【SEO対策】中古ドメイン利用のメリット・デメリット
投稿日:2016/10/25 (更新日:)
- 中古ドメインのメリット
- 中古ドメインの大きなメリットはバックリンク資産
- リリース直後から上位の検索順位が見込める
- ドメイン自体が持つ力がある
- 中古ドメインのデメリットとは
- 中古ドメインは正しく使うことでSEO効果を発揮
ドメインを購入するのであれば、SEO効果を発揮しやすい中古ドメインをオススメします。
ただし、中古ドメインは過去サイトの良い資産を引き継ぐ反面、マイナスとされる評価も引き継ぐ可能性があり、注意する必要があります。
ここでは中古ドメインのメリット・デメリットを客観的に解説していきたいと思います。
中古ドメインのメリット
中古ドメインは新規ドメインと比較して以下のようなメリットがあると考えられます。
物により差はありますが、代表的なものを紹介します。
中古ドメインの大きなメリットはバックリンク資産
バックリンク資産は、Webページに向けて設置されたバックリンク(被リンク)を資産として考えたものになります。
SEO対策において、被リンク(バックリンク)の数は勿論、質がとても重要です。
信頼性が高く人気のあるサイトやWebページから貼られたリンクは、検索順位の決定材料として重要視されているといわれているからです。
ドメインの質が良ければ評価が高まる
良い被リンクをバックリンク資産として引き継いでいる中古ドメインは、手に入れた段階から検索エンジンの評価対象となる可能性が高いと考えられます。
新規ドメインを取得し、バックリンクを積み重ねていくのはとても良いことです。
ですが、非常に時間や労力がかかり、成果までが遠のきます。
時間や労力を考えれば中古ドメインのほうがコストパフォーマンスに優れているので利用する価値があるのです。
リリース直後から上位の検索順位が見込める
検索エンジンは、意図的なバックリンクではなく、自然に生まれたナチュラルリンクを重視してきています。
中古ドメインでも継続的なSEO対策は必要になりますが、良いバックリンク資産や過去の検索順位を引き継いでいる場合、スタート時点から比較的上位の検索順位が見込めるというメリットがあります。
新規ドメインの場合
新規ドメインを取得し構築したWebサイトなら、検索順位を上げるために様々なSEO対策をしていく必要がでてきます。
中古ドメインでもSEO対策は必要ですが、ドメインとしてのスタートラインに違いがあり、新規ドメインの場合はどうしてもバックリンク資産を構築するまでに時間がかかってしまいます。
中古ドメインは活かす必要がある
ただし、バックリンク資産を活用するためには、どのサブページにリンクされたかを事前に確認し、該当ページのURL復元や301リダイレクト転送を行うことが必要です。
特に301リダイレクトを使った対策は見逃されがちですので、設定作業を忘れないよう心がけていきましょう。
ドメイン自体が持つ力がある
これらに加え、中古ドメインはドメインパワーがあります。
バックリンク資産や過去の運用や検索順位など、すべての要素が「ドメイン自体に力」として蓄積されていることにより効果を生み出しています。
また、ドメインの年齢ともいえる「ドメインエイジ」が高く、検索エンジンからの評価が得られる可能性が高くなります。
中古ドメインのデメリットとは
新規ドメインに比べてメリットが多い中古ドメインですが、気を付けておきたいデメリットもあります。
- リスクはゼロではないということ
- 高品質な中古ドメインは高額になる傾向
- 過去のドメインのマイナス面も引き継いでしまう
- ドメイン名があまり選べない(サイト内容とドメイン名の不一致)
SEO上級者でも予測しにくい「急激な検索順位の低下」
中古ドメインはSEO上級者でも予測しにくい「急激な検索順位の低下」を起こすことがあります。
これは購入後しばらくして発生することが多いのですが、発生しないケースもあり、法則をつかむことは容易ではありません。
しかし、購入後すぐにこのような事態が起こることは少なく、適切な管理や運用、対策を施していれば十分に使用できます。
ドメイン自体の価格の高さ
全てとは言い切れませんが、ドメインパワーが高く品質がいい中古ドメインは高額で取引されています。
高い中古ドメインだから効果が保証されているわけではありませんが、それなりに良いドメインを手にしたい場合は金額が必要でしょう。
価格が安くても効果を生む中古ドメインもたくさんありますが、中古ドメインが持っている価値や質を見極めて価格との折り合いをつける能力が問われるでしょう。
注意したい、「ペナルティの引き継ぎ」
取得した中古ドメインが過去に検索エンジンからペナルティを受けていると、その情報が引き継がれてしまいます。
購入したばかりの中古ドメインにGoogleの手動ペナルティが付いていた、なんてこともあります。
ペナルティを引き継いだ状態でSEO対策をしても思うように効果が出ず、 コストパフォーマンスが大きく落ちることにつながるでしょう。
文字列を選べない
新規ドメイン名と違い好きな文字列を選択できない場合があります。
新しく自社のサービス名に一致してるものや近いドメインが欲しくても中古市場に出回っている可能性は低いからです。
文字列にこだわりやブランドイメージを気にしている場合は、中古ドメインは向いていないでしょう。
中古ドメインは正しく使うことでSEO効果を発揮
デメリットがあることで、中古ドメインの購入をためらう方もいるかもしれません。
しかし、中古ドメインは使い方次第で短期間に大きなSEO効果をあげるためのツールのひとつです。
つまり、Webサイトのスタートアップ時と相性が良いといえるでしょう。
ドメインが持つ特徴を把握しよう
ドメインが過去に評価されていた分野と同分野でサイトを構築するのであれば、より効果は高まります。
もちろんデメリットもありますが、デメリットの対策をすることで、手堅く効果を出せる投資とも考えられるのです。
いかにリスクを減らせるかが重要
リターンにはリスクはつきものですが、中古ドメインのリスクは選定をしっかり行い、適切な運用を行えば回避できます。
しっかりと事前に目的意識を持ち、事前調査や正しい運用、適切なSEO対策を行えば、リスクも少なく短期間で検索順位を上げることも十分可能になります。
新規ドメインを取得した場合のサイト構築+SEO対策にかかるコストと照らし合わせながら、中古ドメインを賢く利用することをオススメします。