【逆SEO】リンクによるネガティブSEOは実際に起こり得る脅威!
投稿日:2018/08/03 (更新日:)
逆SEOとも言われる、ネガティブSEOはあり得ないことではなく、実際に起こり得る脅威になります。
リンクによるスパムで対象のサイトを、手動ペナルティやサイトの評価を落とすという悪質な行為を行うものがいるからです。
これらのリンクによる逆SEOと言われる行為は、SEO業者や個人でも行うことのある卑劣な行為です。
リンクによるネガティブSEOとは?
不適切なリンクや低品質なリンクを作成し、競合サイトやターゲットサイトに対して設置をして、サイトの評価を下げる、検索結果から除外させるようにするという行為がリンクによるネガティブSEOと言えます。
大変悪質な行為ですが、リンクを設置するという行為を事前に防ぐことは出来ないので、公開しているサイトであればどのサイトにもやられる可能性はあります。
簡単に言えばサイトへの攻撃
SEOはサイトの価値を高めることや評価を上げる努力をすることですが、ネガティブSEOとは評価を乏しめることが目的で行われます。
簡単に言えば、他サイトへ攻撃をして評価を下げて、順位の逆転を狙うという手法です。
ブラックと言いますか、倫理的、道義的に考えてもまともなアイデアではないネガティブSEOを行うことは絶対に止めたほうがいいでしょう。
仮に、行い逆転したとしてもなんの価値もありません。
事前に避けることは難しい
ネガティブSEOや低品質のリンクを設置してやろうと考えて実行されるのを、事前に防ぐことは不可能と言えます。
また、リンクによるネガティブSEOは容易であるということも同時に言えます。
不適切なリンクは、自分で発見しない限り対処できません。
ペナルティになって気がつくということはあるでしょうが、その時には少々遅いでしょう。
普段から、ネガティブSEOではないにせよ、不適切なリンクや価値を下げる原因になり得るリンクがないかを監視していく必要があります。
サイトが不正行為をしているように見せる
第三者の攻撃を、サイトの所有者がSEO目的のために不正にしているように見せるのがネガティブSEOの目的です。
不正行為やガイドライン違反をしているサイトは、ペナルティや評価を下げられてしまいます。
特に、リンクによる順位操作を意図しているように仕向ければ、Googleは厳しく対応しますし、リンクによる不正行為は簡単に行えるという側面が強くあります。
知らないうちに設置されたリンクによって、不正行為をしていると判断されて運用者には身に覚えがないという状態にします。
身に覚えのないリンクや不正行為にあたるリンクは発見次第、リンク否認を行うしか対処しようがないというのが現状です。
リンクによるネガティブSEOへの対策はできる?
リンクによるネガティブSEOの対策としては、リンク否認を行うしか手段はないでしょう。
なるべく手動ペナルティなどになる前にリンク否認を行っておきたいものです。
ペナルティになってから、リンク否認をしたとしても繰り返しガイドライン違反をしている、悪質であるとGoogleに判断されれば解除できない場合もあるからです。
常日頃、定期的に自身のサイトのリンクを精査して、不適切なリンクの発見と否認を地道に行うことが一番の対策です。
リンク元サイトとコンタクトを取る
リンク元サイトを特定し否認を行いますが、リンク元サイトとコンタクトが取れるのであれば、リンクを削除することを要請したほうがいいでしょう。
ネガティブSEOでない場合も、不要なリンクに対してサイト側に削除要請を出すことは一般的に行われています。
削除に応じない場合は、否認。
否認した上で削除要請を出すのもいいでしょう。
whois情報を確認しておく
ドメインやURLを入力すると所有者の情報が確認できるツールがあります。
whois情報には、所有者の名前や住所、連絡先などが記載されているので、ネガティブSEOを行っている人物を特定できます。
直接連絡を取ることも可能ですし、証拠として画像で保存しておくなどの処置にも利用できるでしょう。
whois情報は公開していない場合もありますが、レジストラなどは多くの場合判明できるので、レジストラに対して問い合わせて、ドメインを停止するよう要請するなどは対応を確実にしてくれるかは不明ですが行えます。
証拠次第では訴えることも可能
第三者からのリンクが原因であると、因果関係が認められた場合や、ネガティブSEOを行っていた証拠がある場合は、損害賠償請求などで訴えれる可能性があります。
アメリカでは、ネガティブSEOを行ってた人に対して懲役刑や罰金刑などの判決が下されており、ネガティブSEOをやられた場合は、因果関係等の証拠保全に努めておいて損はないでしょう。
また、アメリカの話ではありますが、刑罰が下されるような悪質な行為であるためネガティブSEOを行う業者のGoogleへの通報や、利用すること自体も控えるべきです。
ネガティブSEOになるリンクの特徴
ネガティブSEOと疑うべきリンクの特徴は、簡単に言ってしまえば質の悪いリンクです。
質の悪いリンクとは、
- ペナルティサイトからのリンク・スパムリンク
- 無価値・粗悪なサイトからのリンク
- 無関係なアンカーテキストからのリンク
- 関連がないコンテンツからのキーワードが完全一致のリンク
などになります。
大量に作成されたカタチだけで何の価値もないサイトからのリンクと考えていいでしょう。
サイトを見れば、わかると思いますので低品質だと判断したサイトからのリンクは否認しておいてもマイナスになることはないでしょう。
スコアよりサイトを見て判断する
リンクの質を判断するのに、スコアを重視する方がいますが、ペナルティや否認の場合はスコアで判断しないほうが無難です。
スパムサイトやペナルティドメインでも、ツールのスコアは高いものがあるからです。
手間ですが、リンク先のサイトをしっかり自分の眼で見た上で、スコアが高いものであっても低品質なサイトであれば、否認することをオススメします。
疑わしいものは否認
低品質なサイトかなと迷ってしまうようなサイトは、良いサイトとは言えないでしょう。
感覚のような部分になってしまいますが、迷う程度のクオリティのサイトであれば、否認しても損はないでしょう。
そのようなサイトからのリンクは害がなかったとしても効果もないからです。
サイトを見てみて、あからさまに低品質である、微妙だが良いサイトとは思えないものは、リスク回避のためにも否認しておきましょう。
ネガティブSEOは最低な行為である
どうしても上位を獲りたい、ライバルサイトに勝ちたい、という気持ちはわかりますが、ネガティブSEOをして達成できたとしても意味がありません。
競合サイトはネガティブSEOから立ち直り、すぐさま追い抜いていくことでしょう。
ネガティブSEOを提案するSEO業者も利用するのは止めましょう。
このようなことを提案する段階で、倫理的にも良くないですし真っ当なSEO対策を行うスキルやノウハウがない業者であると判断できます。
また、効果的なつもりで行っているリンク対策がネガティブSEOレベルの質が悪い業者も存在します。
自身のサイトもネガティブSEOをされる可能性があります。
されることも最悪ですが、することも最悪です。
サイトの価値を高め、ユーザーの支持を得れば、小細工をしなくてもしっかりと評価されるようになってきています。
Googleは悪質な行為や悪質なSEO対策、SEO業者を嫌悪しています。
一時の結果として返りがあるかもしれませんが、長い目で見ればネガティブSEOをすることは絶対に避けるべきでしょう。