【中古ドメイン実験企画】中古ドメインを使った立ち上げ実験(結果報告)
投稿日:2021/11/16 (更新日:)
お待たせしました!
中古ドメインの実験企画「中古ドメインを使って新規サイトを立ち上げ、SEO効果を検証」
こちらの検証結果がでましたので、ご報告いたします。
果たして、中古ドメインを使った新規サイトの立ち上げにSEO効果は見込めるのか、結果をご覧ください。
中古ドメイン立ち上げ実験の結果報告
「中古ドメインを使って新規サイトを立ち上げる実験」、通称「中古ドメイン立ち上げ実験」の結果報告をしたいと思います。
- サイト公開日:2021年10月5日(火曜日)
- サイトURL:https://www.teamgear.net
検証内容
- サイトがインデックスされるまでにかかった日数(Google Search Consoleで確認)
- インデックスしたいすべてのページがインデックスされるのにかかった日数(外部の検索順位チェックツールで確認)
- 検索クエリが認識されるまでにかかった日数(Google Search Consoleで確認)
- 特定の検索キーワードに検索順位が付くまでにかかった日数(外部の検索順位チェックツールで確認)
【検証結果①】サイトがインデックスされるまでにかかった日数
- サイト公開日:2021年10月5日(火曜日)9時30分
- 初インデックス確認日:2021年10月5日16時20分に確認(公開より約7時間後)
上記画像は、サイト公開直後のGoogle Search Consoleのスクリーンショットです。
当然ながらインデックスは入っていません。
また、Google Search Consoleではリアルタイムに反映がされないため、「site:」でもインデックス状況を確認していきます。
上記画像は、公開直後(9時30分に撮影した画像)に「site:https://www.teamgear.net/」でのインデックス状況です。
インデックスが入っていない状態がご確認いただけるかと思います。
上記画像は、公開後の約7時間後(16時20分に撮影した画像)に「site:https://www.teamgear.net/」でのインデックス状況です。
インデックスがしっかり入っていることがご確認いただけるかと思います。
サイトがインデックスされるまでについて、Google Search Consoleでは
Google Search Console 新しいページが公開されてから Google によるクロールが行われ、さらにインデックスに登録されるまでには、しばらく時間がかかります。インデックス登録が完了するまでにかかる時間は、一般的に合計で 1 日から数週間と、さまざまな要因によって変動します https://support.google.com/webmasters/answer/7474347?hl=ja
と、説明されています。
新規で立ち上げたばかりのサイトでは、クローラーの巡回頻度も低く、インデックスに登録されるまでにはそれなりに時間を要します。
今回の中古ドメインを使った立ち上げ実験では、公開から初インデックスまでに約7時間と通常よりはるかに早いスピードだったことがわかりました。
【検証結果②】インデックスしたいすべてのページがインデックスされるのにかかった日数
インデックスさせたいページ数は、42ページ(TOPページやカテゴリーページ、記事ページなど)となります。
上記画像はGoogle Search Consoleで確認できるインデックスされた数になります。
サイト公開の翌日には42ページ中、35ページがインデックスされています。
また、カテゴリーページの2ページ目が誤ってインデックスさせてしまい、1件余計にインデックスさせてしまいました。
皆さまが記事一覧や分割ページを扱う時には、2ページ目以降にCanonicalを設定し、正規化が正しくできているか確認しておきましょう。
下記画像はGoogle Search Consoleで確認できるインデックスされたページ一覧になります。
今回の実験では、インデックスさせたい42ページすべてがインデックスされたのはサイト公開から25日後でした。
サイト公開日:2021年10月5日 → インデックス完了日:2021年10月30日
あらためて、中古ドメインのGoogleの認識速度が速いことが分かる結果となりました。
【検証結果③】検索クエリが認識されるまでにかかった日数
検索クエリは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンを利用してどのような語句を検索窓に入力して、サイトに訪れたのかをGoogle Search Consoleの検索パフォーマンスで確認することができます。
下記の画像のように、サイト公開直後は検索パフォーマンスは無い状態です。
Google Search Console上で検索クエリが認識されたのはサイト公開日当日で「ssd 略」というキーワードでした。
下記は、2021年10月5日(サイト公開日)から2021年11月2日までのGoogle Search Consoleの検索パフォーマンスの画面です。
- ホワイトハットseo
- ドメインオーソリティ 目安
- アフィリエイト 必要なもの
- アフィリエイト 例
- ネットで稼ぐ 仕組み
といった、サイトコンテンツに関連したキーワードが認識されていました。
また、その他の外部ツールを利用して検索クエリを確認してみました。
こちらのツールでは検索クエリが認識されたのはサイト公開日から6日後でした。
- ネットで稼ぐ 仕組み
- ホワイトハットseo
- 中古ドメイン ツール
- ドメインスコア
- ip分散
こちらもサイトコンテンツに関するキーワードが認識されています。
通常、新規ドメインでは、これほど早くGoogle Search Consoleで検索クエリが認識されることはありません。
検索クエリが認識されるには1週間~2週間程度かかってしまします。
中古ドメインがインデックスされる速度(Googleに認識される速度)が検索クエリの表示結果に影響を与えていると考えられます。
狙っているキーワードでいち早く検索順位の上昇を目指したいなら中古ドメインの力を借りると良いでしょう。
【検証結果④】特定の検索キーワードに検索順位がつくまでにかかった日数
順位を計測する対策キーワードを用意し、こちらのキーワードに検索順位がどの程度つくのか検証してみました。
調査期間:サイト公開日(2021年10月5日) → 30日間(2021年11月4日)
調査期間はサイトの公開日から30日間で、対策キーワードの30日後の順位は何位だったのかを計測しました。
【キーワード】 | 【順位】 | 【最高順位】 |
---|---|---|
アフィリエイト ガイドライン違反 | 圏外 → 1位 | 1位 |
アフィリエイト 手動ペナルティ | 圏外 → 4位 | 4位 |
クラウドソーシング 始め方 | 圏外 → 11位 | 11位 |
アフィリエイト ホワイトハットSEO | 圏外 → 22位 | 13位 |
アフィリエイト ブラックハットSEO | 圏外 → 23位 | 18位 |
クラウドソーシング 用意するもの | 圏外 → 25位 | 24位 |
副業 スキル不要 | 圏外 → 45位 | 45位 |
ネット副業 仕組み | 圏外 → 51位 | 34位 |
セルフバック リスク | 圏外 → 53位 | 23位 |
自己アフィリエイト セルフB | 圏外 → 47位 | 28位 |
主に順位がついたキーワードは上記の通りです。
「アフィリエイト ガイドライン違反」というキーワードで【1位】を獲得しました。
実際のコンテンツはこちら↓
ページタイトル:そのアフィリエイトサイト、ガイドライン違反?
こちらのキーワードでの検索ボリュームはありませんが、「アフィリエイト」のニッチワードで幅広く検索上位化を狙い、サイト全体の評価を高めていく。という目的でのキーワード選定のため、まずは、その第一歩と考えています。
また、この他にも「ホワイトハットSEO」「ブラックハットSEO」「手動ペナルティ」など、「アフィリエイト」を絡めたキーワードで順位がついてきていますので、
ここから更に改善を進めていくことで早期に上位化も狙っていけるのではないかと思います。
その他、下記、Google Search Consoleで検索クエリで抽出された主なキーワードと順位になります。(2021年11月4日時点)
- コンテンツ改善:36位
- ドメインオーソリティ 目安:37位
- SEO スコアチェック:77位
- ワードプレス 用語:62位
- アフィリエイト やめる:51位
- アフィリエイト サイト 例:73位
- ip 分散サーバー:43位
- 中古ドメイン メリット:80位
検索順位の測定で最初に順位が入ったのが、
「アフィリエイト ブラックハットSEO」で、10月7日(公開から3日後)に29位でランクインしました。
翌日には、圏外に飛び4日後の10月11日に再び26位の順位でランクインし、そこから順位をキープし続け現在4位(11月4日現在)にまで上昇しています。
続いて、10月8日に「アフィリエイト ガイドライン違反」「アフィリエイト 手動ペナルティ」で順位が入り、10月11日(公開から6日後)には、その他のキーワードで順位が入り始めています。
およそ1週間で、複数の対策キーワードで順位が入り、30日間の計測ではキーワード順位も上昇しています。
サイトのアクセス状況
実験の検証結果から、インデックススピードや検索クエリが早期獲得できることが、わかりました。
では、実際のアクセス状況についてご紹介します。
サイト公開の10月5日から11月4日までのデータとなります。
※下記画像では、確認のため10月1日~4日の公開前の状況を含めておりますが、アクセスはもちろんありません。
アクセス数は決して多いとは言えませんが、サイト規模や新規立ち上げサイトとして見れば良いのではないでしょうか。
また、中古ドメインの選定でもご紹介したように「スタートダッシュとしての役割を果たし、また一からコンテンツを育てながらでも十分に競合サイトと張り合えるパワーランクのドメイン」という観点からも、役割をしっかり果たしてくれているかと思います。
ここから更にGoogle Search Consoleで取得した検索クエリや検索順位を参考にコンテンツ強化、改善など、SEO対策を行うことで、検索順位をさらに上げていけるかと思います。
まとめ
検証結果から、通常よりもクローラーの巡回が早くインデックスのスピードも早いことがわかりました。
また、インデックス速度の上昇にともない検索クエリの認識も早まり、結果として検索順位がつくまでにかかった日数の上昇にもつながったものと推測されます。
中古ドメイン実験企画記事一覧
実験概要
立ち上げ編
- 【第2回】立ち上げ実験 - ドメインの選定方法(パワーランク、被リンク編)
- 【第3回】立ち上げ実験 - ドメインの選定方法(ドメイン年齢、過去の運用履歴編)
- 【第4回】立ち上げ実験 - 中古ドメインの購入から納品まで
- 【第5回】立ち上げ実験 - WordPressでのサイト立ち上げ準備
- 【第6回】立ち上げ実験 - SEOを意識したサイト設定
- 【第7回】立ち上げ実験 - 被リンクの活用とサイト公開(実験開始)
- 【第8回】立ち上げ実験 - 立ち上げ実験(結果報告)
載せ替え編
- 【第9回】載せ替え実験 - 実験概要とドメインの選定方法【1】
- 【第10回】載せ替え実験 - メインの選定方法【2】
- 【第11回】載せ替え実験 - 中古ドメインの購入・whois情報について
- 【第12回】載せ替え実験 - サイト準備・WordPressのセキュリティ対策
- 【第13回】載せ替え実験 - 載せ替え手順とSEO対策について
- 【第14回】載せ替え実験 - サイト公開(実験開始)・公開後の作業
- 【第15回】載せ替え実験 - 載せ替え実験(結果報告)