS情報を使用している
- 虚偽の検索エンジン、スパイウェア、またはスカムウェアからのトラフィックを取得している
- Googleインデックスから削除されたドメインを所有している、または SEO業者自体が Googleに登録されていない
などを例としてあげています。
これらの行為は、ガイドライン違反ですしペナルティ対象になります。
お金を払ってリスクを高めないように気をつけましょう。
簡単に言ってしまえば、良いサイト(ユーザーにも検索エンジンにも)を作成できていない・できないSEO業者はSEOを行えるとは考えられません。
施策以外にも不審な点はないか
行為以外の注意点も、Googleは喚起しています。
- 不審なメールを送信する SEO業者、ウェブ コンサルタント、代理店にご注意ください。
- Googleで最上位に掲載されることを保証するのは不可能です。
- 隠し立てする会社や、行動の目的を明確に説明しない会社には、用心してください。
- SEO業者へのリンクは強制されるものではありません。
- 思慮に基づいて選択してください。
- 何に対して料金を支払うのか確認してください。
上記の内容に対しても考えておきましょう。
不審なメールや勧誘を行う業者は怪しいですし、Googleとの繋がりを謳う会社も詐欺的と言えるでしょう。
説明を求めても隠したり、行動や目的を明確にできない会社はSEO業者に限らずとも怪しいです。
強制的なリンクを求める業者は、おかしいですし意図も不明な行為をする必要はないでしょう。
利用する際は、何に対して料金を支払い適切な価格なのかを思慮深く検討しましょう。
業者の選択を適当にして、不利益を被らないように気をつけてください。
施策のごり押し、決めつけてくる業者に注意!
これはGoogleではなく、個人的な体験からの話になりますが、施策をごり押してくる業者は危ないです。
例えば、
など、短絡的な考えしかないSEO業者は避けたほうがいいでしょう。
実際に調査した結果や他の可能性を潰していった結果、このような結論に達するのは理解できますが、最初から決めつけた物言いをする業者は調査能力もない可能性も高いからです。
SEO業者の利用を考える前に!
適切なSEO業者を選択できれば、有用になる可能性はあります。
ですが、最初から利用を前提に考えないほうがいいでしょう。
まずは、ユーザーにとって有益なサイトを作成、運用することを考えるべきです。
SEOは、有益なサイトを適切に検索エンジンに伝えるためというのが大きな目的です。
ユーザーにも検索エンジンにも知られたり、しっかり評価されなければ質の高いサイトも埋もれてしまうからです。
自分でやれることとしては、
などを行いましょう。
このことからもわかるように、SEOをするにしても質の高いサイトやユーザーのためになるサイトであることが基本的には前提になります。
せっかく質の高いサイトを作成して運用しているのに、不適切な業者を選んだせいで評価や価値を落としてしまうかもしれません。
SEO業者を選びを慎重にする必要があるのは、あなたが築いたサイトという資産をより高められる可能性がある業者を選ぶ必要があるからです。
業者に頼る前に、これらのことを考え直したり自分ですべきことがしっかりできているかを見つめ直しましょう!